スティーブ・ジョブズの成功哲学
この講義シリーズは第2話まで
登録不要で無料視聴できます!
第1話へ
▶ この講義を再生
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
禅はジョブズの哲学にどのような影響を与えたのか
スティーブ・ジョブズの成功哲学(9)なぜ「禅」に魅せられたのか
桑原晃弥(経済・経営ジャーナリスト)
スティーブ・ジョブズが若い時から東洋の思想に強く影響を受けていたことはよく知られている。ジョブズはどのようにして禅に出会い、それは製品にどのような影響を与えたのか。ジョブズの死生観や時間の感覚などから、ジョブズと禅の関係について考える。(全9話中第9話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)
時間:15分28秒
収録日:2022年3月15日
追加日:2022年6月18日
≪全文≫

●親から離れるために、リード大学に進学する


―― 続いて、「ジョブズはなぜ「禅」に魅せられたのか」ということです。

 いよいよ禅のお話です。最初の言葉が、大学に入学したことについてです。1番目が、「自分には親なんか必要なかった。ケンタッキーから来たみなしごみたいになりたかったんだ。人生はいったい何なのか、その答えを見つけたかったんだ」ということです。

桑原 ジョブズの場合は成績も良かったですし、普通だったら地元のスタンフォードに進むと思うのですが、親から離れたかったとものすごく言っています。友人のジョン・コトケによると、この当時のジョブズはまだ人生に悩んでいて、自分は何者かをものすごく模索していたと言っています。非常に悩んだ末に、親元から遠く離れた場所にあえて進んだのだと思います。

―― 2番目が、「ロバート・フリードランドのように、悟りという境地が存在していることをはっきり確信している人に出会ったのは初めてだった。そのことに感激し、すごく好奇心をそそられた。しかし、実際には「正真正銘の山師」だった」ということです。

桑原 これは、リード大学に主(ぬし)のように存在していた人間です。いろいろな悟りのことや、宗教的なことを非常に説明してくれて、最初はこの人間に惹かれたと言っています。最初は少し魅せられたのですが、しばらくして、とんでもない奴だということが分かります。リード大学はそういう人たちが集まってきやすい大学だったといえると思います。

―― リード大学を選んだのは、ジョブズ自身も必ずしもそういうものに興味があったからというわけでもないのでしょうか。

桑原 おそらくですが、文化的な大学なので、エンジニアなどで目指すわけもなく、またどこかの企業を目指すわけでもありません。また、ハーバード大学へ行って金融機関へということでもなく、まだ何者になりたいかが本当に分かりませんでした。そうした中で一番興味があったのが、そういう精神的なものだったのでしょう。


●仏教に興味を持ち、禅の思想に魅了されていく


―― 続いて3番目です。大学時代です。図書館で仏教関係の本を読み漁って、禅に魅せられるようになっていきます。この言葉が「禅は知的理解よりも体験に価値を置いていた。僕は知的、抽象的な理解より、もっと意義のあるものを発見...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「経営ビジネス」でまず見るべき講義シリーズ
本質から考えるコンプライアンスと内部統制(1)「法令遵守」でリスクは管理できない
「コンプライアンス=法令遵守」ではない…実例が示す本質
國廣正
生成AI「Round 2」への向き合い方(1)生成AI導入の現在地
生成AIの利活用に格差…世界の導入事情と日本の現状
渡辺宣彦
オリエント 東西の戦略史と現代経営論に学ぶ(1)ビジネスのヒントは歴史にあり
『失敗の本質』、中国古典…ビジネスのヒントを歴史に学ぶ
三谷宏治
野獣の経営、家畜の経営(1)経営センスが育つ土壌
ファーストリテイリングで経営者が育つ理由
楠木建
「発想力」の技法を学ぶ(1)発見と探究(前編)
“なぜ”を繰り返せ!『発想力の全技法』に学ぶ原因探究法
三谷宏治
メンタルヘルスの現在地とこれから(1)「心を病む」とはどういうことか
なぜ「心の病」が増えている?メンタルヘルスの実態に迫る
斎藤環

人気の講義ランキングTOP10
高齢者のフレイル・認知症とその予防対策(2)高齢者総合機能評価とフレイル
“マッチョな老衰”はいない!?若い頃からいかに骨格筋肉量を蓄えるかが健康長寿の鍵
小川純人
『オデュッセイア』で読み解く神話の秘密(1)物語の構造を読み解くおもしろさ
『オデュッセイア』の面白さの秘密を神話の構造から読み解く…なぜ波乱万丈の神話が人間の創作の源泉になったか
松村一男
「満洲」から考える日本とアジア(5)ロシアのシベリア征服と日清日露戦争
「満洲利権」はなぜ日本の手に渡ったか?…ロシアの極東征服、そして朝鮮の混乱が日本を日清・日露戦争へ
宮脇淳子
習近平中国の真実…米中関係・台湾問題(5)恐るべき台湾への「浸透」
浸透工作…台湾でスパイ裁判が約70件、それも氷山の一角
垂秀夫
「ホメロス叙事詩」を読むために(5)『イリアス』の世界ーその1
叙事詩イリアス…トロイア戦争最後の50日間を描いた傑作
納富信留
「怒り」の仕組みと感情のコントロール(1)「キレる高齢者」の正体
「キレやすい」の正体とは?…ヒトの「怒り」の本質に迫る
川合伸幸
日本の財政の真実を検証する(1)膨らむ借金の知られざる実態
日本の財政の「真実」をデータで徹底検証…国際機関の分析は?
宮本弘曉
何回説明しても伝わらない問題と認知科学(1)「スキーマ」問題と認知の仕組み
なぜ「何回説明しても伝わらない」のか?鍵は認知の仕組み
今井むつみ
オリエント 東西の戦略史と現代経営論に学ぶ(1)ビジネスのヒントは歴史にあり
『失敗の本質』、中国古典…ビジネスのヒントを歴史に学ぶ
三谷宏治
ルネサンス美術の見方(6)ルネサンスの完成者ラファエッロ
ラファエッロが「ルネサンスの完成者」と呼ばれる理由
池上英洋