社会人向け教養サービス 『テンミニッツTV』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
結局、ベストな「睡眠時間」とは?
日本は世界的に見ても睡眠時間が短い国だといわれています。厚生労働省が成人を対象に行った調査によると、睡眠時間の平均は6~7時間だったものの、睡眠時間が6時間以下の人の割合がほぼ4割であることがわかりました。6時間以下の睡眠でも生活に支障がないショートスリーパーと呼ばれる人もいますが、その割合はごくわずか。8割程度の人は平均的に7~9時間の睡眠が必要だといわれています。とはいえ、7~9時間は幅の広い数字です。
このように睡眠は個人差が大きいものではありますが、実際のところ何時間の睡眠時間が望ましいのでしょうか?
フィットネス向けのウェアラブル機器の開発・販売をしているフィットビットジャパンが同社の開発した機器を使って膨大な睡眠データを分析したところ、7~8時間の睡眠の時に、全体の睡眠時間における深い睡眠、レム睡眠の割合がもっとも高くなることがわかりました。逆に7時間以下の睡眠では深い睡眠、レム睡眠の割合が下がってしまうことも判明しています。よく7~8時間の睡眠時間が理想といわれますが、その定説を裏付ける結果ともいえます。
また、睡眠不足は脳だけでなく体の免疫機能や循環器機能にも影響を及ぼし、認知症発生のリスクも向上させるといわれています。肥満やうつ病を引き起こす原因ともなりますので、実は寝不足が引き起こす被害は私たちが思っているよりもずっと大きなものだということがわかります。
睡眠不足の危険性は度々叫ばれていますが、いまだに日本には睡眠時間を削って勤勉に働くことが美徳とされ、睡眠時間が軽視される傾向にあります。しかし、睡眠不足は効率を下げ、健康にも影響を及ぼしてしまうことも実証されています。そろそろその風潮を見直して、しっかり寝て効率良く働くことこそが良いんだと、意識の改革を起こす必要があるのではないでしょうか。
このように睡眠は個人差が大きいものではありますが、実際のところ何時間の睡眠時間が望ましいのでしょうか?
適正なのはやっぱり7~8時間
眠っている時、私たちは脳が覚醒しているレム睡眠と、脳が眠っているノンレム睡眠の状態を繰り返しています。さらにノンレム睡眠は浅い睡眠と深い睡眠にわけられ、細胞の再生や成長ホルモンの分泌が起こるのは深い睡眠の時だといわれています。睡眠時間は90分の倍数が良いといわれますが、これはノンレム睡眠とレム睡眠の周期が90分で1セットになっているからであり、90分くらいで訪れるレム睡眠の時に起きた方がすっきりと目覚められるからなのです。フィットネス向けのウェアラブル機器の開発・販売をしているフィットビットジャパンが同社の開発した機器を使って膨大な睡眠データを分析したところ、7~8時間の睡眠の時に、全体の睡眠時間における深い睡眠、レム睡眠の割合がもっとも高くなることがわかりました。逆に7時間以下の睡眠では深い睡眠、レム睡眠の割合が下がってしまうことも判明しています。よく7~8時間の睡眠時間が理想といわれますが、その定説を裏付ける結果ともいえます。
恒常的な6時間以下の睡眠は脳や体に影響も
日本の成人の4割は睡眠時間が6時間以下だと書きましたが、平均的な睡眠時間を必要とする人が6時間睡眠を2週間続けると、脳の機能が徹夜明け程度にまで落ちてしまうことがペンシルベニア大学などの研究で証明されています。また、睡眠不足は脳だけでなく体の免疫機能や循環器機能にも影響を及ぼし、認知症発生のリスクも向上させるといわれています。肥満やうつ病を引き起こす原因ともなりますので、実は寝不足が引き起こす被害は私たちが思っているよりもずっと大きなものだということがわかります。
睡眠不足の危険性は度々叫ばれていますが、いまだに日本には睡眠時間を削って勤勉に働くことが美徳とされ、睡眠時間が軽視される傾向にあります。しかし、睡眠不足は効率を下げ、健康にも影響を及ぼしてしまうことも実証されています。そろそろその風潮を見直して、しっかり寝て効率良く働くことこそが良いんだと、意識の改革を起こす必要があるのではないでしょうか。
<参考サイト>
・厚生労働省『平成 27 年 国民健康・栄養調査結果の概要』
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10904750-Kenkoukyoku-Gantaisakukenkouzoushinka/kekkagaiyou.pdf
