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DATE/ 2021.09.17

資産運用で最初に考えるべきこと

 超低金利の続く現在、銀行に預金しているだけではお金は増えません。資産運用が頭に浮かんだときに知っておいたほうがいいこと、考えておくべきことを集めてみました。

投資の第一歩は生活防衛資金から?

 「投資」という言葉には専門知識やノウハウがないと敷居の高い雰囲気があるため、資産運用の最初の一歩を踏み出せない人は数多くいます。また、まとまった金額が用意できないので自分には無縁と思う方もいるでしょう。でも、最近では、若い人や高齢者が少額から投資を始めるためのサービスが増えています。

 いざ投資を始めるにあたって最初に決めたいのは、「生活防衛資金」についての考え方です。耳慣れない言葉かもしれませんが、生活費の支出に備えて、投資に回さずに預金や現金のままで手元に置いておくお金のことをいいます。

 生活防衛資金がどのぐらい必要なのかは、家族構成や年齢、考えかたによって異なります。生活費の3か月程度で十分という場合もあれば、2年分は必要と思われる方もいるでしょう。すべての資金を「増やそう」とせず、一定金額を保全することで得られる安心こそ、投資のための基本です。

 生活防衛資金について考えることは、自分の「リスク許容度」を知ることにもつながります。差し当たり生活には必要のない余剰資金は「ない」と割り切ってハイリスクな商品購入に充てられるのか、元となる資金を大切にコツコツ積み上げたいのか。いずれにせよ、余剰資金を用いてリスク許容度内で投資をするのが、ビギナーのための第一歩であることをご確認ください。

リスクとリターンの考え方に慣れる

 「リスク許容度」と言いましたが、資産運用について回るのが「リスク」と「リターン」という言葉です。リターンは資産運用によって得られる利益のこと、リスクはリターンの振れ幅を指します。

 通常の場面では「リスク」は危険を意味するので、「リスクは絶対に避けたい」と考える方も多いかもしれません。投資の世界ではあくまでも「リターンの振れ幅」の大きい資産を「リスクが大きい」といい習わすことを覚えておきましょう。

 一般にリスクとリターンの関係は、「リスクが大きいほどリターンが大きい」「リスクが小さいほどリターンが小さい」傾向があります。いわばリスクとリターンは表裏一体。資産運用では、これからお金に働いてもらうのですから、「可愛い子には旅をさせよ」と考えるか「石の上にも三年」の流儀を貫くかは個人の自由です。

 リスク・リターンの傾向で分けると、最もリスクが低くリターンも見込めないのが預貯金です。預貯金より少しリスク・リターンのあるのが債券、次が投資信託、最後に株式という順番になります。

 何かと話題になる「暗号資産(仮想通貨)」は、非常に値動きの激しいものです。たとえば、その代表格であるビットコインの2021年の様子を見てみましょう。
 
 1月、最高価格約430万円だった1BTCが、4月には約700万円を記録。ところがその後は下落し続け、7月半ばには359万円で底を打ちました。その後は持ち直し、8月半ばには500万円以上になっています。

 いつが買い時で、いつが売り時か。考えている間にも値動きの進む不安定さが特徴といえるでしょう。

ワンコイン投信からロボアド投資まで

 2014年にスタートしたNISA(少額投資非課税制度)により、少額投資が身近な存在になりました。国民の資産形成を後押しするために創設された税制優遇制度なので、これを使わない手はありません。

 また、最近ではフィンテック(金融+IT技術)の進化により、スマホを利用した金融サービスが急速に広がっています。

 たとえば1日100円、あるいは週に500円ずつのワンコイン投資も可能になっていますし、毎日の買い物のおつりや買い物で貯まるポイントを利用して自動的に世界中の資産に分散投資できるアプリなども開発されています。放ったらかしで資産形成ができるのは遠い道のりにしても、負担感が少なく続けやすいメリットがあります。

 投資の基本的なしくみは知っているが、具体的な金融商品の選び方まではわからないという人向けのサービスが「ロボットアドバイザー投資(ロボアド投資)です。

 これは、投資家に代わってプログラムされたアルゴリズムが資産運用のアドバイスや運用の手伝いをしてくれるサービス。各社で展開されていますが、基本は同じで「アドバイス型」と「投資一任型」の2種類に分かれます。

 webページで無料診断を行い、最初に毎月の運用方針を決めていけば、それに応じた自動買い付けと運用、リバランスなどが行われます。あくまで金融商品なので元本保証がないことを頭においておけば、初心者にも便利なサービスといえるでしょう。

 一度関連するwebページを開くと、その後は激しい売り込みが行われますが、比較検討して勉強できる機会と割り切るのが大事。短期か長期か、積極運用かコスト節約かなど、投資の目的や目標額を通じて自分の目標を定めるために資産運用を生かしたいものです。

<参考サイト>
NISAとは?│金融庁
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/index.html

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