スティーブ・ジョブズの成功哲学
この講義は登録不要無料視聴できます!
▶ 無料視聴する
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
ジョブズがパロアルト研究所で気づいた「パソコンの未来」
スティーブ・ジョブズの成功哲学(2)ジョブズの略歴〈上〉
桑原晃弥(経済・経営ジャーナリスト)
20歳の若さでアップルを創業したスティーブ・ジョブズだったが、30歳のときに自分がつくった会社をクビになってしまう。養子であることがジョブズの思想に与えた影響や、スティーブ・ウォズニアックとの出会いなど、アップル追放までのジョブズの人生を振り返る。(全9話中第2話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)
時間:9分40秒
収録日:2022年3月15日
追加日:2022年4月30日
≪全文≫

●養子であることがジョブズの思想に与えた影響


―― 桑原晃弥先生にジョブズの話を聞いています。桑原先生はこの『スティーブ・ジョブズ名語録』をはじめ、ジョブズについて、非常にたくさんの本をお書きになっています。お書きになるのに、関連の本やアメリカで出されている評伝なども含めて、相当いろいろなことを調べられていると思いますが、いかがでしょう。

桑原 そうです。ジョブズが亡くなった後は、本当にたくさんのジョブズ本が出ました。亡くなる前はそこまで多くはありませんでしたが、アメリカにおいて、やはりアップルは非常に象徴的な会社ということもあり、その頃のジョブズの物語も多く書かれています。その頃は非常に暴君的な書き方も多いのですが、そういった本が出ていて、日本では当然絶版になっています。あとは、当時は雑誌に結構書いていたので、そういうところを調べながらまとめていきました。亡くなった後は山のように本が出ました。

―― なるほど。長らくお書きになってきたものについて、またこの場でお話しいただきたいと思います。

 最初にジョブズの略歴をお聞きします。先ほどの講義で3つに分けると分かりやすいということで、まずジョブズの略歴の第1期です。生まれてから30歳でアップルを追放されるまでの期間です。

桑原 ジョブズも含めて、GAFAの中には、例えばジェフ・ベゾスのように、養子だった人がいます。ジョブズにとっては、生まれが養子であることが、その後、禅に傾倒したり、東洋的な思想に感化されたりすることなどに影響していると思います。

 幼い頃は小学校の問題児だった時期もあり、自分は一体何者なのか迷っていたと言っています。これには、自分が養子であることがある程度影響していると思います。

 しかし、ある時期からジョブズにとってはそれが力になっていきます。小学校の3~4年のときに女性の先生と出会いました。その方がジョブズの才能を見抜いて、この子は非常に頭の良い子だということで、1年間、一生懸命勉強させてくれました。その時期、ジョブズは非常に一生懸命勉強して、そのときに教育の持つ力のすごさを認識します。そこからジョブズは変わっていき、それが後々、アップルを創業することにつながります。

 ジョブズは、カリフォルニ...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
「経営ビジネス」でまず見るべき講義シリーズ
会社人生「50代の壁」(1)“9の坂”とまさかの坂
サラリーマン人生「50代の壁」を乗り越える生き方
江上剛
ハラスメント防止に向けた風土づくり(1)ハラスメントの概要
増え続けるハラスメント…その背景としての職場の特徴
青島未佳
ストーリーとしての競争戦略(1)当たり前の重要さ
柳井正氏の年度方針「儲ける」は商売の本筋
楠木建
本質から考えるコンプライアンスと内部統制(1)「法令遵守」でリスクは管理できない
「コンプライアンス=法令遵守」ではない…実例が示す本質
國廣正
キャリア転換で人生を成功させる方法(1)2つの大きな潮流
なぜ40歳でキャリアについて一度考え直す必要があるのか
為末大
バブル世代の現実とこれからの生き方
バブル世代は「バブル崩壊世代」、苦労の先に見えるものがある
江上剛

人気の講義ランキングTOP10
習近平―その政治の「核心」とは何か?(1)習近平政権の特徴
習近平への権力集中…習近平思想と中国の夢と強国強軍
小原雅博
熟睡できる環境・習慣とは(1)熟睡のための条件と認知行動療法
熟睡のために――認知行動療法とポジティブ・ルーティーン
西野精治
歴史の探り方、活かし方(4)史実・史料分析:秀吉と秀次編〈上〉
史料読解法…豊臣秀吉による秀次粛清の本当の理由とは?
中村彰彦
エネルギーと医学から考える空海が拓く未来(4)全てをつなぐ密教の世界観
密教の世界観は全宇宙を分割せずに「つないでいく」
鎌田東二
内側から見たアメリカと日本(4)アメリカ労働史とトランプ支持層
ギャングの代わりに弁護士!? 壮絶なアメリカ労働史の変遷
島田晴雄
何回説明しても伝わらない問題と認知科学(1)「スキーマ」問題と認知の仕組み
なぜ「何回説明しても伝わらない」のか?鍵は認知の仕組み
今井むつみ
習近平中国の真実…米中関係・台湾問題(7)不動産暴落と企業倒産の内実
不動産暴落、大企業倒産危機…中国経済の苦境の実態とは?
垂秀夫
徳と仏教の人生論(1)経営者の条件と50年間悩み続けた命題
宇宙の理法――松下幸之助からの命題が50年後に解けた理由
田口佳史
経験学習を促すリーダーシップ(1)経験学習の基本
成長を促す「3つの経験」とは?経験学習の基本を学ぶ
松尾睦
人生100年時代の「ライフシフト概論」(3)キャリアの危機〈下〉
40代前半に訪れる「中年の危機」、鍵は「人生の成長戦略」
徳岡晃一郎