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あなたの職場の「仕事ができない人」の特徴は?
勉強ができない、運動ができない、料理ができない、計算ができない。そんな自分の苦手とする「できないこと」を公言している人でも、「わたしは仕事ができない」とはなかなか言えないものです。「仕事ができない」ということはかなり残念なことだと、社会人の皆さんなら誰しも思っていることでしょう。しかし一口に「仕事ができない」といっても、そう思われてしまう人にはどんな特徴があるのでしょうか。
今回はそんな「仕事ができない」と感じる人の特徴を、様々な職種の人達にアンケートし、ご紹介していきます。
・ミスをして上司に怒られたり、クライアントに迷惑を掛けた時に、すぐに謝れない人。謝る前に言い訳を始めたり、中には連絡がつかなくなりバックレるタイプも仕事はできません。(広告代理店)
・「日本人はすぐ謝る。謝ったら負け」と口癖のように言っているアメリカ帰りの女性社員。トラブルがあると人のせいにして感情的になり、協調性がないため周囲に信頼されず、大きい仕事は任せてもらえないように。(旅行会社)
謝れない人は、ミスにこだわり、なぜどこでミスが起きたのかと仕事相手と水掛け論になりがち。そのため、事態収束に時間が掛かり、敵を作ることにも繋がってしまいます。「誰の失敗かより、この後どれだけ早く、いかにリカバリーするかを考えることの方が重要」と、本質をついた意見もありました。
【マイナス思考、ネガティブ発想】
・新しい商品企画を立てるときに、まず先々のリスク面ばかりを考える同僚が。周りのやる気も下がりますし、仕事がなかなか前に進みません。(製菓メーカー)
・もし失敗したら、あの時こうしていれば、と「タラレバ」話が多い人。ネガティブな考え方をする人は、足踏みばかりで仕事を生み出せない。(アパレル)
慎重なのは悪いことではありませんが、それも過ぎると仕事は進んでいかないものかもしれません。リスクを避けるのではなく、備えるくらいに考えられる人の方が、仕事ができるという声も。
【仕事を溜める、後回しにする】
・精算や数値の入力作業といった、毎日やればすぐに終わる細かいタスクを溜めて、月末に一気にやろうとする部下。結局まとまった時間が必要になり、意味なく残業して疲れていて、本業務に差し支えています。(IT関連)
・メールの返信や電話の折り返しなどを、すぐにできない人。後でまとめて処理しようとしているうちに、仕事の進行が1日、また1日と遅れて、時間ばかりが無駄に過ぎていくことに。(出版社)
日々の細々とした業務をすぐにやらない人は、それが溜まって自分で自分の首を絞めることになり、うっかりミスや抜けが噴出しがちだといいます。毎日のルーティンを守ることで、テンポよく仕事をこなせるベースが作られるのかもしれませんね。
【頑固で、変化に対応できない】
・新しい会計システムの導入を検討するときに「経費の無駄遣いだ」「今のままでも何とかなる」と反対した上司がいますが、要は自分の慣れたやり方を変えたくないだけ。導入後もシステムを使いこなせず、異動させられていました。(不動産会社)
・デザインの依頼を、毎回同じ会社に出す同僚。内容やジャンルによって得手不得手もあるのに、自分のやりやすさを第一優先。他のデザイナーを薦めても、人間関係を心配していつもの安定した会社に。毎回似たものしか作れません。(web制作会社)
失敗は少ないけれど、向上しないのがこのタイプ。新しいものへと移り変わりの早い今の時代、安定や現状維持だけ求めても、能力は評価されずに「仕事ができない」扱いをされてしまうそうです。
【できない、わからない、と言えない】
・何度もやっているはずのことができず、同じミスを繰り返す後輩。そういう子に限って「分からない」と言えず、ちゃんと理解しないまま仕事をしているので成長がない。(医療関係)
・仕事が自分のキャパを超えても、ヘルプを求めたり、無理だと言えない部下。そのくせ忙しいアピールだけはあり、自分は仕事ができると見せたいのかもしれないが、ちょっとしたことですぐにテンパります。結局誰かが尻拭いする羽目に。(マーケティング会社)
これは自分が「仕事をできない」ことを認めないことで、さらに仕事ができない人になっているパターンです。分からなければ教えてもらう、恥をしのんで助けてもらう、そんな素直で謙虚な姿勢でいることで、いつか「仕事ができる人」になっていくのでは。
皆さんの職場にも、こんなタイプの仕事のできない人たちはいましたか?自分に似た特徴をひとつふたつ見つけた方もいると思いますが、今回アンケートに協力してくれた人の中には「人のことは分かっても、自分のできない部分は見えていなかったかも」という反省の声もありました。
もし今すぐ「仕事ができる人」に見られたいなら、できない人を反面教師にすればいいのかもしれません。しかし、仕事が初めからできる人なんていませんし、仕事を通して人は成長していくもの。「仕事ができない人」が、「仕事のできる人」になっていくのもまた、事実ではないでしょうか。
今回はそんな「仕事ができない」と感じる人の特徴を、様々な職種の人達にアンケートし、ご紹介していきます。
あなたの職場の「仕事ができない人」の特徴とは?
