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日本は何位?世界のパスポート自由度ランキング
海外旅行へ行くときは、最低限航空券の手配さえすればOK。実は、これは当たり前のことではありません。普段あまり意識することはないかもしれませんが、日本のパスポートは超優秀。世界最強と言っても過言ではないのです。
日本、シンガポールに続く国はドイツが188か国で2位。スウェーデン、フィンランド、イタリア、スペイン、デンマーク、フランス、韓国が187か国で3位となります。一般的なランク表記だと1位が2か国ある場合、それに次ぐ国は3位とするケースが多いですが、「パスポートの自由度ランキング」ではもっと単純に(渡航可能な国・地域の数が)1位のグループ、2位のグループ...とランク付けしているようです。
では逆にランク下位にはどんな国が入るのでしょうか?ワースト3か国は100位が33か国へ渡航可能なパキスタン。101位が32か国のソマリアとシリア。最下位の102位は30か国のアフガニスタンとイラクでした。
日本とは逆にビザなしで渡航可能な国・地域が限られるアフガニスタンは、どんな地域にビザなしで行けるのでしょうか?アフガニスタンと同じアジアではバングラデシュ、カンボジア、マカオ、モルディブ、東ティモールのみ。30か国中、14か国がアフリカとなっています。
そのほかにも72か国に渡航可能で69位と“パスポート力”では目立たない中国がアフリカにおいてはビザなしで行ける国がそこそこあったり、アメリカのパスポートではアジア、中東地域にビザなしでは行きづらかったり。表面的なニュースからは伝わってこない国際関係も見えてきます。
日本のパスポートが世界一になれたのは、外交もさることながら、これまでの日本人の信用力があってこそ。海外旅行へ行くときは、先人たちの積み重ねにも感謝したいものですね。
189か国へビザなしで渡航可能
イギリスのコンサルティング会社ヘンリーパートナーズが「パスポートの自由度ランキング」を毎年発表しているのですが、それの最新版で日本が世界1位となりました。具体的に何が基準になるかというと、ビザなしで渡航可能な国・地域の数です。189か国へ行ける日本はシンガポールと並び世界1位に輝いたのでした。日本、シンガポールに続く国はドイツが188か国で2位。スウェーデン、フィンランド、イタリア、スペイン、デンマーク、フランス、韓国が187か国で3位となります。一般的なランク表記だと1位が2か国ある場合、それに次ぐ国は3位とするケースが多いですが、「パスポートの自由度ランキング」ではもっと単純に(渡航可能な国・地域の数が)1位のグループ、2位のグループ...とランク付けしているようです。
では逆にランク下位にはどんな国が入るのでしょうか?ワースト3か国は100位が33か国へ渡航可能なパキスタン。101位が32か国のソマリアとシリア。最下位の102位は30か国のアフガニスタンとイラクでした。
“世界最強”パスポートでもビザが必要な国は
ヘンリーパートナーズのサイトではビザなしで行ける国、ビザが必要な国を地図上で表示できるインフォグラフも用意しており、1位の日本は当然と言えば当然ですが、ビザなしで行ける国が世界中に広がります。逆に世界最強の日本のパスポートであってもビザが必要な国はどこかと言うと、同サイト調べではロシア、北朝鮮、ブラジル、キューバ、サウジアラビアなど37か国。中でもアフリカはビザが必要な国が23か国もあり、気軽に渡航できる地域とは言いづらいようです。日本とは逆にビザなしで渡航可能な国・地域が限られるアフガニスタンは、どんな地域にビザなしで行けるのでしょうか?アフガニスタンと同じアジアではバングラデシュ、カンボジア、マカオ、モルディブ、東ティモールのみ。30か国中、14か国がアフリカとなっています。
そのほかにも72か国に渡航可能で69位と“パスポート力”では目立たない中国がアフリカにおいてはビザなしで行ける国がそこそこあったり、アメリカのパスポートではアジア、中東地域にビザなしでは行きづらかったり。表面的なニュースからは伝わってこない国際関係も見えてきます。
日本のパスポートが世界一になれたのは、外交もさることながら、これまでの日本人の信用力があってこそ。海外旅行へ行くときは、先人たちの積み重ねにも感謝したいものですね。
<参考サイト>
・Henley Passport Index 2006 to 2018
https://www.henleypassportindex.com/passport-index
・Henley Passport Index 2006 to 2018
https://www.henleypassportindex.com/passport-index
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