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DATE/ 2018.02.10

一見するとわからない?裏表がある人の特徴

 戦国武将の藤堂高虎が残した言葉に「自分の立場を明確にできない者は、いざというときに最も頼りにならない」という意味のものがあります。自分の立場をはっきりさせず主義主張がころころ変わる人は、誰かの信念に共感して真剣に協力することなどありません。そこで高虎は、頼りにならないといったのです。

いつの時代にもいる「裏表のある人」

 このように、向き合う相手が変わると言葉や態度も変わる人を「裏表のある人」といいます。自分と一緒にいるときはにこやかだったのに、別の人と一緒にいるときには自分の悪口を言っていた……という、裏表のある人に悩まされた経験がある方は多いのではないでしょうか。

 高虎と同時期の戦国武将・黒田長政は「刀などの鑑定をするように日頃から人を観察すれば、人の見極めで失敗しなくなる」という意味の話をしています。表裏のある人を見極めるのも人間観察から。それでは、どんな点に注意して見ればよいでしょうか。

表裏のある人の特徴とは

 表裏のある人の特徴として、まず「相手の性別や地位で態度が変わる」点が挙げられます。これは他者評価に敏感で、そのための損得勘定が行動原理になっているためです。この結果、モテたい一心から異性の前でだけ優しくなったり、上司などの認められると有利になる人の前でだけ真面目で一生懸命なふりをしたりするのです。

 次に、「他人をランクづけする」点があります。裏表のある人は他者評価を重視するので、他人を自分より上か下かランクづけします。そして、ランクごとにどんな態度を取るかパターン化して効率化を図っているのです。通常は表の顔しか見せませんが、ランクが下の人にはあえて腹黒い裏の顔を見せて恐怖心を植えつけることもします。

 さらに「頭の回転が速くて立ち回りがうまい」点も挙げられます。裏表のある人はいろいろな人の前で表と裏の顔を使い分けるので、基本的に頭がよくて器用なのです。臨機応変の受け答えに感心させられることも多いでしょう。仕事ができるなど尊敬できる部分もありますが、裏表があることとは別問題です。

 表裏がある人にはこのような特徴がありますが、器用なので裏の顔を探り当てるのは困難です。それでは逆に、裏表がない人の特徴から考えてみましょう。

逆に信用できる人はどんな人か

 裏表のない人はまず「誰にでも同じ態度で接する」点が特徴です。損得勘定では動かないので、相手が誰であっても高圧的になったり媚びたりしません。このため、ときには上司や先輩に「生意気」とか「礼儀知らず」といわれて嫌われることも多いのです。裏表のある人は敵をつくらないよう振る舞うので、このように潔く嫌われるタイプの人は裏表がない可能性が高いということです。

 また「嘘をつかない」点も挙げられます。どんなことも自分が思った通り、知っている通りに話します。これは基本的にいいことですが、ときにはいらないことまで指摘して、他人を傷つけてしまう場合も。「空気が読めない」といわれることが多い不器用なタイプで、器用に立ち回る裏表がある人とは真逆といえるでしょう。

 実際には、嫌われたり不器用だったりする人のほうが裏表のない、信用に足る人であることが多いのです。

裏表のある人とうまくつきあっていくコツ

 いざというときに最も頼りにならない裏表のある人。できることなら近づかないのが一番ですが、職場や学校が同じだとそうはいきませんよね。そこで、裏表のある人とうまくつきあっていくコツをご紹介します。

 まずはプライベートを明かさないこと。裏表のある人は、隠されるべき情報をエサにして他人の気を引こうとします。人間は基本的に噂話が好きなので、「自分のプライベートを知りたい人なんているはずない」と油断せず気を引き締めてください。

 また、陰口に便乗しないことも重要です。表裏のある人に調子を合わせて自分も悪口をいうと、共犯関係になってしまいます。陰口が露見すれば人間関係が修復不可能になることも。表裏のある人と必要以上に親しくならないためには、食事や遊びに誘われたらやんわり断ることです。

 そしてなにより大切なのは、できる限り距離を置くことです。損得勘定で動く裏表のある人と親しくなっても、利用価値がないと判断された時点で裏切られるかもしれません。しっかり距離感を保っておくことが厄介事を遠ざけるのです。

 ということで、裏表のある人とうまくつきあっていくためには、先述した戦国武将の言葉ではないですが、やはり普段から人間観察を行うことが大事といえそうですね。
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