【仕事と年収】占い師(48歳男性)の場合
今回は48歳の「占い師」の方に年収などのリアルなお金事情、その仕事の内容をうかがいました。
【年齢】48歳(男性)
【住まい】山形県
【独身or既婚】独身
占いそのものは子供の頃から好きでしたが、本格的に興味を持ったのは高校生になってからでした。家は自営業だったのですが、倒産し、自分の将来や人間関係のことなど悩みを相談できる人が周りにおらず、自分でなんとかするしかないと思い、高校卒業後に独学で占いを学び始めました。
その後、転職を繰り返しながら、どんな仕事をやってもうまくいかない中で、占いだけはうまくいっていたので、いつかこの仕事を本業にしたいと思うようになりました。しかし、当時はまだ日本経済がバブルの頃で、インターネットも世に出ていないころだったので、どうやって占い師になっていいかわからず、会社員をしながら、知り合いの店で少し占いをさせてもらうようになりました。これが23のときです。
そして20年近く会社員をしながら、インターネットを中心に占い師としても活動していたのですが、2011年3月11日に起きた東日本大震災を機に思い切って会社を辞め、バイトをしながら、占い師の仕事をメインに始めました。
幸いにも占いの仕事はあったので、それなりに楽しくやっていましたが、会社を辞めて収入が激減したことがきっかけとなり、離婚。出張専門の占い師として活動していましたが、2017年に自分のお店をオープンして、今に至ります。バイトはまだ続けています。
年収は150万円。月収は12万円。賞与はありません。完全に能力給です。
なし。
ありません。
占い師ではありますが、金運や恋愛運といったことを占う、というよりも、幅広い悩みごとや相談を聞いて、どうやったら今よりも良くなるか、辛い気持ちを癒すにはどうしたらいいか、といったことをアドバイスすることが多いです。占いはオラクルカードと呼ばれるタロットカードに似たカードを使っています。
私自身、その人や写真を見ただけで性格や前世がわかる能力があるので、それも踏まえて、アドバイスをしています。相談内容は恋愛に関することが9割で、それこそ普通の恋愛から不倫、同性愛までさまざまです。
ビジネスとしてみた場合、物販や飲食と異なり、仕入れというものがないので、売上=ほぼ利益で、しかも時給換算で言えば時給6,000円と、数字だけみるとものすごく割の良い仕事、というのがあります。
今は店舗を構えていますが、出張専門時代はファミレスやカラオケなどでも占いをしていて、場所を問わずできるというのも大きなメリットだと思います。基本的に人の役に立つことをしているので、自分の占いがきっかけで結婚や就職が決まったときは自分のことのように嬉しいです。サラリーマンと違って、自分の時間で行動できるので、平日の昼間にいろんなところに行けたりするのもいいところです。
単純に収入が安定しないところです。飲食の場合だと、その店が気に入ればリピーターとして毎日来てくれるお客さんがいたりしますが、占いの場合、悩みが解決したら来る必要がなくなるので、変な話、リピーターを作るほうが良くないという見方もあります。
また、基本的には、人の不幸がお金になるので、お店の宣伝を積極的にしづらいということもあります。そして、占いの世界はやはり女性が多いですから、男性占い師はお客さんがつきにくいですね。
他には、電話占いだと料金を支払ってくれないお客さんがいること。そして、毎日のようにドロドロした人間関係の相談をされるので、聞いている方としてはそれだけで心が病んでしまいそうになることですね。他人の不幸は蜜の味、なんて言葉もありますが、こちらとしては、きちんとアドバイスをしないといけないので、そのあたりの難しさはあります。
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「占い師」の仕事と年収、いかがでしたでしょうか?
体一つあれば、どこでもできるという占いですが、専業でがんばるとなると、年収的にはやはり厳しいようです。
【年齢】48歳(男性)
【住まい】山形県
【独身or既婚】独身
経歴を教えてください。
占いそのものは子供の頃から好きでしたが、本格的に興味を持ったのは高校生になってからでした。家は自営業だったのですが、倒産し、自分の将来や人間関係のことなど悩みを相談できる人が周りにおらず、自分でなんとかするしかないと思い、高校卒業後に独学で占いを学び始めました。
その後、転職を繰り返しながら、どんな仕事をやってもうまくいかない中で、占いだけはうまくいっていたので、いつかこの仕事を本業にしたいと思うようになりました。しかし、当時はまだ日本経済がバブルの頃で、インターネットも世に出ていないころだったので、どうやって占い師になっていいかわからず、会社員をしながら、知り合いの店で少し占いをさせてもらうようになりました。これが23のときです。
そして20年近く会社員をしながら、インターネットを中心に占い師としても活動していたのですが、2011年3月11日に起きた東日本大震災を機に思い切って会社を辞め、バイトをしながら、占い師の仕事をメインに始めました。
幸いにも占いの仕事はあったので、それなりに楽しくやっていましたが、会社を辞めて収入が激減したことがきっかけとなり、離婚。出張専門の占い師として活動していましたが、2017年に自分のお店をオープンして、今に至ります。バイトはまだ続けています。
年収/月収/賞与について教えてください。
年収は150万円。月収は12万円。賞与はありません。完全に能力給です。
貯蓄額はおいくらですか?
なし。
年間休日は?
ありません。
仕事の内容は?
占い師ではありますが、金運や恋愛運といったことを占う、というよりも、幅広い悩みごとや相談を聞いて、どうやったら今よりも良くなるか、辛い気持ちを癒すにはどうしたらいいか、といったことをアドバイスすることが多いです。占いはオラクルカードと呼ばれるタロットカードに似たカードを使っています。
私自身、その人や写真を見ただけで性格や前世がわかる能力があるので、それも踏まえて、アドバイスをしています。相談内容は恋愛に関することが9割で、それこそ普通の恋愛から不倫、同性愛までさまざまです。
この仕事の良い点は?
ビジネスとしてみた場合、物販や飲食と異なり、仕入れというものがないので、売上=ほぼ利益で、しかも時給換算で言えば時給6,000円と、数字だけみるとものすごく割の良い仕事、というのがあります。
今は店舗を構えていますが、出張専門時代はファミレスやカラオケなどでも占いをしていて、場所を問わずできるというのも大きなメリットだと思います。基本的に人の役に立つことをしているので、自分の占いがきっかけで結婚や就職が決まったときは自分のことのように嬉しいです。サラリーマンと違って、自分の時間で行動できるので、平日の昼間にいろんなところに行けたりするのもいいところです。
この仕事の悪い点は?
単純に収入が安定しないところです。飲食の場合だと、その店が気に入ればリピーターとして毎日来てくれるお客さんがいたりしますが、占いの場合、悩みが解決したら来る必要がなくなるので、変な話、リピーターを作るほうが良くないという見方もあります。
また、基本的には、人の不幸がお金になるので、お店の宣伝を積極的にしづらいということもあります。そして、占いの世界はやはり女性が多いですから、男性占い師はお客さんがつきにくいですね。
他には、電話占いだと料金を支払ってくれないお客さんがいること。そして、毎日のようにドロドロした人間関係の相談をされるので、聞いている方としてはそれだけで心が病んでしまいそうになることですね。他人の不幸は蜜の味、なんて言葉もありますが、こちらとしては、きちんとアドバイスをしないといけないので、そのあたりの難しさはあります。
――――――――――
「占い師」の仕事と年収、いかがでしたでしょうか?
体一つあれば、どこでもできるという占いですが、専業でがんばるとなると、年収的にはやはり厳しいようです。