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〇〇の初期症状は40代から!気をつけたい健康リスク
40代は、昔から中年の入り口と言われます。30代まではどんな無理や無茶もききましたが、40歳の声を聞く頃から積み重なる「生活習慣」の恐ろしさを思い知るのは、「アラフォー」と呼ばれる現代も変わらないようです。特に男性の場合は42歳の「厄年」もあり、健康リスクを意識し始める年頃とも言えるでしょう。
40代に入ったばかりでは「まさか」と認めたくないものですが、老眼を進ませないためには、老眼鏡の使用が必要。単なる疲れやスマホの使い過ぎだとタカをくくって我慢していると、「本や新聞の文字が見づらい」「針仕事などの手元作業が辛い」といった本格的な状態を早々と迎えることになります。
内臓脂肪の蓄積は、高血圧や糖尿病、脂質異常症(高脂血症)などの生活習慣病が重なっていることを示すインジケーター。恐ろしいのは、これらが心筋梗塞や脳梗塞の原因となる動脈硬化を急速に進行させることです。
2016年4月に急逝したタレントの前田健さん(当時44歳)の場合も、死因は虚血性心不全。厚生労働省(平成26年)のデータによると、実は40代の死因で3位に挙げられるのが、この心臓疾患です(1位はがんや肉腫などの悪性新生物、2位は自殺)。前田さんのBMIは26と、まだ危険域には達していませんでしたが、こってりした食事が好きな人は要注意です。
骨密度が減って骨がもろくなる骨粗鬆症は、これとは全く逆の症状ですが、やはり現代の40代女性が抱える健康リスクの一つ。骨密度はBMIのように手軽に毎日体重計で見ることはできませんが、40歳・45歳などの区切りの年齢を対象に、多くの自治体が「骨粗鬆症検診」を実施するようになりました。自覚症状があってもなくても、受診してみましょう。
40代を実感するのは、まず「老眼」から
老眼の初期症状が出るのは40代に入った頃から、と言われています。目の老化は病気ではありませんが、「目が疲れる」「かすむ」「夕方見えづらくなる」「首や肩がこる」などの不快な症状が訪れます。40代に入ったばかりでは「まさか」と認めたくないものですが、老眼を進ませないためには、老眼鏡の使用が必要。単なる疲れやスマホの使い過ぎだとタカをくくって我慢していると、「本や新聞の文字が見づらい」「針仕事などの手元作業が辛い」といった本格的な状態を早々と迎えることになります。
40代男性の3人に1人は「メタボ」予備軍?
平成26年国民健康・栄養調査によると、40代男性の30.9パーセント、40代女性の17パーセントがBMI(体格指数)25以上の「肥満者」に属します。肥満には内臓脂肪型と皮下脂肪型の2タイプがあるのはご存じでしょうが、特に中年以降の男性に多くメタボリックシンドロームの診断基準にもされているのが、内臓脂肪型肥満です。内臓脂肪の蓄積は、高血圧や糖尿病、脂質異常症(高脂血症)などの生活習慣病が重なっていることを示すインジケーター。恐ろしいのは、これらが心筋梗塞や脳梗塞の原因となる動脈硬化を急速に進行させることです。
2016年4月に急逝したタレントの前田健さん(当時44歳)の場合も、死因は虚血性心不全。厚生労働省(平成26年)のデータによると、実は40代の死因で3位に挙げられるのが、この心臓疾患です(1位はがんや肉腫などの悪性新生物、2位は自殺)。前田さんのBMIは26と、まだ危険域には達していませんでしたが、こってりした食事が好きな人は要注意です。
40代女性は「ひざ」に異変!?
「歩くとひざが重く痛い」「階段の上り下りがつらい」など、「変形性膝関節症」の症状を訴える女性が多くなるのも、40代の特徴です。これは、ひざ関節の表面を覆っていて、ショック・アブソーバーになっている軟骨のすり減りによるもの。運動のしすぎの場合もあれば、加齢や肥満、太ももの筋力低下が原因のこともあり、一概には言えませんが、40代女性にとって要注意の部位です。骨密度が減って骨がもろくなる骨粗鬆症は、これとは全く逆の症状ですが、やはり現代の40代女性が抱える健康リスクの一つ。骨密度はBMIのように手軽に毎日体重計で見ることはできませんが、40歳・45歳などの区切りの年齢を対象に、多くの自治体が「骨粗鬆症検診」を実施するようになりました。自覚症状があってもなくても、受診してみましょう。
<参考サイト>
・平成 26 年 人口動態統計月報年計(概数)の概況(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai14/dl/gaikyou26.pdf
・平成 26 年 人口動態統計月報年計(概数)の概況(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai14/dl/gaikyou26.pdf
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