テンミニッツTV|有識者による1話10分のオンライン講義
ログイン 会員登録 テンミニッツTVとは
社会人向け教養サービス 『テンミニッツTV』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
DATE/ 2019.10.24

「束縛しやすい」男女の特徴とその対処法は?

 恋のお悩み相談で必ずと言っていいほどに話題にあがるのが束縛モンダイ。愛しているがゆえに、誰にも渡したくないからこそ、束縛したくなる気持ちは理解できますが、束縛が強くなればなるほど二人の関係はどんどん重くなってくものです。

 人は相手をなぜ束縛したくなってしまうのか。最悪の展開になる前に気をつけるべきこととは何か。束縛の心理と対処法に迫ります。

なぜ束縛してしまうのか

 人はなぜ束縛したくなってしまうのか。理由は明快です。ズバリ、不安だからです。不安になる理由はいくつか考えられます。

 例えば、「自分に自信がない」「別れることへの不安感が過度に大きい」「相手に愛されているのかどうか実感が持てない」「相手を信じることができない」「浮気されて傷ついた経験がある」などケースバイケースです。これらのうち、どれか一つというよりは、いくつかの組み合わせになっていることが多いようです。

 支配欲も行きつく先は不安です。なぜなら、相手がいなくなってしまうことへの不安が、支配したいという欲求を呼び起こすからです。

男女別やりがちな行動

 束縛する人には共通した行動パターンがあります。よくトラブルのもとになるのがスマホです。高い頻度で電話やメールで連絡をとろうとしてきたり、フェイスブックなどSNSで相手の行動やスケジュールを監視しようとしたり、許可なくメールやSNS、通話履歴をチェックすることもあります。

 また、相手の異性の友人には恐ろしいほどの嫉妬心を燃やします。束縛する女性に多い行動は「私のこと好き?」とか、「浮気してるでしょ?」としつこく何度も尋ねてくること。もちろん、男性にもそういうタイプはいます。

 一方、束縛する男性は、罰則のルールを設けたり、相手のSNSのアカウントや異性の友人の連絡先を勝手に消去するなど、力づくで抑え込んだり、仕返ししてくる傾向が高いようです。

束縛された時の対処法は?

 束縛を対処する方法は、根本原因である不安を取り除いてあげることです。そのためには、なぜ相手が不安を感じているのかを知る必要があります。もしかしたら、話を聞いてあげるだけで相手の不安は取り除かれるかもしれません。

 ただし、相手と本気でコミュニケーションを交わすためには、時間も体力もいります。どれだけ頑張ってみても相手の束縛が治らないこともあるでしょう。そうしたコストやリスクがあることは知っておいてください。

 自分が許容できる基準を明確にすることも大事なことです。自分のことをよく知り、それを正確に相手に伝えましょう。お互いにどこまで歩み寄れるかが、交際を継続する鍵になります。つまり、小まめに連絡を取り合うとか、外出先を伝えるなど、どんなルールを設定できるかにかかっています。もし、どちらかの限界を超えていた場合、その関係は長続きしません。いびつな関係はどこかで崩壊します。

 束縛されている側は、束縛する相手の暴走には気をつけましょう。特に別れ際は要注意。相手がストーカー化する可能性もあるからです。
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
物知りもいいけど知的な教養人も“あり”だと思います。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,100本以上。 『テンミニッツTV』 で人気の教養講義をご紹介します。
1

歴史における「運」とは?ソクラテスの「運」から考える

歴史における「運」とは?ソクラテスの「運」から考える

運と歴史~人は運で決まるか(1)ソクラテスが見舞われた「運」

歴史における「運」とはどういうものだろうか。例えば、富裕と貧困という問題について、「運」で決まるのか、あるいは「運」とは異なる努力、教養、道徳などの要素で決まるのかという点でも、思想家たちの考え方は分かれる。第1...
収録日:2024/03/06
追加日:2024/04/18
山内昌之
東京大学名誉教授
2

多神教の日本と民主主義…議論の強化と予備選挙の導入を

多神教の日本と民主主義…議論の強化と予備選挙の導入を

民主主義の本質(4)日本の民主主義をいかに強化するか

民主主義の発展において、キリスト教のような一神教的な宗教の営みがその礎にあった。では、そうした宗教的背景をもたない日本で、民主主義を育てるにはどうしたらいいのか。人数が多ければ正しいというのは「ポピュリズム」の...
収録日:2024/02/05
追加日:2024/04/16
橋爪大三郎
社会学者
3

急成長するインドネシアとトルコ、その理由と歴史的背景

急成長するインドネシアとトルコ、その理由と歴史的背景

グローバル・サウスは世界をどう変えるか(3)インドネシアの成長とトルコの外交力

グローバル・サウスの中でも高度経済成長を遂げているのがインドネシアだ。長期のスカルノ時代とスハルト時代を経てその後に民主化が進んだ、東南アジアで最大のイスラム教国である。また、トルコは多国間に接する地理的特性と...
収録日:2024/02/14
追加日:2024/04/17
島田晴雄
慶應義塾大学名誉教授
4

ロシアによるウクライナ侵略で国際政治はどう変わったのか

ロシアによるウクライナ侵略で国際政治はどう変わったのか

ウクライナ侵略で一変した国際政治(1)歴史的経緯とNATOの存在

ロシアによるウクライナ侵略によって、国際政治は一変したといわれる。だが、具体的には何がどう変化したのか。この問題について大事なのは、両国のみならずヨーロッパとロシア、さらにアメリカも含めた各国の関係、その歴史的...
収録日:2022/05/10
追加日:2022/05/27
小原雅博
東京大学名誉教授
5

なぜ今「心理的安全性」なのか、注目を集める背景に迫る

なぜ今「心理的安全性」なのか、注目を集める背景に迫る

チームパフォーマンスを高める心理的安全性(1)心理的安全性が注目される理由

「心理的安全性」は近年もっとも注目されるビジネスバズワードの一つともいわれている。その背景には、コロナ禍におけるリモートワークの増大、社会全体が未来予測の難しい「VUCAの時代」に入ったことがある。職場環境が多様に...
収録日:2022/04/26
追加日:2022/07/23
青島未佳
一般社団法人チーム力開発研究所 理事