清宮克幸の「監督術」
この講義シリーズは第2話まで
登録不要無料視聴できます!
▶ 第1話を無料視聴する
閉じる
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
監督の仕事は、自分の言葉で伝えること
清宮克幸の「監督術」(6)伝える力でチームを変える
清宮克幸(公益財団法人日本ラグビーフットボール協会 副会長)
早稲田大学ラグビー部でも、ヤマハ発動機ジュビロでも、監督としてチームをどん底から頂点に導いた清宮克幸氏。この一年でその指導の仕方は大きく変わったという。選手やコーチという人材を生かしてチームを育てる。そのために清宮氏が監督として心掛けたこととは。清宮氏による「監督術」シリーズ第6回。
時間:8分42秒
収録日:2015年4月9日
追加日:2015年7月23日
カテゴリー:
≪全文≫

●監督の仕事は、自分の言葉で伝えること


── 清宮さんは、当時どん底だった早稲田大学のラグビーをよみがえらせ、今回、やはりどん底で入替戦をしなければいけなかったヤマハ発動機ジュビロというチームを変えていかれました。その中で培われたプロフェッショナルとしての監督業を通して、リーダーとはどういうものを持っていなければいけないと思われますか。

清宮 僕もよく考えるのですが、今年のチームで、僕が選手たちに与えたものの中で一番大きなものは、やはり「伝える力」ですね。「俺たちは、こうしたいんだ」「こうするためには、ここが必要なんだ」、そして「これがこうなったら、こういうことができるんだ」ということを、本当に選手に分かりやすく伝えていくことが、僕の仕事だったのだなと思います。

 例えば、まずい試合をしたとき、終わってから「お前、何やってんだ」と言って、これがどうした、こうした、ああしたなどと注意することは誰でもできます。ただ、「これは悪いプレーだ、これをよくしよう」と言っている限り、永遠と同じことを繰り返すだけなのです。自分たちはどうなりたいのかというところをしっかり伝えることで、本当に選手たちの根っこから変えられるのではないでしょうか。

── 現象面だけで、これが駄目だ、あれが駄目だと言っている限りは、いつまでたっても進展せず、根っこから変えることはできない。どうなりたいのか。どういう方向で俺たちはやっていくのか。そういうことを伝えるのが、非常に大事なのですね。

清宮 そう思います。僕以外にも優秀なコーチが居て、テクニカルな部分では、そういうコーチたちも発言をしますし、指導もして改善をします。そのような中で、僕が僕である理由、必然とは、そういうコーチたちが伝えようとしていることを自分の言葉に換えて、分かりやすく選手に伝えることなのかな、と一年かけて思いました。

── そういう思いがないと、「伝える」という形の集中力がどっと出てこないわけですね。つまり、コーチたちが教えていることを、トータル的に分かりやすく言い換えるときの言葉が出てこないということですね。

清宮 それが、僕の今年一年の仕事だったかなと思います。


●コーチたちの話を短くまとめるスタイルに


── 早稲田の時もそうしていたのでしょうか。

清宮 いや、早稲田の時は、もっと自分でやっていましたね。
...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
「経営ビジネス」でまず見るべき講義シリーズ
チームパフォーマンスを高める心理的安全性(1)心理的安全性が注目される理由
なぜ今「心理的安全性」なのか、注目を集める背景に迫る
青島未佳
プロティアン~最先端の自律的キャリア形成(1)変幻自在のキャリア論
なぜ第二の人生のためにキャリアの棚卸しが必要か~組織から自律へ
田中研之輔
認知バイアス~その仕組みと可能性(1)認知バイアス入門
誰もが陥る「認知バイアス」…その例とメカニズム
鈴木宏昭
ハラスメント防止に向けた風土づくり(1)ハラスメントの概要
増え続けるハラスメント…その背景としての職場の特徴
青島未佳
会社人生「50代の壁」(1)“9の坂”とまさかの坂
サラリーマン人生「50代の壁」を乗り越える生き方
江上剛
「重要思考」で考え、伝え、聴き、議論する(1)「重要思考」のエッセンス
重要思考とは?「一瞬で大切なことを伝える技術」を学ぶ
三谷宏治

人気の講義ランキングTOP10
インフレの行方…歴史から将来を予測する(2)明治以降の物価推移とインフレ率
戦後日本のハイパーインフレの真実…その時、何が起きたのか
養田功一郎
ソニー流「人的資本経営と新規事業」成功論(1)人を真に活かす人事評価とは
ソニー流の「人材論」「新規ビジネス論」を具体的に語ろう
水野道訓
AI時代と人間の再定義(2)仏法僧の三宝と対話による道徳的進歩
考えるとは相手の頭を使って考えること…共同で思考する意義
中島隆博
こどもと学ぶ戦争と平和(2)「本当の平和」とは何か
「平和」には2つある…今の日本は本当に平和なのか?
小原雅博
危機のデモクラシー…公共哲学から考える(6)政治と経済をつなぐ公共哲学
どのような経済レジームを選ぶか…倫理資本主義の可能性
齋藤純一
平和の追求~哲学者たちの構想(7)いかに平和を実現するか
国際機関やEUは、あまり欲張らないほうがいいのでは?
川出良枝
産業イニシアティブでつくるプラチナ社会(4)社会課題の解決に取り組む人財産業
メダカの学校・総合的な学習(探究)の時間・逆参勤交代
小宮山宏
大統領に告ぐ…硫黄島からの手紙の真実(2)翻訳に込めた日米の架け橋への夢
アメリカ人の心を震わせた20歳の日系二世・三上弘文の翻訳
門田隆将
AI時代に甦る文芸評論~江藤淳と加藤典洋(1)AIに代わられない仕事とは何か
江藤淳と加藤典洋――AI時代を生きる鍵は文芸評論家の仕事
與那覇潤
生成AI・大規模言語モデルのしくみ(2)機械学習と大規模言語モデル
常識を初めて知った!?生成AIの大規模言語モデルとは
岡野原大輔