テンミニッツ・アカデミー|有識者による1話10分のオンライン講義
会員登録 テンミニッツ・アカデミーとは
社会人向け教養サービス 『テンミニッツ・アカデミー』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
DATE/ 2019.04.02

30~40代男性に聞いた女性の「好きなメイク」

 SNSなどで「スッピン」と称した自撮り画像をアップする女性がいますが、それを見た女性陣からは「カラコンもアートメイクもしているからスッピンではない!」とか「スッピン風なだけ」「フィルターを使っている」など、スッピン偽装を見破る発言で炎上することもあります。そんな時に男性からは「スッピンなのにキレイなのは最高!」との声が上がることも多く、案外その違いが分かっていないことが多いよう。しかし、女性のメイクに関してはあまり知識がないものの、女性のメイクに対してダメ出しする男性の声は意外とよく聞くのではないでしょうか。

 男性達が「美しいスッピン」が好きなのは多くの女性達が感じていることですが、「好きなメイク」についても気になるところ。そこで今回は、女性を見る目も鍛えられているはずの30~40代男性達に、女性の「好きなメイク」についてアンケートし、その声をまとめていきたいと思います。

男性の「こんなメイクにしてほしい!」を実践するには?

1)素肌を感じるスベスベなベースメイク
 作り込まれたマット感や艶の出るファンデーションではなく、凹凸のないスベスベ素肌が感じられるベースメイクに人気が集まりました。「ニキビや皮剥け、毛穴が目立たず、つるっとした肌に仕上がっていると清潔感もあるし好き」、「触ったらファンデーションが手に付きそうなのは苦手。思わず触れたくなるのが透明感のあるスベスベな肌」など、ベースメイクには作り込み過ぎない、なめらかな質感が求められています。

<失敗しないためには>
・粗を隠そうとして厚塗りをし過ぎない。シワや肌荒れを目立たせ老け顔になり逆効果。
・ベースメイク前のスキンケアを重視し、ザラつきや乾燥を減らす。

2)流行も取り入れたナチュラルな眉毛
 ナチュラルと言っても手入れをせずボサボサの太眉や、眉尻がなくなったまま描かないのもNG。「地の眉毛を活かした自然な整え方をしていると上品」「眉毛には結構流行があるみたいなので、その時の流行りを意識しているだけでもオシャレに感じる」など、眉毛には結構目が行く男性も多い印象が。旬のスタイルを取り入れ、不自然に主張しない眉メイクは男性ウケが良いようです。

<失敗しないためには>
・自分の眉毛の色に近いアイブロウを選ぶ。
・眉毛のスタイルを決めつけず、毎年アップテートする。

3)長く上がったまつ毛
 マスカラに付けまつ毛、エクステなど、女性が必死になりがちなパーツNo.1はまつ毛。しかし男性の意見を聞くと「あまりバサバサ、くりんくりんしてるのはギャルみたいで痛い」、「長めでスッキリ上向きが好き」「目ヂカラを強調し過ぎると古臭いので、涼しげな長いまつげが良い」と、量や濃さよりも、長く上がった清潔感あるまつ毛に人気が集中しました。

<失敗しないためには>
・マスカラはボリュームタイプより、長さを出すものを選ぶ。
・付けまつ毛やエクステは、自まつ毛に近い控え目な仕上がりでとどめる。

4)潤ったピンク系のぷるぷるな唇
 濃い色や、テカテカギラギラするグロスは不人気。「優しくて上品な印象のピンクの口紅が一番好き」、「ちょっと透明感があり、ぷるぷる潤いを感じるピンク系の唇」など、細かく語ってくれる男性も多かったのがリップメイク。「たまには濃い色もかっこいいな、セクシーだなと思うけれど、乾燥やラメでガサガサしていたらアウト」と唇にはみずみずしい質感が最重要視されています。

<失敗しないためには>
・ピンクは幅が広く人によって発色も変わるので、必ず試し塗りをしてから買う。
・潤い感を出そうと、油分たっぷりなグロスや乾燥するパールやラメ入りのものは避ける。

