テンミニッツ・アカデミー|有識者による1話10分のオンライン講義
会員登録 テンミニッツ・アカデミーとは
社会人向け教養サービス 『テンミニッツ・アカデミー』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
DATE/ 2019.06.22

男と女「不倫を隠すのが上手」なのはどっち?

 女性の間では、「夫の浮気を見破った」「おかしいなと思ってカマを掛けたら、やはり夫が不倫していた」と、夫の不貞を見抜いた話が、ある意味自慢のように繰り広げられることがあります。どうして男性はもっと上手く嘘がつけないの?と感じている女性は多いと思いますが、それは裏を返せば、「私(女性)の方が嘘が上手い」と感じているということなのかもしれません。

 そこで今回は、発覚したら地獄が待っているからこそ男女ともに必死に隠して嘘をつく「不倫」、その時バレずに不倫を隠すのはどちらが上手いのかを探っていきます。

それぞれの立場から見て、不倫を隠すのが上手いのは男?女?

 「女性の方が嘘が上手いのでは…?」と薄々感じている方も多いと思いますが、男性側と女性側ではその認識は一致しているのか、まずは男女各10人にアンケートをしてみました。

Q.「不倫を隠すのが上手」なのは男女どちらだと思いますか?
A.【男性の回答】男性:4人/女性:6人
【女性の回答】男性:1人/女性:9人

 合計すると男性:5人、女性:15人と、「女性の方が不倫を隠すのが上手い」という回答が75%。圧倒的に女性に軍配が上がる結果となりました。そんな中「男の方が上手い」と答えている4人の男性は、もしかすると女性に嘘をつかれたことや自分の嘘がバレていることにさえ気付いていないのかもしれませんし、逆に女性側9割の「女の方が上手い」という自負が油断となり、痛い目に遭うこともあるのではないでしょうか。

女性激白「なぜ女性は嘘をつくのが上手いのか」

 やはり女性の方が不倫を隠したり嘘をつくのが上手いという印象は否めないもの。なぜ女性の方が嘘をつくのが上手いのか。そう思う理由をアンケートに答えてくれた女性達に実体験を含めてお聞きし、以下の4つの傾向にまとめました。

1:顔に出さず心にもないことを言える
・たとえブサイクな友達の赤ちゃんにも、「カワイイ~!」と平気で言える。女性グループの中では本音と建前の使い分けが磨かれるから、嘘が顔に出ない。
・社交辞令でも「また飲みましょう」と言わないより嘘でも言った方がいい時もある。バレないために夫に「好き好き」言って安心させているのも同じ。

2:ストーリー性のある嘘を演じられる
・その場しのぎの嘘でごまかすのが男性なら、女性はバレないための脈絡のある嘘を事前に考えて話すから。
・嘘を何度も脳内シュミレーションするので、ほとんど嘘を吐いている自覚もなく演じられる。

3:自分がどう見られているかに敏感
・例えば「怪しまれているからしばらく自粛しよう」とか、「不満を感じさせないように家事は完璧にやっておこう」と、夫目線で行動を考えられる。
・「浮気なんかするはずがない」と夫や周りに思わせておくために、普段からいい妻として完璧にふるまっている。

4:細部に抜かりなく気を配れる
・不倫デート後にレシート類は全部捨てて帰る、濃いメイクは落としてから帰宅する等、ボロをださないために気を配っている。そこまでやる!?ってくらい気をつけています。
・僅かなヒントから想像して探偵のように男性の行動を探るのが女性は得意。逆にその能力を自分の嘘がばれないために使えばいいだけ。

 女性の協調性の高さや、気配り力は、「嘘をつく」ことと紙一重の部分もあるのではないでしょうか。焦ってごまかすために嘘をつくのではなく、女性の嘘は男性や周囲と円滑にやっていくための能力だとも言えます。そのためアリバイ工作的な考え抜かれた嘘が得意なのも、男性よりは女性なのかもしれません。

「絶対バレない」そんな自信のある女性も要注意!

