社会人向け教養サービス 『テンミニッツTV』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
人はなぜ「ディズニーランド」に行きたくなるのか?
2021年10月からチケットが値上がりしたディズニーランド。毎年のように値上げが敢行され、2011年から2016年の間に約1200円も上昇、そこからさらに2021年の2回の値上げでも合計1200円上昇しています。そんな状況に不満の声が広がる一方、「二度と行かない」という言葉は耳にしません。決して安くはない金額を払っても、通い続けるリピーターが多いことも事実です。
今回はそんなディズニーファンの人たちに、その魅力を調査。15歳の女子高生から50代の主婦まで計15人の女性に、「あなたはなぜディズニーランドに行くのか?」というテーマでお話をうかがいました。
・「ショーを観たりアトラクションに乗るとワクワク・ゾワゾワします。そのワクワク・ゾワゾワは、ディズニーでしか味わえないから行くんです」(15歳・女子高生)
・「キラキラした夢のような空間で、頭を空っぽにして楽しめるから」(40歳・歯科助手)
・「ランドに居る間はずっとドキドキしていられるので。その高揚感と多幸感って、自分の結婚式と同じくらい特別なもの」(41歳・インテリアデザイナー)
なぜ自分がディズニーランドに行きたいのか考えたこともなかった、と改めて魅力を語ろうとすると、皆さんの口から出てくるのが擬音語。これは言葉で説明しにくいエモーショナルな体験が、ファンを引きつけている証ともいえます。普段あまり感情をあらわにできない大人も、「ディズニーランドでは感情に素直になれる」というポイントが大きいようです。
・「アルバイト時は、現実を忘れてもらう会社の努力を感じていました。外が見えないように壁を高くし、できるだけゲスト自身が自分を映す鏡を置かない。自動販売機の導入が検討された時も、世界観を壊すともめたことも」(30歳・元キャスト)
・「シンデレラ城で案内係をしていました。自分が恥ずかしがるとゲストにも伝わってしまう。キャストが堂々と別世界の住人を演じることで、ゲストもその世界に連れていけると信じていました。いま自分が客側になっても、非日常を求めて来園していますから間違っていなかったと思います」(43歳・元キャスト)
今では客としても来園するふたりが語るのは、非日常の世界観について。ここに来ないと、身を置くことの出来ない夢の世界が徹底して作り上げられていることが、ディズニーランドの特別感を高めているようです。
「たとえば『不思議の国のアリス』。その鏡の中の世界に実際に行けたような感覚に。本の中にしか存在しなかった場所に手が届く満足感がたまりません。」そう語るAさん(50歳・主婦)の部屋を見せてもらいましたが、そこはまさにプリンセスの寝室のように現実離れしたインテリアに囲まれていました。女性の多くには、いくつになってもそんな別世界への憧れがあり、それを叶えてくれるのがディズニーランドという存在なのかも知れません。
・「子どもの頃は家族と、学生時代は友人や恋人と、そして結婚・出産を経てまた自分の子どもと行っています。暴力・悪意などネガティブ要素が一切ないので、老若男女誰とでも行けるのも大きいです」(37歳・主婦)
・「他の遊園地って、大人だけじゃ行きにくい。でもディズニーは大人になっても楽しめる場所だから受け入れられている感じがします」(29歳・ダンス講師)
「アトラクションやショー、キャラクターなど行くたびに小さいけれど新しい発見や刺激があります。1日では回り尽くせないし、また来たい、今度はいつ誰と来よう、と次回が楽しみになりリピーターになりました」(27歳・販売員)
年齢、性別、立場、同伴者に関わらず、そのときの自分に合った楽しみ方ができるのが、何度も飽きずに足を運んでしまう魅力のようです。ディズニーランド自体に大きなインパクトを求めて行くのではなく、自分に合わせた付き合い方が無理なく選択できることが継続性を生んでいるよう。
今回色々な方に取材をして少しずつわかってきた、ディズニーランドに行く理由。それは、エモーショナルな感動体験、現実逃避、そして誰もが自分なりに楽しめる自由と平等。これらは、ディズニーランドから一歩外に出れば、毎日忙しく、理不尽なことや不条理なこととも戦わなければいけない現代人にとって、もしかしたら今一番欲しいものなのかもしれませんね。
今回はそんなディズニーファンの人たちに、その魅力を調査。15歳の女子高生から50代の主婦まで計15人の女性に、「あなたはなぜディズニーランドに行くのか?」というテーマでお話をうかがいました。
ワクワク、キラキラ、ドキドキ‥感情体験がクセになる
まず、多くの方から第一声として「擬音語」が出てくるという特徴が。・「ショーを観たりアトラクションに乗るとワクワク・ゾワゾワします。そのワクワク・ゾワゾワは、ディズニーでしか味わえないから行くんです」(15歳・女子高生)
・「キラキラした夢のような空間で、頭を空っぽにして楽しめるから」(40歳・歯科助手)
・「ランドに居る間はずっとドキドキしていられるので。その高揚感と多幸感って、自分の結婚式と同じくらい特別なもの」(41歳・インテリアデザイナー)
なぜ自分がディズニーランドに行きたいのか考えたこともなかった、と改めて魅力を語ろうとすると、皆さんの口から出てくるのが擬音語。これは言葉で説明しにくいエモーショナルな体験が、ファンを引きつけている証ともいえます。普段あまり感情をあらわにできない大人も、「ディズニーランドでは感情に素直になれる」というポイントが大きいようです。
物語の世界観を体感できる、非日常的な喜び
