●1. 予期せざるトランプ氏の人気急落
ー2020.2月まで確実視されたトランプ再選
ーCVによる株価激落、急性経済不況
ートランプ氏のCV対策への批判
・世界最大最強の先進国であるアメリカでなぜ感染者、死亡者が世界最大になるか?
・明らかにトランプ氏のCV対策失政によるところが大きい。
・2月中、CV感染拡大を知りながら、CVは風邪のようなもの、ある日突然消え失せる、そのため一刻を争う感染症対策で貴重な初動の6週間を空費したとされる。
・専門家の忠告を聞かず、CDC(連邦疾病センター)は適切に機能せず。
・党派性:民主党知事にいる州(NY、ミシガンなど)には連邦支援をしぶる。
自分を尊敬しない知事を選んでいる州には当然だ、と強弁。
・CV災禍を見て、トランプ氏は、中国傾斜のWHOと中国の感染放置が原因と責任転嫁。
・しかし大衆はトランプ失政で世界最多の感染者・死亡者の犠牲を被ったことに気づく。
ートランプ氏の抗議運動抑圧への批判
・George Floyd氏事件。ミネソタ州でF氏が警官に頸部を8分46秒圧迫されて死亡。暴力には銃撃を呼ぶとツィート。州知事がやらないなら自分が連邦軍を出動させるとして1600名出動。これにはさすがに軍の現役・退役最高幹部がアメリカ民主主義を損なうと非難。異例。
・人種差別の根本問題を見ずに、暴力で抑圧しようとする態度に多くの選挙民反発。
●2. バイデン候補との熾烈な選挙戦
ートランプ氏の失点で浮上したバイデン候補
・トランプ氏が、景気低落、CV対策失政、黒人差別抗議運動への高圧で人気急落。そのおかげで浮上。
ートランプ氏の10月の猛烈な追い上げ
ー投票直前の大接戦
・激戦州:フロリダ29、ペンシルベニア20、ミシガン16、ノースカロライナ15、アリゾナ11接戦、11.3.では結果判明せず。
●3 バイデン氏の勝利とトランプ氏の抵抗
ー郵便投票でバイデン氏勝利
・トランプ氏、郵便投票の不正を訴え、開票作業の停止を記者会見とツイッターで要請
ーバイデン氏の勝利を認めないトランプ氏
・トランプ氏はバイデン陣営は不正選挙で選挙を”盗んだ”と批判。不正を理由に訴訟戦術。
・トランプの不正訴訟には証拠がなく地方裁判所で陸続却下・敗訴。最高裁も受理せず。
ー選挙人投票(2020.12.14)でバイデン氏の勝利確定
・12.14に全米選挙人集会で選挙人投票、B: 306票、T:232票
・2021.1.6.この結果ふまえ、議会で選出...