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イマドキの社会人1年目の貯金額は?
初任給は何に使いましたか。自分へのご褒美、親へ贈り物、仲間と飲んで騒いだというひとはいるかもしれません。では、いまどきの社会人1年生はどういったお金の使い方をするのでしょうか。ここではソニー生命の調査結果をもとに、若者のお金に関して少し詳しくみてみましょう、
社会人2年目では、同じく1位は「貯蓄に回す」(40.8%)で、次いで、「生活費(食費など)に充てる」(37.6%)、「自分にちょっと良い物を買う」(28.8%)、「親への贈り物を買う」(25.2%)、「親をご馳走につれていく」(22.2%)となりました。「親への贈り物」「親をご馳走に」が1年目の方が高いのはやはり、初任給の意味合いの重さが関係しているのでしょう。共通しているのは、1位「貯蓄に回す」、2位「生活費(食費など)に充てる」の部分。若い世代がそれだけ切実な環境にあるということなのでしょうか、それとも、お金への意識が高いと考えるべきなのでしょうか。この辺りは今後、もう少し詳細な分析が必要かもしれません。
SMBCコンシューマーファイナンス株式会社が2019年の12月末に行った調査(「20代・30代・40代の金銭感覚についての意識調査2020」、対象:20歳~49歳の男女2000名)によると、「貯蓄ゼロ」の世帯は20代で19%、30代で20%、40代で23%となっています。一方で、国民生活調査(平成28年の大規模調査)によると、1世帯あたりの平均貯蓄額は29歳以下で154.8万円、30代で403.6万円、40代で652.0万円、50代で1049.6万円となっています。貯蓄は積み重ねなので、やはり時間が経過するにしたがって大きく変化します。一方、「貯蓄ゼロ」の世帯はどの年代でも大きくはかわりません。この数値を見ると、もしかしたら若い頃から貯蓄する人はその後も着実に資産を増やし、貯蓄しない人はずっとしないのかもしれません。
6割弱が初任給を貯蓄する
ソニー生命は2020年春から働き始める社会人1年生500名、および就職後1年が経つ社会人2年生500名に、お金の使い方や貯蓄・収入に関する意識や実態についての調査を行なっています。これによると、初任給の使い道について、社会人1年生の結果での1位は「貯蓄に回す」(58.2%)がトップとなりました。続いて「生活費(食費など)に充てる」(40.6%)、「親への贈り物を買う」(34.2%)、「自分にちょっと良い物を買う」(32.4%)、「親をご馳走につれていく」(28.4%)となっています。かなり堅実な印象です。社会人2年目では、同じく1位は「貯蓄に回す」(40.8%)で、次いで、「生活費(食費など)に充てる」(37.6%)、「自分にちょっと良い物を買う」(28.8%)、「親への贈り物を買う」(25.2%)、「親をご馳走につれていく」(22.2%)となりました。「親への贈り物」「親をご馳走に」が1年目の方が高いのはやはり、初任給の意味合いの重さが関係しているのでしょう。共通しているのは、1位「貯蓄に回す」、2位「生活費(食費など)に充てる」の部分。若い世代がそれだけ切実な環境にあるということなのでしょうか、それとも、お金への意識が高いと考えるべきなのでしょうか。この辺りは今後、もう少し詳細な分析が必要かもしれません。
社会人1年目に貯蓄した金額は平均45万円
同調査では社会人2年生に、1年目の生活で貯蓄した額を聞いています。この結果は「10万円~20万円未満」(25.0%)がトップです。2位は「100万円以上」(22.4%)。3位は「50万円から100万円未満」(16.8%)、4位が「0円」で16.6%。1年目の貯蓄平均額は45万円です。また、「100万円以上」「50万円から100万円未満」を合わせると39.2%、一方、「10万円~20万円未満」「0円」を合わせると41.6%となり、「比較的多く貯蓄した人」と「ほとんど貯蓄していない人」が拮抗します。1年目は給与が少ないこともあり、住居費がかかるかどうか(親と同居か、もしくは手当の有無)といった要素が大きなウェイトを占めます。この点で単純に個人の資質には還元できませんが、大きくみて「貯蓄するひと」と「しない人」が2極化するということは言えそうです。SMBCコンシューマーファイナンス株式会社が2019年の12月末に行った調査(「20代・30代・40代の金銭感覚についての意識調査2020」、対象:20歳~49歳の男女2000名)によると、「貯蓄ゼロ」の世帯は20代で19%、30代で20%、40代で23%となっています。一方で、国民生活調査(平成28年の大規模調査)によると、1世帯あたりの平均貯蓄額は29歳以下で154.8万円、30代で403.6万円、40代で652.0万円、50代で1049.6万円となっています。貯蓄は積み重ねなので、やはり時間が経過するにしたがって大きく変化します。一方、「貯蓄ゼロ」の世帯はどの年代でも大きくはかわりません。この数値を見ると、もしかしたら若い頃から貯蓄する人はその後も着実に資産を増やし、貯蓄しない人はずっとしないのかもしれません。
若者は「つながり」に消費する
では、若者は何にお金をつかうのでしょうか。「20代・30代・40代の金銭感覚についての意識調査2020」での、積極的に出費したいものについての回答に注目してみましょう。「友人とのつながりを感じるための『もの』や『こと』にお金をかけたい」という項目に関しての肯定的回答は、20代で54.5%、30代43.0%、40代34.0%です。また「SNS映えしそうな『もの』や『こと』(SNS に写真をアップすると目を引くようなもの)にお金をかけたい」での肯定的回答は、20代で29.5%、30代17.4%、40代12.2%。つまり、若い人ほど「つながり」や「他者とのコミュニケーション」にお金をかける傾向にあるようです。また、「サブスクリプションサービス」を使っている人も、20代32%、30代25%、40代22%と若い年代ほど高い傾向にあります。この辺りは所有することにこだわらず「体験」に価値を置く若者の特質が表れているとも言えるようです。<参考サイト>
・社会人1年目と2年目の意識調査2020|ソニー生命
https://www.sonylife.co.jp/company/news/2020/nr_200421.html
・20代・30代・40代の金銭感覚についての意識調査2020|SMBCコンシューマーファイナンス
http://www.smbc-cf.com/news/news_20200312_966.html
・平成28年 国民生活基礎調査の概況|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa16/index.html
・社会人1年目と2年目の意識調査2020|ソニー生命
https://www.sonylife.co.jp/company/news/2020/nr_200421.html
・20代・30代・40代の金銭感覚についての意識調査2020|SMBCコンシューマーファイナンス
http://www.smbc-cf.com/news/news_20200312_966.html
・平成28年 国民生活基礎調査の概況|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa16/index.html
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