実際にディズニーランドでキャストとして働いていた2人の女性にも取材。作り手の側からも、その魅力を語ってもらいました。・「アルバイト時は、現実を忘れてもらう会社の努力を感じていました。外が見えないように壁を高くし、できるだけゲスト自身が自分を映す鏡を置かない。自動販売機の導入が検討された時も、世界観を壊すともめたことも」(30歳・元キャスト)
・「シンデレラ城で案内係をしていました。自分が恥ずかしがるとゲストにも伝わってしまう。キャストが堂々と別世界の住人を演じることで、ゲストもその世界に連れていけると信じていました。いま自分が客側になっても、非日常を求めて来園していますから間違っていなかったと思います」(43歳・元キャスト)
今では客としても来園するふたりが語るのは、非日常の世界観について。ここに来ないと、身を置くことの出来ない夢の世界が徹底して作り上げられていることが、ディズニーランドの特別感を高めているようです。
「たとえば『不思議の国のアリス』。その鏡の中の世界に実際に行けたような感覚に。本の中にしか存在しなかった場所に手が届く満足感がたまりません。」そう語るAさん(50歳・主婦)の部屋を見せてもらいましたが、そこはまさにプリンセスの寝室のように現実離れしたインテリアに囲まれていました。女性の多くには、いくつになってもそんな別世界への憧れがあり、それを叶えてくれるのがディズニーランドという存在なのかも知れません。
老若男女、自分に合った楽しみ方が許される”ゆるさ”
リピーターの皆さんのなかには、幼少期からアラフォーまでの長いファン歴を持つ人も多くいます。それだけの長期間、飽きずに通い続ける場所や好きでい続ける対象は、他にはなかなか思いつきません。・「子どもの頃は家族と、学生時代は友人や恋人と、そして結婚・出産を経てまた自分の子どもと行っています。暴力・悪意などネガティブ要素が一切ないので、老若男女誰とでも行けるのも大きいです」(37歳・主婦)
・「他の遊園地って、大人だけじゃ行きにくい。でもディズニーは大人になっても楽しめる場所だから受け入れられている感じがします」(29歳・ダンス講師)
「アトラクションやショー、キャラクターなど行くたびに小さいけれど新しい発見や刺激があります。1日では回り尽くせないし、また来たい、今度はいつ誰と来よう、と次回が楽しみになりリピーターになりました」(27歳・販売員)
年齢、性別、立場、同伴者に関わらず、そのときの自分に合った楽しみ方ができるのが、何度も飽きずに足を運んでしまう魅力のようです。ディズニーランド自体に大きなインパクトを求めて行くのではなく、自分に合わせた付き合い方が無理なく選択できることが継続性を生んでいるよう。
今回色々な方に取材をして少しずつわかってきた、ディズニーランドに行く理由。それは、エモーショナルな感動体験、現実逃避、そして誰もが自分なりに楽しめる自由と平等。これらは、ディズニーランドから一歩外に出れば、毎日忙しく、理不尽なことや不条理なこととも戦わなければいけない現代人にとって、もしかしたら今一番欲しいものなのかもしれませんね。
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
物知りもいいけど知的な教養人も“あり”だと思います。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,500本以上。
『テンミニッツTV』 で人気の教養講義をご紹介します。
花粉、炭素、酸素同位体…重複分析で分かる弥生時代の環境
弥生人の実態~研究結果が明かす生活と文化(3)弥生時代の環境と気候
古代の気候を推測するために、研究者はさまざまな方法を駆使してきた。海水面の位置をもとにした「弥生の小海退」説をはじめ、花粉や炭素濃度などから行う分析法には難点もある。その難点を克服した方法によって見えてきた弥生...
収録日:2024/07/29
追加日:2025/04/02
分断進む世界でつなげていく力――ジェトロ「3つの役割」
グローバル環境の変化と日本の課題(5)ジェトロが取り組む企業支援
グローバル経済の中で日本企業がプレゼンスを高めていくための支援を、ジェトロ(日本貿易振興機構)は積極的に行っている。「攻めの経営」の機運が出始めた今、その好循環を促進していくための取り組みの数々を紹介する。(全6...
収録日:2025/01/17
追加日:2025/04/01
なぜやる気が出ないのか…『それから』の主人公の謎に迫る
いま夏目漱石の前期三部作を読む(5)『それから』の謎と偶然の明治維新
前期三部作の2作目『それから』は、裕福な家に生まれ東大を卒業しながらも無気力に生きる主人公の長井代助を描いたものである。代助は友人の妻である三千代への思いを語るが、それが明かされるのは物語の終盤である。そこが『そ...
収録日:2024/12/02
追加日:2025/03/30
きっかけはイチロー、右肩上がりの成長曲線で二刀流完成へ
大谷翔平の育て方・育ち方(5)栗山監督の言葉と二刀流への挑戦
高校を卒業した大谷翔平選手には、選手としての可能性を評価してくれた人、そのための方策を本気で考えてくれた人がいた。それは、ロサンゼルス・ドジャースの日本担当スカウト小島圭市氏と、元日本ハムファイターズ監督で前WBC...
収録日:2024/11/28
追加日:2025/03/31
このように投資にお金を回せば、社会課題も解決できる
お金の回し方…日本の死蔵マネー活用法(6)日本の課題解決にお金を回す
国内でいかにお金を生み、循環させるべきか。既存の大量資金を社会課題解決に向けて循環させるための方策はあるのか。日本の財政・金融政策を振り返りつつ、産業育成や教育投資、助け合う金融の再構築を通した、バランスの取れ...
収録日:2024/12/04
追加日:2025/03/29