サービソロジーと経営~サービスイノベーション
この講義シリーズは第2話まで
登録不要無料視聴できます!
▶ 第1話を無料視聴する
閉じる
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
知識・スキルを蓄積する良品計画の「MUJIGRAM」
サービソロジーと経営~サービスイノベーション(8)経験価値共創と知識スキル蓄積
村上輝康(産業戦略研究所 代表 )
産業戦略研究所代表の村上輝康氏が、サービソロジーによるサービスイノベーションの事例を紹介していく。今回は「経験価値共創と知識・スキルの蓄積」をテーマに、東京大学の浅間プロジェクトと良品計画を取り上げる。(全9話中第8話)
時間:16分21秒
収録日:2017年10月12日
追加日:2017年11月30日
≪全文≫

●経験価値のスキル(技能)面を「見える化」する浅間プロジェクト


 サービソロジーによるサービスイノベーション事例をシリーズでお話ししています。今回は、「経験価値共創と知識・スキルの蓄積」についてお話ししたいと思います。

 まず「経験価値共創」についてですが、サービスの提供においては、知識だけでなくスキルも重要です。サービスのほとんどは知識をベースにした言葉や情報でなされますが、それと同時に、サービスに携わる人のちょっとした仕草や立ち居振る舞いが、あるいは理容・美容などではスキル(技能)そのものが、サービスになるからです。前回紹介した村井プロジェクトでは、「気づき」という知識の側面を取り上げましたが、もうひとつスキル(技能)という側面も同様に重要です。

 それに対して、S3 FIRE(スフィア)の東京大学・浅間一教授のプロジェクト(浅間プロジェクト)は、「経験価値の見える化を用いた共創的技能eラーニングサービスの研究と実証」という名称で、サービスの知識サイドではなくスキルサイドを扱っている、貴重なプロジェクトです。

 サービソロジーは、知識だけでなくスキル(技能)の可視化も対象としているわけですが、浅間プロジェクトでは介護分野や製造業の技術伝承、スポーツ指導などにおける技能教育において、指導者と学習者双方のスキル(技能)の「見える化」を行っており、その差分を効率的に小さくしていくプラットフォーム(「経験価値プラットフォーム」)を構築しています。


●「模範に近づける」技能教示のプロセスモデル


 浅間プロジェクトでは、技能教育を考えるに際して、技能教示のプロセスモデルを開発しています。

 技能教示(技能を教える)とはどういうことでしょうか。まずは、指導者がやってみせる(「提示」)。それに理屈をつけて理解させる(「理屈」)。それから学習者にやらせてみる(「実践」)。そして、指導者と学習者の間の比較をすることによって、違いを知らせる(「比較」)。

 それだけではダメで、さらに深く違いを認識させる(「認識」)プロセスが重要。この認識が深まることによって、自発的に自分を正しいやり方に近づける(「矯正」)。こういう動きが起こり、それを繰り返す(「反芻」)。

 それで、身に付いたかどうかを確認する(「評価」)。駄目であれば、また先ほどのサイクルを回して...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
「経営ビジネス」でまず見るべき講義シリーズ
認知バイアス~その仕組みと可能性(1)認知バイアス入門
誰もが陥る「認知バイアス」…その例とメカニズム
鈴木宏昭
バブル世代の現実とこれからの生き方
バブル世代は「バブル崩壊世代」、苦労の先に見えるものがある
江上剛
ストーリーとしての競争戦略(1)当たり前の重要さ
柳井正氏の年度方針「儲ける」は商売の本筋
楠木建
ハラスメント防止に向けた風土づくり(1)ハラスメントの概要
増え続けるハラスメント…その背景としての職場の特徴
青島未佳
本質から考えるコンプライアンスと内部統制(1)「法令遵守」でリスクは管理できない
「コンプライアンス=法令遵守」ではない…実例が示す本質
國廣正
会社人生「50代の壁」(1)“9の坂”とまさかの坂
サラリーマン人生「50代の壁」を乗り越える生き方
江上剛

人気の講義ランキングTOP10
「次世代地熱発電」の可能性~地熱革命が拓く未来
地熱革命が世界を変える――次世代地熱の可能性に迫る
片瀬裕文
豊臣兄弟~秀吉と秀長の実像に迫る(6)秀吉との信頼関係と秀長の軍事能力
文武両道の名将…秀吉に怒られなかったのは秀長と家康だけ
黒田基樹
逆境に対峙する哲学(8)白隠の覚悟
宮本武蔵「型を捨てろ」と「守破離」が教えてくれること
津崎良典
戦略的資本主義と日本~アメリカの復活に学ぶ5つの提言
戦略的資本主義とは?日本再生へアメリカに学ぶ5つの提言
片瀬裕文
新しい循環文明への道(1)採掘文明から循環文明へ
2026年頭所感~循環文明の「三つの柱」…いよいよ実現へ
小宮山宏
「進化」への誤解…本当は何か?(1)進化の意味と生物学としての歴史
実は生物の「進化」とは「物事が良くなる」ことではない
長谷川眞理子
何回説明しても伝わらない問題と認知科学(1)「スキーマ」問題と認知の仕組み
なぜ「何回説明しても伝わらない」のか?鍵は認知の仕組み
今井むつみ
日本の特性とは何か~「日本的」の本質(5)鋭い感性と深い精神性
本居宣長が説く「神信仰」…神道の本当の姿に迫る
田口佳史
平和の追求~哲学者たちの構想(2)世界市民と国家連合
「コスモポリタニズム」の理想と「国家連合」というプラン
川出良枝
熟睡できる環境・習慣とは(1)熟睡のための条件と認知行動療法
熟睡のために――自分にあった「理想的睡眠」の見つけ方
西野精治