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クマだけじゃない…「人食い」生物に要注意!
日本各地でクマ出没のニュースを聞くことが多くなりました。東北地方では山村のみならず、幼稚園や学校のある市街地で目撃されることも少なくないようです。
今年6月のニュースでは、秋田県鹿角市十和田大湯で駆除されたクマの胃を調べたところ、中から人体の一部が見つかるという事件がありました。
記録された事例としては、1915年12月、北海道苫前で発生した三毛別羆事件が、日本史上最悪の獣害として知られています。冬ごもりのためか腹を空かせたヒグマが数度にわたり民家を襲い、開拓民7名が死亡、3名が重傷を負ったこの事件。むごたらしくもおぞましい捕食の惨劇は忘れることはできません。
ごく最近の事件では、米国フロリダにあるディズニーリゾートのホテル近くで、2歳の男の子がワニに襲われ、遺体で発見されたというもの。男の子の遺体はまったく損傷がなかったということで、捕食ではなかったようですが、ワニによる被害もクマ同様に惨たらしいものです。
ナイル川に生息する巨大ワニによる被害は年間200名以上にのぼり、ウガンダで妊娠二カ月の女性がワニに湖の中に引きずり込まれ食べられた事件はよく知られているところです。
記憶に新しいところでは、2014年、フィリピンのボホール島の海域で捕獲されたオオメジロザメの腹の中から、人の頭部と足の一部が出てきたという事件が報告されています。地元では台風で転覆したフェリーの犠牲者ではないかと推測。
ジョーズのモデルはホオジロザメですが、それよりやや小型であるこのオオメジロザメは淡水域から浅瀬にも入り込めるため、その気性の荒さとともに人を襲うもっとも危険度の高いサメとして知られています。
行楽シーズン到来ということで、この夏、海に山に、国内はもちろん海外リゾートにおいても、人を襲い喰らう動物たちがいるかもしれないというリスクを忘れないようにしましょう。食べられないまでも、猛毒を持つハチやヘビ、またマラリアを媒介し死にいたることもあるハマダラカなどにもご注意を!
今年6月のニュースでは、秋田県鹿角市十和田大湯で駆除されたクマの胃を調べたところ、中から人体の一部が見つかるという事件がありました。
記録された事例としては、1915年12月、北海道苫前で発生した三毛別羆事件が、日本史上最悪の獣害として知られています。冬ごもりのためか腹を空かせたヒグマが数度にわたり民家を襲い、開拓民7名が死亡、3名が重傷を負ったこの事件。むごたらしくもおぞましい捕食の惨劇は忘れることはできません。
世界で報道される「人が食べられる」ニュースの数々
このように、人を襲い喰らう猛獣といえば、日本ではクマになりますが、世界では、さまざまな事件が報告されています。ごく最近の事件では、米国フロリダにあるディズニーリゾートのホテル近くで、2歳の男の子がワニに襲われ、遺体で発見されたというもの。男の子の遺体はまったく損傷がなかったということで、捕食ではなかったようですが、ワニによる被害もクマ同様に惨たらしいものです。
ナイル川に生息する巨大ワニによる被害は年間200名以上にのぼり、ウガンダで妊娠二カ月の女性がワニに湖の中に引きずり込まれ食べられた事件はよく知られているところです。
「ジョーズ」で描かれた「人食いサメ」は日本でも
人を襲う生物は陸地のみならず、忘れてはならないのが映画「ジョーズ」で描かれた「人食いサメ」です。海外なので関係ないとはいえず、日本でも沖縄などでは、ダイビングやシュノーケリングなどマリンスポーツ中に襲われるケースも多く報告されています。記憶に新しいところでは、2014年、フィリピンのボホール島の海域で捕獲されたオオメジロザメの腹の中から、人の頭部と足の一部が出てきたという事件が報告されています。地元では台風で転覆したフェリーの犠牲者ではないかと推測。
ジョーズのモデルはホオジロザメですが、それよりやや小型であるこのオオメジロザメは淡水域から浅瀬にも入り込めるため、その気性の荒さとともに人を襲うもっとも危険度の高いサメとして知られています。
行楽シーズン到来ということで、この夏、海に山に、国内はもちろん海外リゾートにおいても、人を襲い喰らう動物たちがいるかもしれないというリスクを忘れないようにしましょう。食べられないまでも、猛毒を持つハチやヘビ、またマラリアを媒介し死にいたることもあるハマダラカなどにもご注意を!
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