社会人向け教養サービス 『テンミニッツTV』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
クレジットカードの不正利用で最も多い被害とは?
2020年1月23日、大手クレジットカード会社の三井住友カードが、クレジットカードの不正利用被害にあった500人に対して行ったアンケート調査結果を公開しました。結果は以下の通りとなっています。
【クレジットカード不正利用被害の手口は?】
1位「フィッシング詐欺」23.1%
2位「なりすまし」20.0%
3位「ネットショッピング詐欺」19.0%
4位「盗難・紛失」15.4%
5位「EC事業者による情報漏洩」12.3%
6位「スキミング」6.2%
7位「悪質出会い系サイト」4.1%
「フィッシング詐欺」は、インターネットを悪用して個人情報を入手する詐欺の一種です。ユーザーを偽サイトに“釣り上げる”ことから、「フィッシング詐欺」と呼ばれるようになりました。ただし、魚釣りの「fishing」と区別するために、英語では、洗練(sophisticated)された手口で被害者を釣る(fishing)という意味の造語「phishing」が使われています。
「フィッシング詐欺」の基本的な手口は、1)クレジットカード会社・銀行・有名企業などを装ったメールを送りつけ、2)本物によく似た偽サイトへ接続させ、3)個人のクレジットカード情報や銀行口座情報などを利用者に入力させて盗み出し悪用する――です。
そして、「フィッシング詐欺」の被害にあわないため、疑わしいメールの対処法として、「いちばん大切なのは、情報の確認やログイン画面を表示するためのURL(ウェブページのアドレス)やリンクは絶対にクリックしないということ」と、呼びかけています。
そのうえで、もしフィッシングサイトらしきページが表示されてしまった場合、以下の3点をチェックすることを推奨しています。
1)URLは「https:」から始まっているか:通信情報を暗号化し、サイト運営者の身元を確認するための機能が「SSL証明書」で、多くの銀行や企業のサイトで導入されている。この証明書が導入されていると、アドレスバーに鍵のアイコンが表示され、URLは「https:」で始まる。
2)入力欄の項目や内容に不自然な部分がないか:偽サイトは日本語がぎくしゃくしていたり、不自然だったりする場合が多い。
3)URLは正しいか:アドレスバーのURLが正しいかどうかを確認する。その企業名やサービス名をURLの一部に入れて安心させるケースもあるので要注意。
2位の「なりすまし」(20.0%)は、自分になりすました第三者がクレジットカードを利用するケースです。また3位の「ネットショッピング詐欺」(19.0%)は、ネットショップで購入した商品が送られてこないという詐欺で、どちらも「フィッシング詐欺」同様の高い割合となっています。
また5位「EC事業者による情報漏洩」(12.3%)、7位「悪質出会い系サイト」(4.1%)など、クレジットカードの不正利用の多くに、サイバー犯罪やネットセキュリティの脆弱をつくケースが目立ちます。
三井住友カードの自社メディア「ヒトトキ」でも、「ネットショッピング詐欺や悪質出会い系サイトなどは、支払いにクレジットカードを利用する場合も多いため、結果的にクレジットカード支払いのトラブルにつながっています」と述べています。
そのうえで、クレジットカード不正利用を防ぐ〈日頃からできること〉と〈万が一被害にあったら〉の「5つの対策」を紹介しています。参考のうえ、ぜひ、日々の備えとしてください。
【クレジットカード不正利用を防ぐ「5つの対策」】
〈日頃からできること〉
1)利用明細:早期発見が重要。こまめかつ細やかに確認する。
2)暗証番号:容易なものは避け、絶対に人には教えない。
3)カード:裏面には必ず署名する。
〈万が一被害にあったら〉
4)カード会社へ相談:カード裏面の電話番号にできるだけ早く連絡する。
5)警察へ行く:被害届を出す。
※補足1)補償を受けるためには、期日内の届出が必要となります。不正利用に気づくのが早ければ早いほど安心した補償につながるため、利用明細のこまめなチェックは欠かせません。また、被害が少額のため見逃してしまうケースもありますので、細やかな確認をしてください。
※補足2)警察に被害届を出していなかったり、カードの裏面に署名していなかったりなどにより、補償されない場合もあります。
【クレジットカード不正利用被害の手口は?】
1位「フィッシング詐欺」23.1%
2位「なりすまし」20.0%
3位「ネットショッピング詐欺」19.0%
4位「盗難・紛失」15.4%
5位「EC事業者による情報漏洩」12.3%
6位「スキミング」6.2%
7位「悪質出会い系サイト」4.1%
不正利用被害で最も多い「フィッシング詐欺」とは?
