コロナ禍で問うべき「転換期の在り方」
この講義シリーズは第2話まで
登録不要で無料視聴できます!
第1話へ
▶ この講義を再生
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
これから伸びていくのは「チャンス産業」である
コロナ禍で問うべき「転換期の在り方」(4)飛躍するチャンスをつくる
人々は非常に多様であり、個々人に特有の素晴らしい部分がある。その素晴らしい部分を見つけ出し引き出す「機会産業」にこれから注力していく必要があると田口佳史氏は指摘する。日本には非常に豊かな文化があり、それらを生かして世界中の人々にチャンスを与え、可能性を伸ばしていく取り組みに着手していく必要がある。(全7話中第4話)
※インタビュアー:神藏孝之(テンミニッツTV論説主幹)
時間:8分39秒
収録日:2020年5月21日
追加日:2020年7月8日
≪全文≫

●「チャンス産業」がこれから重要となっていく


田口 私が一つ思うのは、飛躍するチャンスをもっとつくるということです。やる気のある人は、自分の望みの人生へ向けて積極的に脱皮していけるようなチャンスです。私が若い頃にさまざまな討議があって結論づけたのですが、「オポチュニティ・インダストリー(Opportunity Industry)」、つまり「機会産業」、「チャンス産業」が重要なのです。つまり、チャンスを世界中にばらまけるような産業が、これから一番伸びていくのです。

 チャンス産業の最たるものは、幼年教育です。幼年のときに一人一人に対して、その子の本当に素晴らしい部分を見つけ出し、それを引き出すような産業です。

―― 才能を見つけて引き出してあげるのですね。

田口 その通りです。日本人に生まれた子は、皆なんらかの世界一になる素質を持っています。親切の世界一や人の世話の世界一でも良いのです。科学技術や数学、学問、スポーツなどでも良いですが、心根(こころね)の世界一を狙っても良いのです。そうしたことを学び、そのことが人生の飛躍のチャンスになっていくような学校教育に変えていくべきです。

 要するに、豊かな人生の礎を築くような、そしてその子の一番の長所が強化されるような教育に変えていくことが重要です。これを、官民どちらも重視して進めていくべきです。

 もう一つの飛躍のチャンスは結婚でしょう。ですから結婚産業です。出会い産業は現在でも多くあるようですが、それでも本当に出会いがないという人が多く、良い年になってもなかなか結婚のチャンスがない人がいます。それはそうした人が積極的に活動していないからかもしれませんが、これも産業として考える。これもオポチュニティ・インダストリーの一つです。

 このように、人間にチャンスを与える産業には計り知れない可能性があります。これがコロナウィルス騒動後の最大の狙い目だと思います。

―― 長所を見つけて、引き出して、育てる、出会いがなかった人に出会いをつくるとなると、非常に自信になりますよね。

田口 もう一つは職業です。本当にその人に合った職業を選択する必要があります。近代的な徒弟制度のほうが良いという領域もたくさんあります。そのような人には、それなりの道筋を産業界も整備するべきです。そうして、人間にいつもチャンスが溢れているという社会にすると良い...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「哲学と生き方」でまず見るべき講義シリーズ
死と宗教~教養としての「死の講義」(1)「自分が死ぬ」ということ
世界の宗教は死をどう考えるか…科学では死はわからない
橋爪大三郎
今こそ問うべき「人間にとっての教養」(1)なぜ本を読むことが教養なのか
『人間にとって教養とはなにか』に学ぶ教養と本の関係
橋爪大三郎
何回説明しても伝わらない問題と認知科学(1)「スキーマ」問題と認知の仕組み
なぜ「何回説明しても伝わらない」のか?鍵は認知の仕組み
今井むつみ
「自分をコントロールする力」の仕組み(1)自制心と目標の達成
自制心の重要性…人間は1日4時間も何かを「欲求」している
森口佑介
徳川家康と貞観政要(1)徳川家康が太宗から学んだ治世の要諦
『貞観政要』とはいかなる書か?家康は何を学んだのか?
田口佳史
おもしろき『法華経』の世界(1)法華経はSFだ!
法華経はSFだ!…心を元気にしてくれる法華経入門
鎌田東二

人気の講義ランキングTOP10
核DNAからさぐる日本のルーツ(1)人類の起源と広がり
核DNAデータで日本人のルーツを探る…アフリカから日本まで来た行程と時期は?
斎藤成也
「満洲」から考える日本とアジア(5)ロシアのシベリア征服と日清日露戦争
「満洲利権」はなぜ日本の手に渡ったか?…ロシアの極東征服、そして朝鮮の混乱が日本を日清・日露戦争へ
宮脇淳子
編集部ラジオ2026(33)鎌田東二先生の法華経講義解説-2
【10min名作探訪】大丈夫だよと励ましてくれる『法華経』…鎌田東二先生の講義
テンミニッツ・アカデミー編集部
『オデュッセイア』で読み解く神話の秘密(1)物語の構造を読み解くおもしろさ
『オデュッセイア』の面白さの秘密を神話の構造から読み解く…なぜ波乱万丈の神話が人間の創作の源泉になったか
松村一男
プロティアン~最先端の自律的キャリア形成(1)変幻自在のキャリア論
なぜ第二の人生のためにキャリアの棚卸しが必要か~組織から自律へ
田中研之輔
何回説明しても伝わらない問題と認知科学(1)「スキーマ」問題と認知の仕組み
なぜ「何回説明しても伝わらない」のか?鍵は認知の仕組み
今井むつみ
おもしろき『法華経』の世界(1)法華経はSFだ!
法華経はSFだ!…心を元気にしてくれる法華経入門
鎌田東二
生成AI「Round 2」への向き合い方(7)世界と日本の生成AI適用事例
電子カルテ、山火事分析、品質管理…世界の生成AI活用事例
渡辺宣彦
ポスト国連と憲法9条・安保(1)国連の構造的問題
核保有する国連常任理事国は、むしろ安心して戦争できる
橋爪大三郎
ギリシア悲劇への誘い(4)『オイディプス王』を読む
西洋文学の最高傑作ソフォクレス『オイディプス王』の魅力
納富信留