松下幸之助の人づくり≪1≫真のリーダーとは
この講義シリーズは第2話まで
登録不要無料視聴できます!
第1話へ
▶ この講義を再生
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
常に志を抱きつつ懸命に為すべきを為すならば
松下幸之助の人づくり≪1≫真のリーダーとは(6)わしなら人がたくさんいる前で皿回しやる―素志貫徹
松下幸之助(パナソニック(旧松下電器産業)グループ創業者)
松下政経塾の「五誓」の中の最初の誓いである「素志貫徹」。松下政経塾第1期生で第95代内閣総理大臣・野田佳彦氏の座右の銘でもあるが、この言葉の本当の意味を実感できたのは、塾生時代ではなく、政治家になり、選挙に落選した時だったという。政治活動を始めて25年間、毎朝欠かさず街頭演説に立ち続けた野田氏を支えてきた「素志貫徹」精神に迫る。(第1章6話目)
時間:8分24秒
収録日:2015年6月17日
追加日:2015年11月26日
カテゴリー:
≪全文≫

●社会に出て、格闘し、ようやくあの言葉の意味が分かった/野田佳彦


 松下電器は、朝礼を通じて、七精神を含めて、社員が唱和をしながら、毎日毎日続けることによって、皆が共有するということをやってきた会社だったのですね。その精神で多分、松下政経塾も「塾是」「塾訓」、それから五つの誓いである「五誓」を、毎朝朝礼で唱和をしたのでしょう。

 しかし、塾にいた間は、ただただずっと反芻するだけなのですよね。意味もよく分からないけれども、松下幸之助さんが長い人生の中で培ってきた理念や考え方を、毎日唱和することによって少しでも覚えていこうということでやっていたと思うのです。

 これは塾長がおっしゃる通りでしたが、やはり社会に出て、現場に出て、格闘して、ようやく「あの言葉とはこういうことだったんだな」というのが分かることがたくさんあります。政経塾の場合では、例えば五誓です。私は、いつも色紙にも書くのですけれど、「素志貫徹」。「常に志を抱きつつ懸命に為すべきを為すならば、いかなる困難に出会うとも道は必ず開けてくる。成功の要諦は、成功するまで続けるところにある」と。

 この言葉をいつも唱えていた塾生の時には分からなかったのですが、29歳の時に街頭に立つようになって、毎朝毎朝、街頭演説を続けて、そして、選挙に当選することができました。「継続するということは大事なんだな」と、「常に志を抱きつつ懸命に為すべきを為すならば」の一端は分かったような気がしたのですね。

 けれども、選挙で負けてしまったことがありました。しかし、負けた翌日も街頭に立ったのです。その時に、もっと分かってきたのですね。負けたけれども、続けていると、0.5ミリ、1ミリ進んでいる感じがだんだんまた出てくるのですよね。

 「諦めたときが失敗」という考え方じゃないですか。私も政治家として諦めそうなときは何回もありました。落選したり、もう引退しなければいけないかなとか、身を引かなければいけないかなと考えた時はありますけれども、でも、素志貫徹なのです。朝礼でいつも言っていたことがふとよみがえる瞬間があって、「もうちょっと頑張ろう」と思っているときに道が開けてくるということを、何回も実感させていただきました。

 いま思うと、五誓でいったらきりがないぐらい一つ一つエピソードがあるのです。「万事研修の事」。「見るもの聞く...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「政治と経済」でまず見るべき講義シリーズ
本当によくわかる経済学史(1)経済学史の概観
経済学史の基礎知識…大きな流れをいかに理解すべきか
柿埜真吾
内側から見たアメリカと日本(1)ラストベルトをつくったのは誰か
トランプの誤謬…米国製造業を壊した犯人は米国の経営者
島田晴雄
会計検査から見えてくる日本政治の実態(1)コロナ禍の会計検査
アベノマスク、ワクチン調達の決算は?驚きの会計検査結果
田中弥生
中国共産党と人権問題(1)中国共産党の思惑と歴史的背景
深刻化する中国の人権問題…中国共産党の思惑と人権の本質
橋爪大三郎
国際地域研究へのいざない(1)地域研究の意味とイスラエル研究
なぜ経済学で軽視されてきた「地域研究」が最高の学問なのか
島田晴雄
衰退途上国ニッポン~その急所と勝機(1)安いニッポンと急性インフレ
世界で一人負け…「安い国」日本と急性インフレの現実
宮本弘曉

人気の講義ランキングTOP10
天皇のあり方と近代日本(1)「人間宣言」から始まった戦後の皇室
皇室像の転換…戦後日本的な象徴天皇はいかに形成されたか
片山杜秀
教養としての「ユダヤ人の歴史とユダヤ教」(7)ポグロムとホロコースト
歴史の中のユダヤ人大量虐殺…ポグロムとホロコーストの違い
鶴見太郎
お金とは何か?…金本位制とビットコイン(4)ビットコインは通貨たりうるか
ビットコインは通貨たりうるか…法定通貨との併存も困難?
養田功一郎
戦前日本の「未完のファシズム」と現代(1)シラス論と日本の政治
独裁ができない戦前日本…大日本帝国憲法とシラスの論理
片山杜秀
編集部ラジオ2026(11)日本史から読むメンタルヘルス
【10min解説】與那覇潤先生《日本人とメンタルヘルス》
テンミニッツ・アカデミー編集部
イラン戦争とトランプ大統領の戦争指導(1)米軍式戦略リーダーシップによる評価
イラン戦争…トランプ大統領の戦争指導のどこが問題なのか?
東秀敏
日本人とメンタルヘルス…心のあり方(3)稲作社会と頑張る日本人
ダメなのは「頑張りが足らない」から…うつを招く稲作的発想
與那覇潤
これから必要な人材と人材教育とは?(2)AI時代に必要とされる能力
AI時代に必要なのは「問いを立てる能力」…いかに育成するか
柳川範之
高市政権の進むべき道…可能性と課題(4)外交力と防衛力の強化へ
求められる「能動的サイバー防御」、問われる本物の外交力
島田晴雄
紛争が絶えない世界~私たちは何ができるか(5)海外協力隊と国際交流
永遠の課題は透明性…国際NGOに求められるガバナンス意識
小原雅博