男性ウケの良いメイク、意識したい3つの秘訣

 30~40代男性に聞いた女性の「好きなメイク」から、男性ウケをしたい女性が意識したい以下の3つのメイクのポイントが見えてきました。

・見た目の色や形より、質感が最も大切。
・「上品」「清潔感」「潤い」が男性の好きなメイクワード。
・盛り過ぎメイクは、古臭く時代遅れに映る。

 細かいメイクのテクニックよりも、メイクの雰囲気で好き嫌いを判断しているのが男性の目線。中には「デパートのコスメ売り場のお姉さんみたいな完璧なメイクも好き」とか「めずらしく赤い口紅を塗ってきた女性にドキッとした」という男性もいました。時にはそんなギャップにも目を惹かれるものですが、万人ウケを目指すならハードルは高め。やはり「美しいスッピン」に弱い男性心理を理解して、思わず触れてしまいたくなるような、メイクしました感の少ないナチュラル風な薄化粧を目指すのが妥当と言えます。

 一度濃くしたメイクを薄くするのは女性にとって簡単ではないですが、毎日気合いを入れてフルメイクをしている人は、今までの8割くらい…と意識して、いつもより抑えめなメイクで男性の反応を伺ってみるのも良いかも知れませんね。
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
「学ぶことが楽しい」方には 『テンミニッツTV』 がオススメです。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。 『テンミニッツ・アカデミー』 で人気の教養講義をご紹介します。
1

ショパン…ピアノのことを知り尽くした作曲家の波乱の人生

ショパン…ピアノのことを知り尽くした作曲家の波乱の人生

ショパンの音楽とポーランド(1)ショパンの生涯

ピアニスト江崎昌子氏が、ピアノ演奏を交えつつ「ショパンの音楽とポーランド」を紹介する連続シリーズ。第1話では、すべてのピアニストにとって「特別な作曲家」と言われる39年のショパンの生涯を駆け足で紹介する。1810年に生...
収録日:2022/10/13
追加日:2023/03/16
江崎昌子
洗足学園音楽大学・大学院教授 日本ショパン協会理事
2

歴史のif…2.26事件はなぜ成功しなかったのか

歴史のif…2.26事件はなぜ成功しなかったのか

クーデターの条件~台湾を事例に考える(5)世直しクーデターとその成功条件

クーデターには、腐敗した政治を正常化するために行われる「世直しクーデター」の側面もある。そうしたクーデターは、日本では江戸時代の「大塩平八郎の乱」が該当するが、台湾においては困難ではないか。それはなぜか。今回は...
収録日:2025/07/23
追加日:2025/10/17
上杉勇司
早稲田大学国際教養学部・国際コミュニケーション研究科教授 沖縄平和協力センター副理事長
3

不動産暴落、大企業倒産危機…中国経済の苦境の実態とは?

不動産暴落、大企業倒産危機…中国経済の苦境の実態とは?

習近平中国の真実…米中関係・台湾問題(7)不動産暴落と企業倒産の内実

改革開放当時の中国には技術も資本もなく、工場を建てる土地があるだけだった。経済成長とともに市民が不動産を複数所有する時代となり、地価は高騰し続けた。だが、習近平政権による総量規制は不動産価格を低下させ、消費低迷...
収録日:2025/07/01
追加日:2025/10/16
垂秀夫
元日本国駐中華人民共和国特命全権大使
4

なぜ算数が苦手な子どもが多いのか?学力喪失の真相に迫る

なぜ算数が苦手な子どもが多いのか?学力喪失の真相に迫る

学力喪失の危機~言語習得と理解の本質(1)数が理解できない子どもたち

たかが「1」、されど「1」――今、数の意味が理解できない子どもがたくさんいるという。そもそも私たちは、「1」という概念を、いつ、どのように理解していったのか。あらためて考え出すと不思議な、言葉という抽象概念の習得プロ...
収録日:2025/05/12
追加日:2025/10/06
今井むつみ
一般社団法人今井むつみ教育研究所代表理事 慶應義塾大学名誉教授
5

学力喪失と「人間の理解」の謎…今井むつみ先生に聞く

学力喪失と「人間の理解」の謎…今井むつみ先生に聞く

編集部ラジオ2025(24)「理解する」とはどういうこと?

今井むつみ先生が2024年秋に発刊された岩波新書『学力喪失――認知科学による回復への道筋』は、とても話題になった一冊です。今回、テンミニッツ・アカデミーでは、本書の内容について著者の今井先生にわかりやすくお話しいただ...
収録日:2025/09/29
追加日:2025/10/16