以上のように、不正利用被害の最多は「フィッシング詐欺」で、全体の23.1%を占めていました。では、1位となった「フィッシング詐欺」とは、どのような詐欺なのでしょうか。「フィッシング詐欺」は、インターネットを悪用して個人情報を入手する詐欺の一種です。ユーザーを偽サイトに“釣り上げる”ことから、「フィッシング詐欺」と呼ばれるようになりました。ただし、魚釣りの「fishing」と区別するために、英語では、洗練(sophisticated)された手口で被害者を釣る(fishing)という意味の造語「phishing」が使われています。
「フィッシング詐欺」の基本的な手口は、1)クレジットカード会社・銀行・有名企業などを装ったメールを送りつけ、2)本物によく似た偽サイトへ接続させ、3)個人のクレジットカード情報や銀行口座情報などを利用者に入力させて盗み出し悪用する――です。
「フィッシング詐欺」予防の基礎知識
100冊以上のパソコン関連書籍を執筆している吉岡豊氏は、「フィッシング詐欺」予防の基礎知識として、「銀行やクレジットカード会社からクレジットカード番号や銀行口座、パスワードを確認するメールがくることはない」と断言しています。そして、「フィッシング詐欺」の被害にあわないため、疑わしいメールの対処法として、「いちばん大切なのは、情報の確認やログイン画面を表示するためのURL(ウェブページのアドレス)やリンクは絶対にクリックしないということ」と、呼びかけています。
そのうえで、もしフィッシングサイトらしきページが表示されてしまった場合、以下の3点をチェックすることを推奨しています。
1)URLは「https:」から始まっているか:通信情報を暗号化し、サイト運営者の身元を確認するための機能が「SSL証明書」で、多くの銀行や企業のサイトで導入されている。この証明書が導入されていると、アドレスバーに鍵のアイコンが表示され、URLは「https:」で始まる。
2)入力欄の項目や内容に不自然な部分がないか:偽サイトは日本語がぎくしゃくしていたり、不自然だったりする場合が多い。
3)URLは正しいか:アドレスバーのURLが正しいかどうかを確認する。その企業名やサービス名をURLの一部に入れて安心させるケースもあるので要注意。
クレジットカード不正利用を防ぐ「5つの対策」
他方、1位の「フィッシング詐欺」(23.1%)以外の不正利用にも、注意は欠かせません。2位の「なりすまし」(20.0%)は、自分になりすました第三者がクレジットカードを利用するケースです。また3位の「ネットショッピング詐欺」(19.0%)は、ネットショップで購入した商品が送られてこないという詐欺で、どちらも「フィッシング詐欺」同様の高い割合となっています。
また5位「EC事業者による情報漏洩」(12.3%)、7位「悪質出会い系サイト」(4.1%)など、クレジットカードの不正利用の多くに、サイバー犯罪やネットセキュリティの脆弱をつくケースが目立ちます。
三井住友カードの自社メディア「ヒトトキ」でも、「ネットショッピング詐欺や悪質出会い系サイトなどは、支払いにクレジットカードを利用する場合も多いため、結果的にクレジットカード支払いのトラブルにつながっています」と述べています。
そのうえで、クレジットカード不正利用を防ぐ〈日頃からできること〉と〈万が一被害にあったら〉の「5つの対策」を紹介しています。参考のうえ、ぜひ、日々の備えとしてください。
【クレジットカード不正利用を防ぐ「5つの対策」】
〈日頃からできること〉
1)利用明細:早期発見が重要。こまめかつ細やかに確認する。
2)暗証番号:容易なものは避け、絶対に人には教えない。
3)カード:裏面には必ず署名する。
〈万が一被害にあったら〉
4)カード会社へ相談:カード裏面の電話番号にできるだけ早く連絡する。
5)警察へ行く:被害届を出す。
※補足1)補償を受けるためには、期日内の届出が必要となります。不正利用に気づくのが早ければ早いほど安心した補償につながるため、利用明細のこまめなチェックは欠かせません。また、被害が少額のため見逃してしまうケースもありますので、細やかな確認をしてください。
※補足2)警察に被害届を出していなかったり、カードの裏面に署名していなかったりなどにより、補償されない場合もあります。
<参考文献・参考サイト>
・三井住友カード、クレジットカードの不正利用被害にあった500人に調査│三井住友VISAカード
https://www.smbc-card.com/company/news/news0001501.pdf
・【ヒトトキ調査】クレジットカードの不正利用被害にあった500人に聞いた!私のカードでテーマパークのチケットが買われていた??
