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40~50代に聞いた実感する「体の変化」とは?
シミやシワ、白髪を見つけて「老けたなあ」と年齢を感じることが増えていく40、50代。そんな見た目の衰えはさることながら、さまざまな肉体的な変化も実感する年代です。ある日を境に突然その変化に気づいたり、20~30代では1度も感じたことのなかった違和感を覚え、「もしかしたら病気かも?」と不安になった方もいるかと思いますが、40、50代から顕われはじめる老化の初期症状だった、という話もよく聞きます。
今回は、そんな身体の変化を、40、50代の男女、計35人にアンケートし、まとめてみました。
【お酒が弱くなった、飲まれやすくなった】
・以前と変わらない量なのにベロベロに酔い、呂律が回らなくなる。(43歳女性)
・30代までは朝まで飲めたが、今は深夜過ぎると寝落ちしてしまう。(47歳男性)
・少量でも飲んだ翌日の疲労感が半端ない。二日酔いも増えた。(45歳男性)
・長い時間お酒の席にいること自体が苦痛に。電車で寝過ごすことも頻繁。(55歳男性)
なんと35人中22人から「お酒が弱くなった」と回答が。長時間飲み続けるのも体力が必要ですし、アルコールを分解する肝臓の機能低下を実感している人が多かったです。
【痩せにくくなった、太りやすくなった】
・若い頃は太ってもすぐ戻せたのに、今は水しか飲まなくても痩せない。(42歳女性)
・食べる量は変わらない、もしくは減っているのに、腰やお腹、背中など身体の中心部に肉がつく。(46歳女性)(52歳女性)
・30代の頃と体重はさほど変わらないのに、どんどん服がキツくなる。贅肉が増えてきた感じがする。(41歳女性)
・週2回のジム通いで、なんとか体重キープ。さぼると速攻で増加するように。(44歳男性)
・50歳を過ぎて健康診断で初の「肥満」認定。糖尿病予備軍に。(56歳女性)
これは女性の意見が大半。男性は30代から徐々に太り始める人が多いようですが、女性は40代から急に体質が変わったように太りやすくなるという声が。それゆえに女性のファッションも40歳くらいから大幅に見直されていくようです。見た目だけでなく年齢が上がり50代になると、糖尿病やコレステロールの異常、高血圧などの太ることのリスクも高まっていきます。
【喉が詰まる、むせる、胸焼けするように】
・食べ物が喉や食道につまったような異物感を感じるように。実際に詰まっているわけではないが。(48歳女性)
・食事中にむせることが増えた。最初は慌てて食べたから?と思っていたが、わりと頻繁で「おじいちゃんみたい」と娘に言われる。(43歳男性)
・大好きな脂っこいものや辛いものを食べると、胸焼けやげっぷが止まらず、好物を食べるのが怖くなる。(47歳男性)
・麺類をすするとむせやすく、吸う行為が苦手になった。(54歳女性)
飲み込みづらく、喉につっかえてむせるのはお年寄りに多い「嚥下(えんげ)障害」ですが、この嚥下機能も40、50代から低下していくそうです。また6人の方が40 代以降で患ったというのが「逆流性食道炎」。辛い胸焼けやげっぷの原因は、胃腸の消化機能の低下に加え、この疾患の可能性もあるかもしれません。
【目がかすむ、小さい字が見えにくくなった】
・寝る前にベッドで読書をするが、かなりベッドライトを明るくしないと文字が読めなくなった。(40歳女性)
・化粧品や食品の成分表チェックをする仕事をしているが、ある日小さい字が二重に見えるようになり、今ではルーペなしでは読めない。(43歳女性)
・1日パソコンで仕事をすると、夕方には目が霞んでしまい残業ができなくなる。以前は徹夜でプログラミングしても全然平気だったのに。(42歳男性)
・老眼鏡のあるなしに関わらず、まぶたが重くよく見えない。まぶたの筋肉が下がってきているらしい。(55歳男性)
40代からの会話によく出てくるのが「老眼」の話題。35人中16人の方が、すでに老眼鏡を持っていました。まだ持っていない方もお話を聞いていると「それ、老眼では?」と思う回答が多かったです。また50代では瞼の筋力が低下し視界も狭めてしまう「眼瞼下垂」に悩む方も。まぶたの腫れやたるみは老けた印象の原因にもなりますが、見えにくさにも繋がっているようです。
その他にも、
・身体や頭皮に痒みが出るようになった
・手が肩より上に上げにくく痛みや痺れがある、40、50肩のような症状
・男性だけでなく、女性の「抜け毛」が急に増えた
・腰より膝など足に痛みがくるようになった
そんな変化も、複数の方が感じていました。
2017年3月1日に厚生労働省が発表した日本人の平均寿命は、男性80.75歳、女性は86.99歳で、共に過去最高を更新しています。その80数年から見れば、40代はまさに中間地点で、40年間稼働してきた身体に不調が出てくるのも、変化が顕われるのも当然のこと。また既に折り返した50代は、変化から老化へとシフトし、慢性の疾患や持病を抱えやすくなっていく年代と言えそうです。気になる変化があった場合、早めに病院で診察を受けてみるのもひとつの方法です。
