松下幸之助の人づくり≪1≫真のリーダーとは
この講義シリーズは第2話まで
登録不要で無料視聴できます!
第1話へ
▶ この講義を再生
この講義の続きはもちろん、
6,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
大いなる生みの苦しみを経、志のために耐えろ
松下幸之助の人づくり≪1≫真のリーダーとは(8)塾生に最初に贈る言葉はこれやな―大忍
松下幸之助(パナソニック(旧松下電器産業)グループ創業者)
松下幸之助が松下政経塾の塾生たちに最初に贈った言葉――「大忍」。元パナソニック株式会社代表取締役副社長で公益財団法人松下政経塾理事長兼塾長・佐野尚見氏と松下政経塾第1期生で第95代内閣総理大臣・野田佳彦氏が、その言葉の意味するところを自身の体験に照らし合わせながら語る。(第1章8話目)
時間:6分13秒
収録日:2015年6月17日
追加日:2015年12月3日
カテゴリー:
≪全文≫

●寮室に掲げられた「大忍」の書


 政経塾寮室に掲げられている「大忍」の書。開塾前に、塾主自らが筆をとったものです。

 塾生に贈る言葉としては「最初は大忍やな」と語った塾主。「塾生たちが良き日本の国づくりを進める政治家になる道程は、たやすいことではない。大いなる生みの苦しみを経、志のために耐えなければならない」。この書には、そうした塾主の熱い願いと思いやりが凝縮されています。

 「大忍」――それは「志のために忍ぶ」という、一つの精神を表しているのです。


●リーダーには大きな忍耐が必要/佐野尚見・野田佳彦


佐野 やはり会社の経営でも、責任者になればなるほど、我慢することが多くなってくるし、大きなことを考えなければいけない。3万人の社員がいれば、一家族3人か4人いるから、10万人になりますし、協栄会社があると40万か50万ぐらいの大きな家族になるわけですね。そのことを考えると、彼らのことも考えて仕事していくと、相当我慢をしていかなければならないことも多い。そういう意味で「大忍」なんじゃないかなと。私は、松下電器にいた時は、大忍というような言葉も知りませんでしたし、政経塾に来て初めて知りました。考えてみたらそういうことではないかと。

 それから、松下さんは、おそらく事業をやりながら日本のことを考えていたのでしょう。事業をやりながら、社会のこととか、国のこととか、人間のこととか、世界のことも考えておられたから、それはやはり相当大きな忍耐力を持ってやられていたのではないですか。

 松下電器の電器を売りながら天下国家を考えるという中においても、大きな大忍があっただろうと思うし、私たちの日常の業務の中で、あえて言えば大忍というのがあったかもしれないと私は思っています。

野田 いや、これは塾生の頃は全然分からなかったですね。「大忍」という額が寮室にあるのです。研修をやっていても思い通りにいかないし、叱られたりもする、日々忍耐の生活ですよね。だから、「忍」や「忍耐」だったら分かるけれど、なぜ「大きく忍ぶ」のかというのが、当時は分からなかったですね。

 だけど、それがだんだん分かってきたのは、政治家になってからです。政治家でも皆、忍耐ですよ。国会の答弁などで耐える人は、何か心の中に忍を入れたり、手のひらに自分で書いている人もいましたよね。忍耐、忍、そこまではい...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「政治と経済」でまず見るべき講義シリーズ
アメリカの理念と本質(1)西洋文明の行き着いた先と三つの建国
アメリカの理念と本質とは?…まず「三つの建国」から原点に迫る
中西輝政
AI大格差~最新研究による仕事と給料の未来(1)最新研究から見えてくる未来像
AI大格差…なぜ日本の雇用環境では「ショックが大きい」のか?
宮本弘曉
イラン戦争とトランプ大統領の戦争指導(1)米軍式戦略リーダーシップによる評価
イラン戦争…トランプ大統領の戦争指導のどこが問題なのか?
東秀敏
日本のエネルギー&デジタル戦略の未来像(1)電動化で起こる「カンブリア爆発」
日本のエネルギー政策を「デジタル戦略」で大転換しよう
岡本浩
日本の財政の真実を検証する(1)膨らむ借金の知られざる実態
日本の財政の「真実」をデータで徹底検証…国際機関の分析は?
宮本弘曉
ハーディングとトランプ~100年前の米大統領選を読む(1)米国第一主義の台頭
1920年のアメリカファースト…ハーディング大統領の勝利
東秀敏

人気の講義ランキングTOP10
本番に向けた「心と身体の整え方」(1)ディテールにこだわる
トップアスリートが実践する「自分の高め方」とは…まず集中のスイッチを入れる方法は?
為末大
「満洲」から考える日本とアジア(9)アヘンの実態と満洲開発
満洲国の開発とアヘン問題…アヘンが資金源となったのは事実だが「同時代の世界」と比較せねば真実はつかめない
宮脇淳子
編集部ラジオ2026(35)鶴見太郎先生の公開収録を振り返る
【10min紹介】鶴見太郎先生の公開収録を振り返る・・・お寄せいただいた声
テンミニッツ・アカデミー編集部
高齢者のフレイル・認知症とその予防対策(4)認知症と共生社会の実現に向けた対策
その物忘れ、認知症かも…加齢による物忘れとの違いと一番大事なこと
小川純人
『オデュッセイア』で読み解く神話の秘密(1)物語の構造を読み解くおもしろさ
『オデュッセイア』の面白さの秘密を神話の構造から読み解く…なぜ波乱万丈の神話が人間の創作の源泉になったか
松村一男
教養としての「ユダヤ人の歴史とユダヤ教」(2)厳格な一神教と選民思想
一神教とは、選民思想の真相とは…ユダヤ教の「最終目的」を考える
鶴見太郎
小澤開作と満洲事変・日中戦争(1)少年時代の苦労と五族協和の夢
満洲で「五族協和」に命を懸けた小澤征爾の父・小澤開作
小澤俊夫
国家の利益~国益の理論と歴史(2)ペロポネソス戦争の教訓
国益の歴史…ペロポネソス戦争の教訓とトゥキディデスの罠
小原雅博
50代からの親の介護~その課題と準備(2)マネジメントとしての介護
介護を「プロジェクト」と捉え、マネジャーに徹すべし
太田差惠子
プラトン『ソクラテスの弁明』を読む(1)真実の創作
プラトンの『ソクラテスの弁明』は謎多き作品
納富信留