2021年激変する世界と日本の針路
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バイデンの勝利とトランプの抵抗の経過を追う
2021年激変する世界と日本の針路(2)アメリカ大統領選と新大統領選出
島田晴雄(慶應義塾大学名誉教授/テンミニッツ・アカデミー副座長)
世界中をゆさぶる大変動があった2020年、アメリカでは大統領選挙が行われた。トランプ氏とバイデン氏による熾烈な選挙戦が繰り広げられたが、選挙人投票でバイデン氏の勝利が確定。それを認めないトランプ支持者は2021年1月、議事堂に乱入するも、クーデターは失敗。その後、上下両院合同会議でバイデン氏を新大統領に正式選出。そして、トランプ大統領は2度目の弾劾訴追となった。(第2話)
(本シリーズ講義では、島田晴雄先生が作成されたレジュメ内容を本文として掲載いたします。そのため、一部、動画では触れられていない部分がありますので、資料としてご活用いただければ幸いです)
時間:7分54秒
収録日:2021年2月2日
追加日:2021年2月20日
カテゴリー:
≪全文≫

●1. 予期せざるトランプ氏の人気急落


ー2020.2月まで確実視されたトランプ再選
ーCVによる株価激落、急性経済不況
ートランプ氏のCV対策への批判
・世界最大最強の先進国であるアメリカでなぜ感染者、死亡者が世界最大になるか?
・明らかにトランプ氏のCV対策失政によるところが大きい。
・2月中、CV感染拡大を知りながら、CVは風邪のようなもの、ある日突然消え失せる、そのため一刻を争う感染症対策で貴重な初動の6週間を空費したとされる。
・専門家の忠告を聞かず、CDC(連邦疾病センター)は適切に機能せず。
・党派性:民主党知事にいる州(NY、ミシガンなど)には連邦支援をしぶる。
自分を尊敬しない知事を選んでいる州には当然だ、と強弁。
・CV災禍を見て、トランプ氏は、中国傾斜のWHOと中国の感染放置が原因と責任転嫁。
・しかし大衆はトランプ失政で世界最多の感染者・死亡者の犠牲を被ったことに気づく。
ートランプ氏の抗議運動抑圧への批判
・George Floyd氏事件。ミネソタ州でF氏が警官に頸部を8分46秒圧迫されて死亡。暴力には銃撃を呼ぶとツィート。州知事がやらないなら自分が連邦軍を出動させるとして1600名出動。これにはさすがに軍の現役・退役最高幹部がアメリカ民主主義を損なうと非難。異例。
・人種差別の根本問題を見ずに、暴力で抑圧しようとする態度に多くの選挙民反発。


●2. バイデン候補との熾烈な選挙戦


ートランプ氏の失点で浮上したバイデン候補
・トランプ氏が、景気低落、CV対策失政、黒人差別抗議運動への高圧で人気急落。そのおかげで浮上。
ートランプ氏の10月の猛烈な追い上げ
ー投票直前の大接戦
・激戦州:フロリダ29、ペンシルベニア20、ミシガン16、ノースカロライナ15、アリゾナ11接戦、11.3.では結果判明せず。


●3 バイデン氏の勝利とトランプ氏の抵抗


ー郵便投票でバイデン氏勝利
・トランプ氏、郵便投票の不正を訴え、開票作業の停止を記者会見とツイッターで要請
ーバイデン氏の勝利を認めないトランプ氏
・トランプ氏はバイデン陣営は不正選挙で選挙を”盗んだ”と批判。不正を理由に訴訟戦術。
・トランプの不正訴訟には証拠がなく地方裁判所で陸続却下・敗訴。最高裁も受理せず。
ー選挙人投票(2020.12.14)でバイデン氏の勝利確定
・12.14に全米選挙人集会で選挙人投票、B: 306票、T:232票
・2021.1.6.この結果ふまえ、議会で選出...

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