しかし、40年50年生きていればある程度の変化は誰でも通る道。気にしすぎるよりも、変化受け止めて、前向きにメンテナンスを考えて老化を防ぐ姿勢も大切かもしれませんね。
今回は、そんな身体の変化を、40、50代の男女、計35人にアンケートし、まとめてみました。
皆が感じている、4つの「40、50代からの体の変化」
特に多かった、上位4つのポイントをご紹介していきます。【お酒が弱くなった、飲まれやすくなった】
・以前と変わらない量なのにベロベロに酔い、呂律が回らなくなる。(43歳女性)
・30代までは朝まで飲めたが、今は深夜過ぎると寝落ちしてしまう。(47歳男性)
・少量でも飲んだ翌日の疲労感が半端ない。二日酔いも増えた。(45歳男性)
・長い時間お酒の席にいること自体が苦痛に。電車で寝過ごすことも頻繁。(55歳男性)
なんと35人中22人から「お酒が弱くなった」と回答が。長時間飲み続けるのも体力が必要ですし、アルコールを分解する肝臓の機能低下を実感している人が多かったです。
【痩せにくくなった、太りやすくなった】
・若い頃は太ってもすぐ戻せたのに、今は水しか飲まなくても痩せない。(42歳女性)
・食べる量は変わらない、もしくは減っているのに、腰やお腹、背中など身体の中心部に肉がつく。(46歳女性)(52歳女性)
・30代の頃と体重はさほど変わらないのに、どんどん服がキツくなる。贅肉が増えてきた感じがする。(41歳女性)
・週2回のジム通いで、なんとか体重キープ。さぼると速攻で増加するように。(44歳男性)
・50歳を過ぎて健康診断で初の「肥満」認定。糖尿病予備軍に。(56歳女性)
これは女性の意見が大半。男性は30代から徐々に太り始める人が多いようですが、女性は40代から急に体質が変わったように太りやすくなるという声が。それゆえに女性のファッションも40歳くらいから大幅に見直されていくようです。見た目だけでなく年齢が上がり50代になると、糖尿病やコレステロールの異常、高血圧などの太ることのリスクも高まっていきます。
【喉が詰まる、むせる、胸焼けするように】
・食べ物が喉や食道につまったような異物感を感じるように。実際に詰まっているわけではないが。(48歳女性)
・食事中にむせることが増えた。最初は慌てて食べたから?と思っていたが、わりと頻繁で「おじいちゃんみたい」と娘に言われる。(43歳男性)
・大好きな脂っこいものや辛いものを食べると、胸焼けやげっぷが止まらず、好物を食べるのが怖くなる。(47歳男性)
・麺類をすするとむせやすく、吸う行為が苦手になった。(54歳女性)
飲み込みづらく、喉につっかえてむせるのはお年寄りに多い「嚥下(えんげ)障害」ですが、この嚥下機能も40、50代から低下していくそうです。また6人の方が40 代以降で患ったというのが「逆流性食道炎」。辛い胸焼けやげっぷの原因は、胃腸の消化機能の低下に加え、この疾患の可能性もあるかもしれません。
【目がかすむ、小さい字が見えにくくなった】
・寝る前にベッドで読書をするが、かなりベッドライトを明るくしないと文字が読めなくなった。(40歳女性)
・化粧品や食品の成分表チェックをする仕事をしているが、ある日小さい字が二重に見えるようになり、今ではルーペなしでは読めない。(43歳女性)
・1日パソコンで仕事をすると、夕方には目が霞んでしまい残業ができなくなる。以前は徹夜でプログラミングしても全然平気だったのに。(42歳男性)
・老眼鏡のあるなしに関わらず、まぶたが重くよく見えない。まぶたの筋肉が下がってきているらしい。(55歳男性)
40代からの会話によく出てくるのが「老眼」の話題。35人中16人の方が、すでに老眼鏡を持っていました。まだ持っていない方もお話を聞いていると「それ、老眼では?」と思う回答が多かったです。また50代では瞼の筋力が低下し視界も狭めてしまう「眼瞼下垂」に悩む方も。まぶたの腫れやたるみは老けた印象の原因にもなりますが、見えにくさにも繋がっているようです。
変化と向き合う、人生中盤の40代、折り返した50代。
いかがでしたか?40、50代のみなさんには、きっと当てはまる項目があったと思います。その他にも、
・身体や頭皮に痒みが出るようになった
・手が肩より上に上げにくく痛みや痺れがある、40、50肩のような症状
・男性だけでなく、女性の「抜け毛」が急に増えた
・腰より膝など足に痛みがくるようになった
そんな変化も、複数の方が感じていました。
2017年3月1日に厚生労働省が発表した日本人の平均寿命は、男性80.75歳、女性は86.99歳で、共に過去最高を更新しています。その80数年から見れば、40代はまさに中間地点で、40年間稼働してきた身体に不調が出てくるのも、変化が顕われるのも当然のこと。また既に折り返した50代は、変化から老化へとシフトし、慢性の疾患や持病を抱えやすくなっていく年代と言えそうです。気になる変化があった場合、早めに病院で診察を受けてみるのもひとつの方法です。
しかし、40年50年生きていればある程度の変化は誰でも通る道。気にしすぎるよりも、変化受け止めて、前向きにメンテナンスを考えて老化を防ぐ姿勢も大切かもしれませんね。
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