スティーブ・ジョブズの成功哲学
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ジョブズがパロアルト研究所で気づいた「パソコンの未来」
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スティーブ・ジョブズは何がすごい?その生涯、発想、経営
スティーブ・ジョブズの成功哲学(1)世界を変えたジョブズの革命
桑原晃弥(経済・経営ジャーナリスト)
アップルの創始者として知られるスティーブ・ジョブズは、斬新な製品で人びとの価値観を大きく変え、GAFAの経営者たちにも多大なる影響を与えた。ではジョブズはいったい何をどう変えたのか。彼の生涯、その偉業を中心に解説を進める。(全9話中第1話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)
時間:14分39秒
収録日:2022年3月15日
追加日:2022年4月23日
≪全文≫

●開発者だけではなく、経営者としても優れていたジョブズ


―― 皆さま、こんにちは。本日は桑原晃弥先生に、スティーブ・ジョブズについてお話を伺いたいと思います。先生、どうぞよろしくお願いいたします。

桑原 桑原と申します。よろしくお願いします。

―― ジョブズというと、非常に人気が高い経営者で、アップルを創業して、さまざまな製品をつくりました。最初に、彼の凄さは何にあるのかを教えていただけますか。

桑原 ジョブズについての皆さんのイメージは、iPodに始まってiPhoneなどの世界を変える製品をつくりあげたことだと思います。パソコンもジョブズがいたからできたものである、とはっきり言っていいと思います。

 そういうすごい製品をつくった人というイメージがとても強いのですが、実際には、ジョブズはすごい製品をつくるだけではなくて、すごい会社をつくることにも生涯をかけてきました。そういう経営者だと思っています。

 アップルは、彼が20代のときに創業した会社です。その後、一時アップルを離れることになり、10年あまりの雌伏のときを経て、もう一回復帰します。アップルはもともと倒産寸前の会社でしたが、ジョブズが亡くなる直前には、世界一の時価総額企業に変わり、大変な成功を収めます。

 ジョブズが亡くなった後、アップルの時価総額は100兆円、200兆円、300兆円という形でものすごい成長を続けていきます。それこそがまさにジョブズが望んでいたことで、そういうすごい会社をつくる、すごい会社で一生懸命すごい製品をつくる、そして一生懸命頑張る社員がいる会社を創りたいと思っていました。それを一生懸命やっていたのがジョブズで、その結果がすごい製品であり、すごいイノベーションであり、そしてすごい会社です。それがまさにジョブズのすごさだと思っています。

―― どうしても製品などのイノベーションのすごさに注目しがちなのですが、組織人、経営者としても非常に類い希なる才能を持っていたということですね。

桑原 そうですね。会社が何のために存在するのか、会社にとって大事なのは何なのかを非常に若いときから知っていました。これは勉強したわけでも、誰かに教えられたわけでもないので、非常に感覚的なものだと思います。やはりすごい会社では、社員が社会のために役に立つすごい製品を一生懸...

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