経営者としての激動の人生
この講義は登録不要無料視聴できます!
▶ 無料視聴する
次の動画も登録不要で無料視聴できます!
アポロ計画をきっかけに思いついたディーラー作戦
第2話へ進む
ミサワホーム創業者が学生時に思い付いた画期的なアイデア
経営者としての激動の人生(1)大学4年の夏の転機
三澤千代治(株式会社MISAWA 取締役会長/ミサワホーム創業者)
ミサワホームの始まりとなった最初の発明は、意外な場所から生まれた。大学の最終学年を肺結核治療のために天井をにらんで過ごしたミサワ創業者の得た画期的なアイデアとは何か。(2018年10月2日開催日本ビジネス協会JBCインタラクティブセミナー講演「経営者としての激動の人生」より、全5話中第1話)
時間:6分45秒
収録日:2018年10月2日
追加日:2019年7月18日
≪全文≫

●新潟県十日町から日大建築学科へ


 私は、新潟県の十日町高等学校を卒業しました。競争がないので、皆あまり勉強もせず、大学へ進学するのは卒業生の2割ほどという学校でした。東京に出た私は、日本大学の建築学科に入学しました。10日ほどで分かったのは、同級生が皆、よく勉強ができることでした。自分だけができないので、大学では一生懸命勉強しました。それまでは、建築に対する関心はあまりなく、テレビを作ったり、アマチュア無線(ハム)を行ったり、ラジコンをやってみたりと、好きな電気系統のことばかりでした。大学受験では、父親が材木商ですから、建築系の方が喜ぶだろうと思って志望を決めました。


●突然血を吐いて倒れた大学4年の夏


 大学4年の夏休み、御茶ノ水駅のホームで私はいきなり喀血して倒れてしまいました。田舎でツベルクリン反応が陽転しないまま東京へ出てきてしまったので、結核に感染したということです。そのまま救急病院へ運び込まれました。担ぎ込まれた時は、こちら(左)の肺に穴が開いていたらしいです。しかも右側も詰まっていて、どちらの肺もあまり動いておらず、「こういう病状では手術ができないから、しばらく様子を見ましょう」という説明でした。

 息をするたびに出血して、一晩で洗面器いっぱい血が溜まるような日が3日ほど続きました。病室は、看護婦さんたちの部屋の隣でした。特別に良い部屋を取ってもらえたなと思ったのですが、後で聞くと、差し迫った重症患者をすぐ助けられるよう、そういう配置にしているそうです。部屋には3人いましたが、私以外の2人は亡くなりました。

 部屋で寝ていると、主治医が廊下で話をしているのが聞こえてきました。「今晩あたりが峠です」と、私の母親に言っているのです。「ああ。今晩死ぬかもしれないのか」といった状態でした。

 その夜中、急に苦しくなって、のたうちまわった挙句、ベッドからドスンと落ちました。落ちたとたんに、口からレバーのような血の塊が出てきました。右の肺に詰まっていた血の塊だったらしく、呼吸ができるようになって助かりました。そのままだと死んでしまっていたところ、たまたまベッドから落下したために血の塊を排出できて、翌日からは両肺が動くようになったという説明でした。

 これで手術はしなくても良さそうだと医師から言われました。「その代わり、100日間はベッドで仰向けにな...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「経営ビジネス」でまず見るべき講義シリーズ
優れた経営者の条件(1)スキルとセンスの違い
経営者のセンスは担当者のスキルとは全く違う
楠木建
メンタルヘルスの現在地とこれから(1)「心を病む」とはどういうことか
なぜ「心の病」が増えている?メンタルヘルスの実態に迫る
斎藤環
営業から考える企業戦略(1)成功するブランド戦略とは?
ブランド力を高めるために「自社の強み」を徹底的に聞け
田村潤
ハラスメント防止に向けた風土づくり(1)ハラスメントの概要
増え続けるハラスメント…その背景としての職場の特徴
青島未佳
組織改革の要諦~活性化と人材活用(1)準備、スピード、タイミング
組織改革は最初に全体像と将来像を示すのが重要
秋池玲子
営業の勝敗、キリンの教訓(1)やる気のない社員になる理由
なぜ「やる気のある社員」が日本では6%しかいないのか?
田村潤

人気の講義ランキングTOP10
編集部ラジオ2026(27)昭和の名将・根本博
【10min解説】根本博…戦後の内蒙古での激闘と台湾での義戦
テンミニッツ・アカデミー編集部
昭和の名将・根本博…台湾での恩義の戦い(5)1人の力で歴史を変えた男たち
大義にもとづく「個人の決断と行動」が歴史を動かす…名将の教訓
門田隆将
昭和の名将・根本博…内蒙古・終戦後の戦い(1)軍人の本義を貫いた根本博中将
ソ連軍から在留日本人4万人を守れ…内蒙古での「戦後」の激闘
門田隆将
近現代史に学ぶ、日本の成功・失敗の本質(6)東條内閣で行われた行政改革
悲惨な末路につながった東條英機内閣での兼職と省庁再編
片山杜秀
大統領に告ぐ…硫黄島からの手紙の真実(2)翻訳に込めた日米の架け橋への夢
アメリカ人の心を震わせた20歳の日系二世・三上弘文の翻訳
門田隆将
教養としての「ユダヤ人の歴史とユダヤ教」(1)ユダヤ人とは誰のことか
ユダヤ人とは?なぜ差別?お金持ち?…『ユダヤ人の歴史』に学ぶ
鶴見太郎
死と宗教~教養としての「死の講義」(5)仏教の死:日本編
極楽往生、坐禅、法華経…日本人はいかに死を乗り越えるか
橋爪大三郎
今こそ問うべき「人間にとっての教養」(1)なぜ本を読むことが教養なのか
『人間にとって教養とはなにか』に学ぶ教養と本の関係
橋爪大三郎
ラフカディオ・ハーン『神国日本』を読む(3)祖先崇拝の5つの特徴
夢魔の重圧?…なぜ「バチあたりの人間」が村八分になるのか
賴住光子
生成AI「Round 2」への向き合い方(1)生成AI導入の現在地
生成AIの利活用に格差…世界の導入事情と日本の現状
渡辺宣彦