【プライドが高く、謝れない】・ミスをして上司に怒られたり、クライアントに迷惑を掛けた時に、すぐに謝れない人。謝る前に言い訳を始めたり、中には連絡がつかなくなりバックレるタイプも仕事はできません。(広告代理店)
・「日本人はすぐ謝る。謝ったら負け」と口癖のように言っているアメリカ帰りの女性社員。トラブルがあると人のせいにして感情的になり、協調性がないため周囲に信頼されず、大きい仕事は任せてもらえないように。(旅行会社)
謝れない人は、ミスにこだわり、なぜどこでミスが起きたのかと仕事相手と水掛け論になりがち。そのため、事態収束に時間が掛かり、敵を作ることにも繋がってしまいます。「誰の失敗かより、この後どれだけ早く、いかにリカバリーするかを考えることの方が重要」と、本質をついた意見もありました。
【マイナス思考、ネガティブ発想】
・新しい商品企画を立てるときに、まず先々のリスク面ばかりを考える同僚が。周りのやる気も下がりますし、仕事がなかなか前に進みません。(製菓メーカー)
・もし失敗したら、あの時こうしていれば、と「タラレバ」話が多い人。ネガティブな考え方をする人は、足踏みばかりで仕事を生み出せない。(アパレル)
慎重なのは悪いことではありませんが、それも過ぎると仕事は進んでいかないものかもしれません。リスクを避けるのではなく、備えるくらいに考えられる人の方が、仕事ができるという声も。
【仕事を溜める、後回しにする】
・精算や数値の入力作業といった、毎日やればすぐに終わる細かいタスクを溜めて、月末に一気にやろうとする部下。結局まとまった時間が必要になり、意味なく残業して疲れていて、本業務に差し支えています。(IT関連)
・メールの返信や電話の折り返しなどを、すぐにできない人。後でまとめて処理しようとしているうちに、仕事の進行が1日、また1日と遅れて、時間ばかりが無駄に過ぎていくことに。(出版社)
日々の細々とした業務をすぐにやらない人は、それが溜まって自分で自分の首を絞めることになり、うっかりミスや抜けが噴出しがちだといいます。毎日のルーティンを守ることで、テンポよく仕事をこなせるベースが作られるのかもしれませんね。
【頑固で、変化に対応できない】
・新しい会計システムの導入を検討するときに「経費の無駄遣いだ」「今のままでも何とかなる」と反対した上司がいますが、要は自分の慣れたやり方を変えたくないだけ。導入後もシステムを使いこなせず、異動させられていました。(不動産会社)
・デザインの依頼を、毎回同じ会社に出す同僚。内容やジャンルによって得手不得手もあるのに、自分のやりやすさを第一優先。他のデザイナーを薦めても、人間関係を心配していつもの安定した会社に。毎回似たものしか作れません。(web制作会社)
失敗は少ないけれど、向上しないのがこのタイプ。新しいものへと移り変わりの早い今の時代、安定や現状維持だけ求めても、能力は評価されずに「仕事ができない」扱いをされてしまうそうです。
【できない、わからない、と言えない】
・何度もやっているはずのことができず、同じミスを繰り返す後輩。そういう子に限って「分からない」と言えず、ちゃんと理解しないまま仕事をしているので成長がない。(医療関係)
・仕事が自分のキャパを超えても、ヘルプを求めたり、無理だと言えない部下。そのくせ忙しいアピールだけはあり、自分は仕事ができると見せたいのかもしれないが、ちょっとしたことですぐにテンパります。結局誰かが尻拭いする羽目に。(マーケティング会社)
これは自分が「仕事をできない」ことを認めないことで、さらに仕事ができない人になっているパターンです。分からなければ教えてもらう、恥をしのんで助けてもらう、そんな素直で謙虚な姿勢でいることで、いつか「仕事ができる人」になっていくのでは。
皆さんの職場にも、こんなタイプの仕事のできない人たちはいましたか?自分に似た特徴をひとつふたつ見つけた方もいると思いますが、今回アンケートに協力してくれた人の中には「人のことは分かっても、自分のできない部分は見えていなかったかも」という反省の声もありました。
もし今すぐ「仕事ができる人」に見られたいなら、できない人を反面教師にすればいいのかもしれません。しかし、仕事が初めからできる人なんていませんし、仕事を通して人は成長していくもの。「仕事ができない人」が、「仕事のできる人」になっていくのもまた、事実ではないでしょうか。
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