松下幸之助の人づくり≪1≫真のリーダーとは
この講義シリーズは第2話まで
登録不要で無料視聴できます!
第1話へ
▶ この講義を再生
この講義の続きはもちろん、
6,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
必見! 松下幸之助、慈愛ゆえの「本気の叱責」
松下幸之助の人づくり≪1≫真のリーダーとは(11)「猫に小判」じゃ駄目だ―情熱と真剣勝負
松下幸之助(パナソニック(旧松下電器産業)グループ創業者)
松下政経塾入塾からはや1年が経過した第1期生。しかし、松下幸之助の耳に届いていたのは、覇気のない塾生たちの様子ばかり。一年次修了式の前日、学びの宝庫である販売実習が身に染みていない塾生のふがいなさに、「猫に小判じゃ駄目だ」と、幸之助は静かに厳しく叱責を下し始めた。塾生たちはもちろん、顔面蒼白だ――。慈愛ゆえの幸之助の「本気のお説教」の凄み、そして翌日の修了式でそれを必死に挽回しようとした若き日の野田佳彦氏の塾生代表謝辞の秘蔵映像は必見!(第1章11話目)
時間:12分11秒
収録日:2015年6月17日
追加日:2015年12月14日
カテゴリー:
≪全文≫

●「猫に小判」じゃ駄目だ~君らは辛酸を舐めていない~


 君らは辛酸を舐めていないだろ。つまり君らは、心眼が開けていない。経営というものについては心眼が開けていない。だから分からない。(販売実習に行った販売店は)人の育て方、人の使い方、お得意先に対しての仕事の仕方、その全部を持っている。

 君、「猫に小判」という言葉があるだろ。猫に小判だったら駄目だろう、君は、その猫に小判の方だ。

 だから、そんなふわふわしたことでは何もできない。それは身に染みていない。経営なら経営ということの、大事なことが、身に染みていない。君が身に染みとったら、ぴーんと皆分かる。それを、うかうかしている。ある程度、まあいいところを取ろうと思っているのだろうけれど、その取ろうと思っている熱意が足りない。熱意が強いと、皆ぴんぴん分かる。それではどこでやっても駄目だ。そういうことでは。

 君、猫に小判になったらいけない。小判の価値判断ができるか。小判の価値判断ができなければいけない。だから帰ってきて、その商売というものはあんなに熱心にやらなければいけない、店員を使っていくのにあそこまで細々とした思いやりを持たないと店員は使えないというようなことを、非常に身に染みて分かったといって報告しなければいけない。10人なら10人の人をこうして養成している。その養成でも、引き伸ばすようにしてやっている。並大抵でない。その苦労を察したなら、呑気なことを言っていられない。

 向こうの人がよく動いているというのは、あの社長の下で、社長以下感激してやっているということ。だから1年もいたら、もう立派に間に合う人間になる。そういう一番肝心要のところ、一つの経営体でも、人使いがうまい会社でなければいけない。人使いが下手な会社は成功しない。人使いというものは、非常に難しい問題。

15、6歳のぼんさん(子ども)でも、どういうふうにどう育てたらいいとか、将来こういう大人になるというようなことをよく考えて、いわば痩せる思いで使っている。その思いを察しないといけない。それを察することのできない人では、とっても経営者になれないと、私は思う。

 店に来るお客さんは、ここの店主は経済学博士で有名な人だからといって、物を買おうとは思わない。経済学博士でなくても、ここのおやじさんは学問も何もないけれど、なんとなくその店に行...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「政治と経済」でまず見るべき講義シリーズ
教養としての「人口減少問題と社会保障」(1)急速に人口減少する日本の現実
毎年100万人ずつ減少…急降下する日本の人口問題を考える
森田朗
第2次トランプ政権の危険性と本質(1)実は「経済重視」ではない?
トランプ政権の極右ポピュリズム…文化戦争を重視し経済軽視
柿埜真吾
アメリカの理念と本質(1)西洋文明の行き着いた先と三つの建国
アメリカの理念と本質とは?…まず「三つの建国」から原点に迫る
中西輝政
政治思想史の古典『法の精神』と『社会契約論』を学ぶ(1)二人の思想家
モンテスキューとルソー…二人の思想家の共通の敵とは?
川出良枝
プーチンのロシア―その思想と戦略―(1)プーチン政治の特徴
ロシア皇帝のように悪者を叱る人…プーチンの思想と歴史観
山添博史
半導体から見る明日の世界(1)世界的な半導体不足と日本の可能性
なぜ世界の半導体不足は起きた?台湾TSMCと日本復活への鍵
島田晴雄

人気の講義ランキングTOP10
伊福部昭で語る日本・西洋・近代(1)チェレプニン賞に輝いた無名の作曲家
映画『ゴジラ』の作曲家・伊福部昭が直面した「日本と東洋と西洋」そして「近代の超克」
片山杜秀
「良き対話」とは?――哲学から考える(1)対話とは何か――会話・説教との違い
「良き対話」のヒントを哲学から考える…「対話」の大前提とは、そして「会話」「説教」「場回し」とは何が違うのか?
納富信留
「満洲」から考える日本とアジア(1)「満洲」を知る意義とは
「満洲史」はなぜ現代日本でタブー視されるのか?…王道楽土の夢とアヘンなどの裏面から見えてくる現代への教訓
宮脇淳子
編集部ラジオ2026(38)アメリカ中間選挙と民主主義
【10min解説】第2期のトランプ大統領と中間選挙を考える
テンミニッツ・アカデミー編集部
ロシア人の見る「ロシアの歴史」(1)会ってみたプーチン…その実像
ロシア人の見る「ロシアの歴史」を知るとロシアがよくわかる・・・実際に会ってみたプーチンの印象とは?
上月豊久
高齢者のフレイル・認知症とその予防対策(1)老年病科と高齢者の疾患・病態の特徴
頻尿、低栄養、転倒、誤嚥、フレイル…増える老年症候群と高齢者の疾患・病態の特徴
小川純人
「重要思考」で考え、伝え、聴き、議論する(1)「重要思考」のエッセンス
重要思考とは?「一瞬で大切なことを伝える技術」を学ぶ
三谷宏治
生成AI「Round 2」への向き合い方(1)生成AI導入の現在地
生成AIの利活用に格差…世界の導入事情と日本の現状
渡辺宣彦
教養としての「ユダヤ人の歴史とユダヤ教」(1)ユダヤ人とは誰のことか
ユダヤ人とは?なぜ差別?お金持ち?…『ユダヤ人の歴史』に学ぶ
鶴見太郎
小澤開作と満洲事変・日中戦争(1)少年時代の苦労と五族協和の夢
満洲で「五族協和」に命を懸けた小澤征爾の父・小澤開作
小澤俊夫