社会人向け教養サービス 『テンミニッツTV』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
面倒?気楽?「ランチひとり族」の実態
平日オフィスアワー唯一の息抜きと言えば、ランチタイム。おいしいごはんを食べてほっと一息ついて、午後の業務の活力をもらうという方が多いのではないでしょうか。
そんなランチタイムを、みなさんはどのように使われていますか?今回は同僚とワイワイ過ごすのではなく1人でのんびり過ごしている「ランチひとり族」の言葉に耳を傾けてみましょう。
「人によって好き嫌いが分かれる、辛いものやエスニック料理が好きなので、誘いづらいんです。何より子どもがまだ小さくて時短勤務中なので、ランチは貴重な外食のチャンス。だからこそ自分の好きなものを食べたいんですよね。基本的には1000円以内を設定していますが、大好きなインド料理屋ではついついお財布のひもがゆるんじゃいます(笑)」
食べたいもののためになら、15分歩くことも電車に乗ることも厭わないとか。なかなか一人の時間が作れないお母さんならではのランチの実態です。
出版社に勤務するBさん(30代女性)は、出社時間が人によって大幅に異なるため、必然的に毎日一人ランチを選択せざるを得ないそう。
「でも楽しいですよ。勤務地には安くておいしいお店がたくさんあるし、休憩時間もあまり厳しくありません。15分くらい散歩しながら、和食、エスニック、イタリアン、中華と、そのときの気分でお店を選ぶことも多いです」。
予算はだいたい1000円以内。別部署の女性社員と誘い合わせてランチに行くときや、取材や打ち合わせで外出した時は、少し値の張ったものを選ぶことが多いそうです。
SEのCさん(30代女性)は、「会議などで同僚とランチのタイミングが合わない」という理由で週に3回ほど1人ランチを選択するそう。
予算は1000円から1500円と少し高額。同僚とのランチではイタリアン、寿司、アジア料理とバラエティに富んだラインナップを楽しみますが、一人の時は中華や定食屋が定番。
「好きなものを好きな量食べられるのが1人ランチの良さですが、まわりを女性の集団に囲まれるとちょっと気まずいです」と、女性ならではのメリットとデメリットを教えてくれました。
クラフトショップで店長をつとめるDさん(30代男性)は、勤務体系の兼ね合いもあって1人でランチ休憩に入ります。節約も兼ねて奥さんの手作り弁当が基本ですが、外食するときは徒歩5分圏内で、ワンコインの牛丼屋、うどん屋、蕎麦屋を選択することが多いそうです。
「ランチの時間で社員とコミュニケーションをとるというような考え方もありますが、常に一緒にいるよりもメリハリをつけた付き合いのほうがいいというのが僕の考え方。とはいえ、すごくおいしいものを食べた時にそれを共有する人がいないのはちょっと寂しいですね。あとはスマホをいじってしまって、案外食事に集中できないというデメリットもあります」
IT企業に勤務するEさん(50代男性)も、すぐに食べられるラーメン、カレー、そばなどを5分くらいでさっと食するそう。プログラマーのFさん(30代男性)も、10分以内で行ける定食屋やカウンターで食べられるお店を選択することが多いとのこと。会社員のFさん(30代男性)は1000円程度で食べられる中華料理店やそば屋を愛用していますが、その理由はあくまでも「場所柄ランチ単価が高いから」。「安くておいしいお店がたくさんある場所だったら喜んで行きたいのですが…」と話します。
スタッフのなかにも「気軽さ、気を遣わなさ」を理由に一人ランチを楽しんでいる者がいます。「誰かと一緒に食べることはやぶさかではないけれども、大盛りやおかわりをしたりするとき、ドン引きされたりするような人とは行きたくないというのが正直なところ」とのこと。とはいえ、そのスタッフは、以前勤めていた会社では基本的にチーム全員(といっても3人)でランチに行っていたそうです。業務中には話せないプライベートなことや雑談ができるのも、また楽しかったと言っていました。
ということで、今回、アンケート取材を終えてみて、今度は逆に「ランチひとりじゃ行けない族」の意見も聞きたくなりました。機会があったらまたご紹介させていただきます。
そんなランチタイムを、みなさんはどのように使われていますか?今回は同僚とワイワイ過ごすのではなく1人でのんびり過ごしている「ランチひとり族」の言葉に耳を傾けてみましょう。
「ランチひとり族」にアンケートしました<女性編>
都内で営業をしているAさん(30代女性)は、ほぼ毎日一人ランチを選択しています。「人によって好き嫌いが分かれる、辛いものやエスニック料理が好きなので、誘いづらいんです。何より子どもがまだ小さくて時短勤務中なので、ランチは貴重な外食のチャンス。だからこそ自分の好きなものを食べたいんですよね。基本的には1000円以内を設定していますが、大好きなインド料理屋ではついついお財布のひもがゆるんじゃいます(笑)」
食べたいもののためになら、15分歩くことも電車に乗ることも厭わないとか。なかなか一人の時間が作れないお母さんならではのランチの実態です。
出版社に勤務するBさん(30代女性)は、出社時間が人によって大幅に異なるため、必然的に毎日一人ランチを選択せざるを得ないそう。
「でも楽しいですよ。勤務地には安くておいしいお店がたくさんあるし、休憩時間もあまり厳しくありません。15分くらい散歩しながら、和食、エスニック、イタリアン、中華と、そのときの気分でお店を選ぶことも多いです」。
予算はだいたい1000円以内。別部署の女性社員と誘い合わせてランチに行くときや、取材や打ち合わせで外出した時は、少し値の張ったものを選ぶことが多いそうです。