・日本人の睡眠時間 6時間未満が4割
http://www.excite.co.jp/News/column_g/20170709/Economic_75238.html
・「睡眠は7~8時間がよい」「中高年は眠りが浅い」、定説を活動量計で実証
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1706/28/news030.html
・快適.Life「最適で理想の睡眠時間」
https://www.human-sb.com/mechanism/sleep-time.htm
・厚生労働省『平成 27 年 国民健康・栄養調査結果の概要』
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10904750-Kenkoukyoku-Gantaisakukenkouzoushinka/kekkagaiyou.pdf
・日本人の睡眠時間 6時間未満が4割
http://www.excite.co.jp/News/column_g/20170709/Economic_75238.html
・「睡眠は7~8時間がよい」「中高年は眠りが浅い」、定説を活動量計で実証
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1706/28/news030.html
・快適.Life「最適で理想の睡眠時間」
https://www.human-sb.com/mechanism/sleep-time.htm
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
物知りもいいけど知的な教養人も“あり”だと思います。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,500本以上。
『テンミニッツTV』 で人気の教養講義をご紹介します。
花粉、炭素、酸素同位体…重複分析で分かる弥生時代の環境
弥生人の実態~研究結果が明かす生活と文化(3)弥生時代の環境と気候
古代の気候を推測するために、研究者はさまざまな方法を駆使してきた。海水面の位置をもとにした「弥生の小海退」説をはじめ、花粉や炭素濃度などから行う分析法には難点もある。その難点を克服した方法によって見えてきた弥生...
収録日:2024/07/29
追加日:2025/04/02
分断進む世界でつなげていく力――ジェトロ「3つの役割」
グローバル環境の変化と日本の課題(5)ジェトロが取り組む企業支援
グローバル経済の中で日本企業がプレゼンスを高めていくための支援を、ジェトロ(日本貿易振興機構)は積極的に行っている。「攻めの経営」の機運が出始めた今、その好循環を促進していくための取り組みの数々を紹介する。(全6...
収録日:2025/01/17
追加日:2025/04/01
なぜやる気が出ないのか…『それから』の主人公の謎に迫る
いま夏目漱石の前期三部作を読む(5)『それから』の謎と偶然の明治維新
前期三部作の2作目『それから』は、裕福な家に生まれ東大を卒業しながらも無気力に生きる主人公の長井代助を描いたものである。代助は友人の妻である三千代への思いを語るが、それが明かされるのは物語の終盤である。そこが『そ...
収録日:2024/12/02
追加日:2025/03/30
きっかけはイチロー、右肩上がりの成長曲線で二刀流完成へ
大谷翔平の育て方・育ち方(5)栗山監督の言葉と二刀流への挑戦
高校を卒業した大谷翔平選手には、選手としての可能性を評価してくれた人、そのための方策を本気で考えてくれた人がいた。それは、ロサンゼルス・ドジャースの日本担当スカウト小島圭市氏と、元日本ハムファイターズ監督で前WBC...
収録日:2024/11/28
追加日:2025/03/31
このように投資にお金を回せば、社会課題も解決できる
お金の回し方…日本の死蔵マネー活用法(6)日本の課題解決にお金を回す
国内でいかにお金を生み、循環させるべきか。既存の大量資金を社会課題解決に向けて循環させるための方策はあるのか。日本の財政・金融政策を振り返りつつ、産業育成や教育投資、助け合う金融の再構築を通した、バランスの取れ...
収録日:2024/12/04
追加日:2025/03/29