マザッチョ…遠近法を生み出したルネサンス絵画の創始者
ルネサンス美術の見方(2)マザッチョと遠近法の世界
ルネサンスが始まったのは、経済的に豊かな町を作っていったフィレンツェであった。そこに登場したのが、「ルネサンス絵画の創始者」といわれるマザッチョだった。彼は古代ギリシャ・ローマに範を取りながら、それまでになかっ...
収録日:2019/09/06
追加日:2019/10/31
アインシュタインとロバート・ベラーの共通項は?
グローバル化時代の資本主義の精神(6)質疑応答
中島隆博氏による「グローバル化時代の資本主義の精神」講演の後、もう一つの白熱した議論が交わされた。参加者との質疑応答だ。単なる教養に終わらない「哲学」の可能性、会社やビジネスの将来を開く鍵がグローバル市民社会と...
収録日:2014/11/07
追加日:2015/06/01
感動の大議論! ペンシルベニア大学に集った日本学研究者
『歩こうアメリカ、語ろうニッポン』レポート(5)フィラデルフィア編-2 米国で進む日本研究、見直したい日本の宝
議論爆発の最終日、これぞ『歩こうアメリカ、語ろうニッポン』の醍醐味! 団員たちは、ペンシルベニア大学の日本学研究者たちと白熱の議論を尽くした後、パネル・ディスカッションでさらに現代の日本をアメリカに伝達する。全...
収録日:2014/06/24
追加日:2014/09/16
イスラム、中国、インドの歴史を知らずにいるのは大問題
「島田村塾」リベラルアーツ特講(3)学校では教えない「イスラム」
「長い間、イスラム文明を学ぶ機会がなかった」と振り返る島田晴雄氏。イランについて調べるため、本を何十冊か読んでいるうちに、大きな発見をしたという。果たしてその発見とは? かつて世界を支配した偉大なイスラム文明に...
収録日:2014/12/05
追加日:2015/01/22
新たな価値を創造するチェンジメーカーを育てるために
全寮制国際高校ISAKの挑戦(4)大切な三つの力
全寮制高校であるインターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢(ISAK)が目指す理想的な教育像とは何か。同校の設立者で代表理事の小林りん氏が重視するのは、多様性に対する寛容力、問題設定能力、そして困難に挑む力...
収録日:2015/08/28
追加日:2015/12/07
仏国土は水平的世界だが「浄土に登る」―日本的仏教観
法隆寺は聖徳太子と共にあり(4)仏国土はどこにあるか
私たち日本人は、外からの諸物をそのまま受け入れるのではなく、自分たちの基準に従って取捨選択し、自分たちに都合よく組み上げてしまうことを得意とする。そしてそれは、典型的な経典解釈すら、日本風にアレンジしてしまうこ...
収録日:2016/03/09
追加日:2016/10/22
高齢世代は若者にチャンス・富・地位を譲るべき
真山仁の経営論(2)「働き方改革」のポイント
「働き方改革」と言われて久しいが、現実的には当事者不在の「働かせ方改革」にすぎないと、小説家・真山仁氏は指摘する。いったいどういうことなのか。また、「働き方改革」のポイントはどこにあるのか。真山氏の考えを伺おう...
収録日:2018/04/10
追加日:2018/08/16
日本宗教の特徴…水と油の「神と仏」をつなぐ本地垂迹説
宗教で読み解く世界(5)日本の不思議と世界のゆくえ
日本にもともとあった神道と後から入ってきた仏教は、いわば水と油のような関係にある。そこで日本は時代により、神道と仏教を同じとみなす本地垂迹説と、神仏を分離する廃仏毀釈という、全く正反対の立場を取ることになる。そ...
収録日:2019/01/21
追加日:2019/06/16
コロナ禍で感じたのは日本発の「命の思想」を強調する必要性
コロナ禍で問うべき「転換期の在り方」(6)日本は「命の思想」の国
東洋思想の根幹には、「命」というコンセンサスがある。日本には「草木国土悉皆成仏」という言葉があるが、ことごとくみな仏、つまり命のことで、粗略にあつかうことは命を奪うことに等しいと田口氏は説く。道元のいうように、...
収録日:2020/07/22
追加日:2020/07/22
「ピーキング」は本番まで“ギザギザ”で上げていく方法
本番に向けた「心と身体の整え方」(3)自信のつけ方と「ピーキング」
アスリートは「ピーキング」という手法を用いて本番に向けて準備する。しかし、どんなに準備しても、オリンピックのような大舞台では、勝負強いと思っていた自分の弱さを発見することになる。そのような状況で、身体面において...
収録日:2020/09/16
追加日:2021/02/02
未完の長編『銀河鉄道の夜』の魅力と宮沢賢治の思想に迫る
宮沢賢治『銀河鉄道の夜』を読む(1)あらすじと賢治の原稿
宮沢賢治が遺した未完の長編『銀河鉄道の夜』は、多くの人のこころを揺さぶりつづけてきた。その魅力のありどころ、少年少女期の読書では分からなかった背景や宮沢賢治の思想について、『宮沢賢治「銀河鉄道の夜」精読』(岩波...
収録日:2022/07/28
追加日:2023/03/06
カムパネルラは消えたのか…ブルカニロ博士との対話の意味
宮沢賢治『銀河鉄道の夜』を読む(3)ブルカニロ博士と法華経の世界観
「永久の未完成これ完成である」という言葉通り、宮沢賢治は自作の推敲を繰り返した。『銀河鉄道の夜』では4次にわたる大幅な加筆訂正削除がなされている。決定稿となった第4次稿で消え去った謎の人物に、「ブルカニロ博士」が...
収録日:2022/07/28
追加日:2023/03/20
山上憶良が示したグローバル社会に生きるためのヒント
山上憶良「好去好来の歌」を読む(4)改良・改善と「墨縄」の思想
日本人の創造力の源は改良・改善にある。改良・改善とは、海外から得たものを「身の丈に合ったものにしていく」ことである。そこで山上憶良である。彼は遣唐使に対して「墨縄」という言葉を用いて「一直線に帰ってこい。無事で...
収録日:2024/04/02
追加日:2024/06/09
宮本武蔵「我事に於て後悔せず」の真意と福田恆存の宿命観
福田恆存とオルテガ、ロレンス~現代と幸福(7)日本人の「自然観」
歴史や自然につながっていない人格は崩壊する。そう論じた福田恆存の人間論は、小林秀雄の自然観と軌を一にする。禅宗の修行や宮本武蔵の思想を参照しながら日本人が依拠すべき自然観を論じる小林の議論を追い、福田との共通点...
収録日:2024/05/10
追加日:2024/07/28