SEのCさん(30代女性)は、「会議などで同僚とランチのタイミングが合わない」という理由で週に3回ほど1人ランチを選択するそう。
予算は1000円から1500円と少し高額。同僚とのランチではイタリアン、寿司、アジア料理とバラエティに富んだラインナップを楽しみますが、一人の時は中華や定食屋が定番。
「好きなものを好きな量食べられるのが1人ランチの良さですが、まわりを女性の集団に囲まれるとちょっと気まずいです」と、女性ならではのメリットとデメリットを教えてくれました。
「ランチひとり族」にアンケートしました<男性編>
「おいしいもの」「食べたいもの」を追求する傾向が強い女性に対し、男性はどちらかというと手軽なものを選ぶ傾向にあるようです。クラフトショップで店長をつとめるDさん(30代男性)は、勤務体系の兼ね合いもあって1人でランチ休憩に入ります。節約も兼ねて奥さんの手作り弁当が基本ですが、外食するときは徒歩5分圏内で、ワンコインの牛丼屋、うどん屋、蕎麦屋を選択することが多いそうです。
「ランチの時間で社員とコミュニケーションをとるというような考え方もありますが、常に一緒にいるよりもメリハリをつけた付き合いのほうがいいというのが僕の考え方。とはいえ、すごくおいしいものを食べた時にそれを共有する人がいないのはちょっと寂しいですね。あとはスマホをいじってしまって、案外食事に集中できないというデメリットもあります」
IT企業に勤務するEさん(50代男性)も、すぐに食べられるラーメン、カレー、そばなどを5分くらいでさっと食するそう。プログラマーのFさん(30代男性)も、10分以内で行ける定食屋やカウンターで食べられるお店を選択することが多いとのこと。会社員のFさん(30代男性)は1000円程度で食べられる中華料理店やそば屋を愛用していますが、その理由はあくまでも「場所柄ランチ単価が高いから」。「安くておいしいお店がたくさんある場所だったら喜んで行きたいのですが…」と話します。
「他人に気を遣わなくて済む」ことが魅力
今回は男女7人の「ランチひとり族」にお話をうかがいました。総じて「他人に気を遣わなくて済む」ということをその魅力に挙げていたことが印象的でした。スタッフのなかにも「気軽さ、気を遣わなさ」を理由に一人ランチを楽しんでいる者がいます。「誰かと一緒に食べることはやぶさかではないけれども、大盛りやおかわりをしたりするとき、ドン引きされたりするような人とは行きたくないというのが正直なところ」とのこと。とはいえ、そのスタッフは、以前勤めていた会社では基本的にチーム全員(といっても3人)でランチに行っていたそうです。業務中には話せないプライベートなことや雑談ができるのも、また楽しかったと言っていました。
ということで、今回、アンケート取材を終えてみて、今度は逆に「ランチひとりじゃ行けない族」の意見も聞きたくなりました。機会があったらまたご紹介させていただきます。
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
“社会人学習”できていますか? 『テンミニッツTV』 なら手軽に始められます。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。
『テンミニッツTV』 で人気の教養講義をご紹介します。
トランプ関税はアダム・スミス以前の重商主義より原始的
第2次トランプ政権の危険性と本質(2)トランプ関税のおかしな発想
「トランプ関税」といわれる関税政策を積極的に行う第二次トランプ政権だが、この政策によるショックから株価が乱高下している。この政策は二国間の貿易収支を問題視し、それを「損得」で判断してのものだが、そもそもその考え...
収録日:2025/04/07
追加日:2025/05/17
大隈重信と福澤諭吉…実は多元性に富んでいた明治日本
デモクラシーの基盤とは何か(2)明治日本の惑溺と多元性
アメリカは民主主義の土壌が育まれていたが、日本はどうだったのだろうか。幕末の藩士たちはアメリカの建国の父たちに憧憬を抱いていた。そして、幕末から明治初期には雨後の筍のように、様々な政治結社も登場した。明治日本は...
収録日:2024/09/11
追加日:2025/05/16
【会員アンケート】談論風発!トランプ関税をどう考える?
編集部ラジオ2025(8)会員アンケート企画:トランプ関税
会員の皆さまからお寄せいただいたご意見を元に考え、テンミニッツTVの講義をつないでいく「会員アンケート企画」。今回は、「トランプ関税をどう考える?」というテーマでご意見をいただきました。
第2次トランプ...
第2次トランプ...
収録日:2025/05/07
追加日:2025/05/15
相互関税の影響は?…トランプが築く現代版の万里の長城
世界を混乱させるトランプ関税攻勢の狙い(1)「相互関税」とは何か?
トランプ大統領は、2025年4月2日(アメリカ時間)に貿易相手国に「相互関税」を課すと発表し、「解放の日」だと唱えた。しかし、「相互関税」の考え方は、まったくよくわからないのが実状だ。はたして、トランプ大統領がめざす...
収録日:2025/04/04
追加日:2025/04/10
重要思考とは?「一瞬で大切なことを伝える技術」を学ぶ
「重要思考」で考え、伝え、聴き、議論する(1)「重要思考」のエッセンス
「重要思考」で考え、伝え、聴き、そして会話・議論する――三谷宏治氏が著書『一瞬で大切なことを伝える技術』の中で提唱した「重要思考」は、大事な論理思考の一つである。近年、「ロジカルシンキング」の重要性が叫ばれるよう...
収録日:2023/10/06
追加日:2024/01/24