https://www.smbc-card.com/mem/hitotoki/learn/survey_abuse.jsp?dk=ad_snt_083_90920
・「フィッシング詐欺」「日本大百科全書」(小学館)
・「フィッシング詐欺(phishing)[新語流行語]」『イミダス 2018』
・『知らずにやっているネットの危ない習慣』(吉岡豊著、青春新書)
・三井住友カード、クレジットカードの不正利用被害にあった500人に調査│三井住友VISAカード
https://www.smbc-card.com/company/news/news0001501.pdf
・【ヒトトキ調査】クレジットカードの不正利用被害にあった500人に聞いた!私のカードでテーマパークのチケットが買われていた??
https://www.smbc-card.com/mem/hitotoki/learn/survey_abuse.jsp?dk=ad_snt_083_90920
・「フィッシング詐欺」「日本大百科全書」(小学館)
・「フィッシング詐欺(phishing)[新語流行語]」『イミダス 2018』
・『知らずにやっているネットの危ない習慣』(吉岡豊著、青春新書)
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
雑学から一段上の「大人の教養」はいかがですか?
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,500本以上。
『テンミニッツTV』 で人気の教養講義をご紹介します。
日本は山紫水明の国なのに水不足!? お金と同じ水の価値
水から考える「持続可能」な未来(5)「水みんフラ」が水不足を防ぐ
日本は水に恵まれた国であるというイメージがあるかもしれないが、実際にはそうではない。しかし、それでも深刻な水不足に陥らないのには秘密がある。インフラによって水が「均されている」からだ。今回は、その点を啓発するた...
収録日:2024/09/14
追加日:2025/04/03
大谷翔平選手の活躍はなぜ必然なのか?~その思考の深み
編集部ラジオ2025(5)大谷翔平選手の「成功哲学」
投手と打者の二刀流への挑戦をはじめ、驚くべき活躍を続けてきて、野球界で数々の記録を樹立してきた大谷翔平選手。今回の編集部ラジオでは、その大谷選手の「名言」を紹介しながら、その成功哲学に迫っていく桑原晃弥先生の名...
収録日:2025/03/19
追加日:2025/04/03
花粉、炭素、酸素同位体…重複分析で分かる弥生時代の環境
弥生人の実態~研究結果が明かす生活と文化(3)弥生時代の環境と気候
古代の気候を推測するために、研究者はさまざまな方法を駆使してきた。海水面の位置をもとにした「弥生の小海退」説をはじめ、花粉や炭素濃度などから行う分析法には難点もある。その難点を克服した方法によって見えてきた弥生...
収録日:2024/07/29
追加日:2025/04/02
プラトンが警告!人間の「欲望の暴走」を哲学的に考える
哲学の役割と近代日本の挑戦(1)欲望暴走のメカニズム
プラトンが深く考察した対象に「欲望」がある。欲望はしばしば、日常的に手に取れることのできる健全な欲求を超えると、理念的なものへと膨らんでいく。一旦理念となった欲望は増殖してとどまるところを知らない。そのためには...
収録日:2023/07/28
追加日:2023/09/30
分断進む世界でつなげていく力――ジェトロ「3つの役割」
グローバル環境の変化と日本の課題(5)ジェトロが取り組む企業支援
グローバル経済の中で日本企業がプレゼンスを高めていくための支援を、ジェトロ(日本貿易振興機構)は積極的に行っている。「攻めの経営」の機運が出始めた今、その好循環を促進していくための取り組みの数々を紹介する。(全6...
収録日:2025/01/17
追加日:2025/04/01