サービソロジーと経営~サービスイノベーション
この講義シリーズは第2話まで
登録不要無料視聴できます!
▶ 第1話を無料視聴する
閉じる
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
Airbnbはなぜこの短期間に急成長できたのか?
サービソロジーと経営~サービスイノベーション(9)持続的サービスイノベーション
村上輝康(産業戦略研究所 代表 )
産業戦略研究所代表の村上輝康氏が、サービソロジーによるサービスイノベーションの事例を紹介していく。最終話の今回は「持続可能なサービスイノベーション」として、airbnbを取り上げる。(全9話中第9話)
時間:18分16秒
収録日:2017年10月12日
追加日:2017年12月1日
≪全文≫

●一回り大きな「持続可能」なサイクルを達成するために


 サービソロジーによるサービスイノベーション事例をこれまで(シリーズ後半4回に分けて)お話ししてきました。第1回では、価値提案について原プロジェクト。第2回では、利用価値共創についてアシックス、満足度評価について藤村プロジェクト。第3回では村井プロジェクトを通して、価値発信と学習度評価について。第4回では経験価値共創について浅間プロジェクト、知識・スキルの蓄積について良品計画を例に取ってお話ししてきたわけです。

 次は「交換価値」ということになるのですが、交換価値に関わるリターンやコストの議論は、いわゆるビジネスモデル論でこれまでさんざんいろいろな角度からやられていますので、ここでは割愛したいと思います。

 全体を見ていただくと、これまで私がお話しした事例はどれも、ニコニコ図の一部にイノベーションをもたらすための仕組みとなっています。村井プロジェクトの場合は、経験価値共創については非常に広く行われていますが、利用価値共創には手を出していません。逆に原プロジェクトでは利用価値共創は行っていますが、経験価値共創には言及していません。

 シリーズの冒頭に申し上げたように、利用者サイドの利用価値共創サイクルが経験価値共創サイクルにつながって、それがマーケットで交換価値実現のサイクルにつながることで形成される、一回り大きなサイクルが持続可能になる。この全体を確立するのが、サービソロジー的なサービスイノベーションであるわけですが、これまで紹介した研究事例の中にそういうものはなかったということです。

●シームレスなサービスモデルを確立した「airbnb」


 そこで、すでにこのサービスモデルを具体的に実現しているケースのお話をさせていただこうと思います。それが「airbnb」のケースです。民泊やシェアリングの事例として、すでに非常に有名になっている会社です。

 ご案内の通り、airbnbは、個人事業主であるオーナー(ホストのこと)が、自分の家や部屋を、自分が利用しない間、適度な値段で宿泊先を探している顧客に貸し出すことを可能にする、マッチングのプラットフォームを提供する、いわゆる民泊サービスの非公開企業です。

 2008年に設立されて以来、この会社の事業は驚くべきスピードで成長しています。私は、設立7年目の2015年にサンフランシスコの...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
「経営ビジネス」でまず見るべき講義シリーズ
生き続ける松下幸之助の経営観(1)今も生きている幸之助
松下幸之助の考え方には今と昔を貫くものがある
江口克彦
企業改革の核心は何か(1)組織の危機をいかに克服するか
V字回復のためには社員に「個人の痛み」を迫る覚悟を持て
三枝匡
会社人生「50代の壁」(1)“9の坂”とまさかの坂
サラリーマン人生「50代の壁」を乗り越える生き方
江上剛
組織心理学~若者とのコミュニケーション(1)「Z世代」の特徴と接し方
Z世代は傷つきやすい!?…昔の世代との相違点、共通点とは
山浦一保
これから必要な人材と人材教育とは?(1)人手の供給不足とマクロ経済への影響
ごく一部の人手不足が「致命的」になる…Oリング・セオリー
柳川範之
ウォーレン・バフェットの成功哲学(1)「世界一の投資家」の実像
世界一の投資家ウォーレン・バフェット…賢人と呼ばれる理由
桑原晃弥

人気の講義ランキングTOP10
インフレの行方…歴史から将来を予測する(2)明治以降の物価推移とインフレ率
戦後日本のハイパーインフレの真実…その時、何が起きたのか
養田功一郎
ソニー流「人的資本経営と新規事業」成功論(1)人を真に活かす人事評価とは
ソニー流の「人材論」「新規ビジネス論」を具体的に語ろう
水野道訓
AI時代と人間の再定義(2)仏法僧の三宝と対話による道徳的進歩
考えるとは相手の頭を使って考えること…共同で思考する意義
中島隆博
こどもと学ぶ戦争と平和(2)「本当の平和」とは何か
「平和」には2つある…今の日本は本当に平和なのか?
小原雅博
危機のデモクラシー…公共哲学から考える(6)政治と経済をつなぐ公共哲学
どのような経済レジームを選ぶか…倫理資本主義の可能性
齋藤純一
平和の追求~哲学者たちの構想(7)いかに平和を実現するか
国際機関やEUは、あまり欲張らないほうがいいのでは?
川出良枝
産業イニシアティブでつくるプラチナ社会(4)社会課題の解決に取り組む人財産業
メダカの学校・総合的な学習(探究)の時間・逆参勤交代
小宮山宏
大統領に告ぐ…硫黄島からの手紙の真実(2)翻訳に込めた日米の架け橋への夢
アメリカ人の心を震わせた20歳の日系二世・三上弘文の翻訳
門田隆将
AI時代に甦る文芸評論~江藤淳と加藤典洋(1)AIに代わられない仕事とは何か
江藤淳と加藤典洋――AI時代を生きる鍵は文芸評論家の仕事
與那覇潤
生成AI・大規模言語モデルのしくみ(2)機械学習と大規模言語モデル
常識を初めて知った!?生成AIの大規模言語モデルとは
岡野原大輔