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DATE/ 2018.05.23

脱イチゴ鼻!鼻の毛穴の正しいケア方法は?

 鼻にイチゴの種のような黒いぽつぽつができる「イチゴ鼻」。ホットタオルをあててみたり、毛穴パックをしてみたり、ピーリング剤でこすったりと、さまざまな努力をしている方も多いのではないでしょうか。毛穴汚れに悩む女性が頭を抱える「イチゴ鼻」。その原因とまちがったケア方法、そして正しいケア方法を紹介しましょう。

なんでイチゴ鼻になってしまうの?

 そもそもあの黒いぶつぶつの正体は何なのかというと、鼻の毛穴にできた「角栓」です。角栓とは肌に残った汚れが皮脂と混ざり合ってできるもので、古い角質や化粧の落とし残しがその原因となります。うまく除去できないままでいると、毛穴につまったまま酸化して黒ずんでしまい、イチゴ鼻の原因になってしまうのです。特にTゾーンから鼻にかけては、顔のほかの部分よりも皮脂分泌が多いために角栓のできやすい場所でもあるのです。

やってはいけない!間違ったケア方法

 イチゴ鼻ができたときにしている行為の中には、逆効果のものもあります。ついついやりがちな3つの間違ったケア方法を紹介するので、その習慣やクセに心当たりがある人は見直してみるのが良いでしょう。

 ひとつめは「毛穴パック」。はがすタイプ、洗い流すタイプなどがありますが、使用後は角栓のないつるっとした鼻になるので爽快感があるかもしれません。しかし、角栓を無理やり引き抜いたり、皮脂や角質を過剰に除去してしまう行為は肌にとっては優しいものではありません。毛穴が開いたまま閉じなくなって雑菌が入りやすくなったり、肌が乾燥して余計に皮脂が分泌されてしまうのです。

 同じ理由でオススメできないのが「指で角栓を押し出すこと」。これも同様に、肌や毛穴にダメージを与えている行為です。場合によっては指から毛穴に雑菌が入って炎症を起こしてしまうこともあるので、やってしまう方は注意が必要です。

 そして「過度な洗顔、クレンジング」。肌に必要な皮脂や角質まで洗い流してしまうと、肌はパリパリの乾燥状態に。乾燥肌の原因になるだけでなく、皮脂を余計に分泌するオイリー肌の原因にもなってしまいます。また、ざらつきが気になるからといってピーリング剤を毎日使う人も要注意です。肌に毎日大きな刺激を与えることになるので、敏感肌の原因にもなってしまいます。

イチゴ鼻を対策するにはどうすれば良いの?

 それでは、イチゴ鼻に悩む方の正しいケア方法を2つ、紹介していきましょう。

 ひとつは「正しい洗顔」。手を清潔にしてから、洗顔料を泡立てていきましょう。摩擦が起きないようにしっかりと泡立てたら、皮脂が気になるところから転がすように泡を乗せてやさしく洗いましょう。終わったらぬるま湯で20回以上すすぐのがポイントです。汚れが残っているとイチゴ鼻の原因になってしまうので、しっかりと汚れを落としておきましょう。

 ふたつめは「きちんとしたスキンケア」。洗顔後はなるべく早く保湿ケアをするのが重要です。肌が乾燥すると皮脂が過剰に分泌されてイチゴ鼻の原因になってしまいます。洗顔が終わったら化粧水をたっぷりしみこませて、美容液などのケアを行った仕上げに、乳液でしっかり肌にフタをしてうるおいを逃がさないようにするのが大切です。

 帰宅後になるべく早く化粧やホコリを落とすのも、イチゴ鼻対策として有効です。難しいことではありませんが、こうして肌を健やかに保つようにするだけでも、イチゴ鼻の改善が期待できます。まずは簡単にできる方法から、イチゴ鼻対策を始めてみませんか。
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
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青山学院大学 経営学部経営学科 教授