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DATE/ 2020.08.26

「ネット通販」の失敗談と失敗しないコツ

 今や利用していない人を探すことが難しくなるほど普及しているのがインターネット利用した通信販売、いわゆるネット通販です。かつてはPCベースでしたが、スマホの普及と共に利用者が急増しているようです。ネット通販は、価格をふくめた商品情報を比較検討できたり、サービスサイトやロケーションによっては、その日のうちに商品が届くといった利便性が魅力といってよいでしょう。色や質感が思ってたのと違う、サイズ違い、高く買ってしまった...そんなリスクもつきものですが、今回は意外なネット通販でのリスク、失敗談を取材してみました。

価格をめぐる失敗

・なかなか見かけないサプリをネットで購入したのですが、近所のドラッグストアで売っていて、そちらのほうが安かったという...(28歳、女性、会社員)

・海外のサイトで安い化粧品をみつけて、ラッキーとばかりに購入に進んだところ、送料や関税で、デパートで買うのと大差ない総額だったこと。(33歳、女性、会社員)

ポチるプロセスでの失敗

・銀行の残高が残り少なく、明細を調べたらクレジットカードの支払いが予想以上の額に。明細をよく調べてみたら、価格を確かめずにポチった古書が想定の10倍くらいの価格で、すでに後の祭り状態でした。amazonのマーケットプレイスなどは高額出品が多いので注意が必要です。ポチるとき、届いたときなど、明細を確認すべきだったという大失敗。(36歳、男性、教師)

・酔っぱらっているときにFacebookのフィードの広告につられて買ってしまったライトセイバー(映画「スターウォーズ」の武器)の高級そうな金属モデル。届いたのは、屋台で売ってそうなチープなプラスチックの玩具でした。平時であれば、引っかからないのにと思いながら、この大失敗を反省しています。ショッピングサイトではなく、SNSのフィード商品広告は、中国のあやしげな業者によるものが多いので注意されたし。(48歳、男性、クリエーター)

・ショッピングアプリかサイト閲覧した状態でスマホをバックに。1クリック設定にしていたせいなのか、予定のなかったモノがいつのまにか決済され届くハメに。バックの中で、何が起こっていたのでしょう...(32歳、女性、会社員)

配送・受取をめぐる失敗

・田舎に帰省していたとき、都内の自宅感覚でストッカーを注文したところ、予定日になっても届かず。確認すると配送所で止まっていた。配送所に確認すると、地方の便数がないので保留になっているという言い訳にびっくり。結局、用に間に合わずにキャンセルしました。都内と田舎では配送システムが違っているので注意が必要です。(58歳、男性、会社員)

・旦那に言えない恥ずかしいモノ(BL系)をネットで購入し、実家あてに発送。あとで実家に取りに行くと、母親に開封されていて表沙汰に。配送途中の破損など受取で開封確認されることがあるので、気をつけたほうがよいです。(29歳、女性、会社員)

・ネット購入の返品の手続きをしていたときに、購入履歴を奥さんにみられて、いくつかプレゼント用に購入した香水やバック化粧品などから、浮気を疑われて大変なことに。(55歳、男性、会社員)

ネット通販で失敗しないためのコツ  

ネット通販、その利便性から利用者も増えています。それに応じて失敗例もそれなりに。困ったことにならないように、価格だけでなく、送料や配送日数など情報収集ができるよう余裕のあるシチュエーションで利用するようにいたしましょう。前後不覚な状況での利用はもってのほかです。配送についても、都市部と山間部では事情が変わるので、商品の到着は余裕を持つことが必要です。なお、SNSの広告などから誘導される商品購入サイトは、SNSアカウントと連動して決済が簡単にできる反面、購入をキャンセルできないこともあるようです。そこを見込んで、あやしげな商材を売り込むサイトも少なくありません。気軽にポチるのもよいですが、準備万端、用意周到、情報収集をぬかりなく、快適なネット通販を楽しんでいただけますように。
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