 しかし、どんなに嘘が上手い女性でもちょっとしたことから不倫が発覚してしまったり、婚姻関係が破綻したという最悪の経験談もご紹介しておきます。

・嘘に嘘を重ねているので、ひとつ嘘がバレると全部が嘘だと思われ、完全に「嘘つき」として信用をなくすことになり夫と修復できなかった。
・常に演じている自分やバレないように神経を尖らせている自分がいて、不倫はバレなくても夫に嫌われて離婚に至りました。
・絶対にバレないという自信があったので、なかなか不倫がやめられず相手に夢中になり過ぎ冷静さを失って、嘘が雑になった。その結果隠し通せず夫にバレました。

 いずれも、嘘を吐くのが上手かったゆえに、最終的には取り返しがつかなかったというケースです。もし早めに嘘がバレていたら「ごめんなさい」でやり直せることもありますが、根が深くなってしまった嘘は致命的な結果となることも。嘘が上手いのも、考えものですね。
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
「学ぶことが楽しい」方には 『テンミニッツTV』 がオススメです。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,500本以上。 『テンミニッツ・アカデミー』 で人気の教養講義をご紹介します。
1

ヒトは共同保育の動物――生物学からみた子育ての基礎知識

ヒトは共同保育の動物――生物学からみた子育ての基礎知識

ヒトは共同保育~生物学から考える子育て(1)動物の配偶と子育てシステム

「ヒトは共同保育の動物だ」――核家族化が進み、子育ては両親あるいは母親が行うものだという認識が広がった現代社会で長谷川氏が提言するのは、ヒトという動物本来の子育て方法である「共同保育」について生物学的見地から見直...
収録日:2025/03/17
追加日:2025/08/31
長谷川眞理子
日本芸術文化振興会理事長 元総合研究大学院大学長
2

日本の弾道ミサイル開発禁止!?米ソとは異なる宇宙開拓の道

日本の弾道ミサイル開発禁止!?米ソとは異なる宇宙開拓の道

未来を知るための宇宙開発の歴史(7)米ソとは異なる日本の宇宙開発

日本は第二次大戦後に軍事飛行等の技術開発が止められていたため、宇宙開発において米ソとは全く違う道を歩むことになる。日本の宇宙開発はどのように技術を培い、発展していったのか。その独自の宇宙開拓の過程を解説する。(...
収録日:2024/11/14
追加日:2025/09/02
川口淳一郎
宇宙工学者 工学博士
3

より良い人生への学び…開かれた知、批判の精神、学ぶ主体

より良い人生への学び…開かれた知、批判の精神、学ぶ主体

「アカデメイア」から考える学びの意義(4)学びの3つのキーワード

私たちにとって「学び」はどんな意義を持つのか。学びについて考えるべき要素は3つあると納富氏はいう。さらに、「学びは生きる場所」でもある。今生きている人と対話をする。先人たちと書物を通じて対話する。そのことで、自分...
収録日:2025/06/19
追加日:2025/09/03
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科教授
4

天平期の天然痘で国民の3割が死亡?…大仏と崩れる律令制

天平期の天然痘で国民の3割が死亡?…大仏と崩れる律令制

「集権と分権」から考える日本の核心(3)中央集権と六国史の時代の終焉

現代流にいうと地政学的な危機感が日本を中央集権国家にしたわけだが、疫学的な危機によって、それは早い終焉を迎えた。一説によると、天平期の天然痘大流行で3割もの人口が減少したことも影響している。防人も班田収授も成り行...
収録日:2025/06/14
追加日:2025/09/01
片山杜秀
慶應義塾大学法学部教授 音楽評論家
5

世界は数学と音楽でできている…歴史が物語る密接な関係

世界は数学と音楽でできている…歴史が物語る密接な関係

数学と音楽の不思議な関係(1)だれもがみんな数学者で音楽家

数学も音楽も生きていることそのもの。そこに正解はなく、だれもがみんな数学者で音楽家である。これが中島さち子氏の持論だが、この考え方には古代ギリシア以来、西洋で発達したリベラルアーツが投影されている。この信念に基...
収録日:2025/04/16
追加日:2025/08/28
中島さち子
ジャズピアニスト 数学研究者 STEAM 教育者 メディアアーティスト