松下幸之助の人づくり≪1≫真のリーダーとは
この講義シリーズは第2話まで
登録不要無料視聴できます!
▶ 第1話を無料視聴する
閉じる
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
小売屋さんの商売の価値判断を身をもって知る
松下幸之助の人づくり≪1≫真のリーダーとは(10)犬の尾の振り方からも何かを発見できる―万事研修
松下幸之助(パナソニック(旧松下電器産業)グループ創業者)
松下政経塾の塾生たちは皆、座学だけではなく、松下電器の工場や販売店で一定期間の実習を経験する。松下幸之助は、この肝いりの実習を通じて、彼らに身をもって何を感じてほしかったのか。この貴重な体験を生かすも捨てるも自分次第、心して見れば犬の尻尾の振り方一つからも何かを悟ることができる!(第1章10話目)
時間:18分02秒
収録日:2015年6月17日
追加日:2015年12月10日
カテゴリー:
≪全文≫

●座学と実習で必死にもがき、血尿が出た/野田佳彦


 1980(昭和55)年4月に政経塾に入って、6月ぐらいまでは松下さんのお話を聞いたり、関連するお話を聞いたり、ビデオを見たりという、座学なのです。それで、夏に工場実習をして、秋から冬に販売実習をして、今度は外に出て汗をかく研修です。それで、翌年の81年に入ってから、またしばらく座学に戻るのですね。ずっと現場に出ていって、今度は戻って、いろんな課題をもらい、それをレポートで書いていくということをやると同時に、週末は自主研修です。一応、月曜日から金曜日までは政経塾の中での研修と、外の研修があるのですが、土曜、日曜は自分で自主研修です。ある日、用を足した時に、血尿が出たのです。その時ですよ。

 虹のようにきれいに出ましてですね。座学も一生懸命やっていたから、レポートもいっぱいたまっていましたからね。その時は睡眠2、3時間で連日書いていました。

 塾を創設した人が目を真っ赤にして眠れなかったというぐらいに、ど真剣に国を憂いているという姿を見ている時に、自分たちもやはりそれに一歩でも近づこうと、応えられる人材になろうと、必死でもがいていたのですよね。


●4年たったら一つの店を預かれるようになれ


 商店なり会社に手伝いに行く、見習いに行く、研修に行くということは、一番大事なのは、そこの人になりきってしまわないといけない。たとえ3日なら3日手伝いに行くのでも、一生そこに置いてもらうということになりきらないと3日の意味がない。3日が3日もう飛んでしまう。そういうふうに徹したら、そこの店主の、その商店のいいところが皆分かるから。

 そして、卒業するまでに4年あるから、4年たったら、一つの店を預かってやっていけるというようにならなければいけない。そのぐらいにはなれるはず。


●世の中の実態が身に染みて、初めて生きた政治ができる


やがて諸君に、小売屋さんの実習に行ってもらう。小売屋さんはどんなつらい思いで仕事をしているか。どんなに金をもうけるのに困っているか。税金というものに対して、どれだけ苦痛を感じているかが分かる。そうすると、税金というものは、こういう取り方はいけない、税金はもっと軽くていいはずだ、国費を減ぜないといけないと分かる。そういうことも政治活動の仕事の一つ。そういうことも身に染みて分かる。身に染み...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
「政治と経済」でまず見るべき講義シリーズ
お金の回し方…日本の死蔵マネー活用法(1)銀行がお金を生む仕組み
信用創造・預金創造とは?社会でお金が流通する仕組み
養田功一郎
デジタル全体主義を哲学的に考える(1)デジタル全体主義とは何か
20世紀型の全体主義とは違う現代の「デジタル全体主義」
中島隆博
日本人が知らないアメリカ政治のしくみ(1)アメリカの大統領権限
権限の少ないアメリカ大統領は政治をどう動かしているのか
曽根泰教
内側から見たアメリカと日本(1)ラストベルトをつくったのは誰か
トランプの誤謬…米国製造業を壊した犯人は米国の経営者
島田晴雄
中国共産党と人権問題(1)中国共産党の思惑と歴史的背景
深刻化する中国の人権問題…中国共産党の思惑と人権の本質
橋爪大三郎
習近平中国の真実…米中関係・台湾問題(1)習近平の歴史的特徴とは?
一強独裁=1人独裁の光と影…「強い中国」への動機と限界
垂秀夫

人気の講義ランキングTOP10
「進化」への誤解…本当は何か?(6)木村資生の中立説
欧州では不人気…木村資生の中立説とダーウィンとの違い
長谷川眞理子
歌舞伎はスゴイ(1)市川團十郎の何がスゴイか(前編)
市川團十郎の歴史…圧倒的才能の初代から六代目までの奮闘
堀口茉純
豊臣兄弟~秀吉と秀長の実像に迫る(7)領国経営と秀長の統治能力
想像以上に有能――領民に慕われた秀長のリーダーシップ
黒田基樹
逆境に対峙する哲学(10)遺産を交換する
ナイチンゲールの怒りから学ぶこと…逆境の中で考えるとは
津崎良典
「幸福とは何か」を考えてみよう(1)なぜ幸せになりたいのですか
「幸福」について語り合う「哲学カフェ」を再現
津崎良典
戦略的資本主義と日本~アメリカの復活に学ぶ5つの提言
戦略的資本主義とは?日本再生へアメリカに学ぶ5つの提言
片瀬裕文
経済と社会の本質を見抜く(4)コンプライアンスとリスクの境界線
コンプライアンスよりも重いレピュテーショナルリスク問題
柳川範之
新しい循環文明への道(1)採掘文明から循環文明へ
2026年頭所感~循環文明の「三つの柱」…いよいよ実現へ
小宮山宏
熟睡できる環境・習慣とは(1)熟睡のための条件と認知行動療法
熟睡のために――自分にあった「理想的睡眠」の見つけ方
西野精治
何回説明しても伝わらない問題と認知科学(2)バイアスの正体と情報の抑制
『100万回死んだねこ』って…!?記憶の限界とバイアスの役割
今井むつみ