黒川伊保子先生に学ぶ「子育てのトリセツ」
この講義は登録不要無料視聴できます!
▶ 無料視聴する
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
男の子にとって母親とは「座標原点」…揺るがぬことが大事
黒川伊保子先生に学ぶ「子育てのトリセツ」(2)男の子の原点はお母さん
黒川伊保子(株式会社感性リサーチ 代表取締役社長/人工知能研究者/随筆家)
とっさに遠くで動くものを見る特性のある男性脳。男の子が、動くものを好む傾向があるのはそのためである。加えて、男の子が自分の世界観を広げていく原点はお母さんであるという。そんな男の子を育てるコツとは――。(全7話中第2話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)
時間:11分13秒
収録日:2021年6月28日
追加日:2021年8月30日
≪全文≫

●男の子は動くものに対して夢中になる傾向がある


―― 男女の違いを知った上で「男の子の育て方、女の子の育て方」を考えていくと、いろいろな気づきがあるというのが、まさに『息子のトリセツ』『娘のトリセツ』で先生がお書きになったことです。先生がおっしゃっているのは、男の子の場合は空間認知を優先させる、女の子の場合には、コミュニケーションを優先させるということですね。これは、どのような違いに現れてくるのでしょうか。

黒川 男の子の場合は、車に夢中になり、電車に夢中になり、機能があるものに夢中になる。私の息子は小さいときに、「僕はキコウが好きなんだ」と言って、私が驚いたことがありました。

―― それは何歳ぐらいのときですか。

黒川 まだ保育園でしたね。主人の父が職人で、私の父ももともとは理系なので、おそらくどちらかがその言葉を教えたのだと思います。すごく素敵な木彫りの車があって、息子は車が好きだったので、私はそれをお土産で持って帰ったらすごく喜ぶと思ったのです。すると、「ママは分かっていない。僕が好きなのはキコウなんだよ」と言うので、「キコウって何?」と聞いたら、「ドアが開くとか、タイヤが回るとか、トランクが開けられるとか、ショベルカーが動くとか」と。「キコウ(機構)ってメカニズムのことね」と分かったのです。

 男の子は、対象に対して夢中になる。しかも、その対象が機能を持っていたり、機構を持っていたりと、動くということに対して夢中になる傾向がある。男の子を育てていると、踏切でずっと電車を待たされたり、工事現場でずっと待たされたり、などといった経験はあると思います。

 そして、女の子は、実は右脳と左脳の連携頻度が男の子よりも高いのです。右脳は感じる領域、左脳は顕在意識で、(連携頻度が高いために)感じたことを次々と自覚できるという特徴があります。だから、小さな女の子でも、自我は男性の成人の方よりもしっかりしていて、自分が何を望んでいるのか、自分が何をしたら周りの人が喜んでくれるのか、逆に自分が何をしたら周りの人がガッカリするのかなど、自分をよく知っている。これが女の子の特徴になります。


●お母さんが揺るがないことが大事


黒川 男の子の場合は、距離を測りながら世界観を広げていくので、脳の中に座標原点のようなものがあるのです。その座標原点が、まずはお母さんなの...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「哲学と生き方」でまず見るべき講義シリーズ
「アフォーダンス」心理学~環境に意味がある(1)アフォーダンスとは何か-1
トップアスリートが語る究極の「アフォーダンス」とは
佐々木正人
「心から幸せになるためのメカニズム」を学ぶ(1)心理学研究と日本の幸福度
実は今、「幸せにも気をつける」べき時代になっている
前野隆司
AI時代と人間の再定義(1)AIは思考するのか
AIでは「思考の三位一体」が成立しない…考えるとは?
中島隆博
「自分をコントロールする力」の仕組み(1)自制心と目標の達成
自制心の重要性…人間は1日4時間も何かを「欲求」している
森口佑介
何回説明しても伝わらない問題と認知科学(1)「スキーマ」問題と認知の仕組み
なぜ「何回説明しても伝わらない」のか?鍵は認知の仕組み
今井むつみ
ラフカディオ・ハーン『神国日本』を読む(序)『ばけばけ』と『神国日本』
ラフカディオ・ハーンの遺著『神国日本』の深い意義とは?
賴住光子

人気の講義ランキングTOP10
編集部ラジオ2026(9)「トランプ大統領」の視点・論点
【テンミニッツで考える】「トランプ大統領」をどう見るか?
テンミニッツ・アカデミー編集部
教養としての「ユダヤ人の歴史とユダヤ教」(1)ユダヤ人とは誰のことか
ユダヤ人とは?なぜ差別?お金持ち?…『ユダヤ人の歴史』に学ぶ
鶴見太郎
万葉集の秘密~日本文化と中国文化(1)万葉集の歌と中国の影響
『万葉集』はいかなる歌集か…日本のルーツと中国の影響
上野誠
日本人とメンタルヘルス…心のあり方(6)日本人の当たり前と山本七平の違和感
日本の異様さ…フィリピンから復員した山本七平が驚いたこと
與那覇潤
インフレの行方…歴史から将来を予測する(1)インフレの具体像を探る
270年の物価の歴史に学べ…急激な物価上昇期の特徴と教訓
養田功一郎
これから必要な人材と人材教育とは?(1)人手の供給不足とマクロ経済への影響
ごく一部の人手不足が「致命的」になる…Oリング・セオリー
柳川範之
第二次世界大戦とソ連の真実(1)レーニンの思想的特徴
レーニン演説…革命のため帝国主義の3つの対立を利用せよ
福井義高
禅とは何か~禅と仏教の心(1)アメリカの禅と日本の禅
自発性を重んじる――藤田一照師が禅と仏教の心を説く
藤田一照
戦前、陸軍は歴史をどう動かしたか(1)総力戦時代の到来
日英同盟の廃棄、総力戦…世界秩序の激変に翻弄された日本
中西輝政
ソニー流「人的資本経営と新規事業」成功論(3)「現場の熱」こそ多角化の要点
新規事業を成功させるリーダーとは…上意下達はなぜダメか
水野道訓