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「型」とは何か―『「型」の再考』で体感する「型」の叡智
突然ですが、「型」とは何か、皆さん、おわかりでしょうか。武道や伝統芸能、あるいはスポーツなどでよく聞くことばですが、それらの基本、基礎として「型」が重要視されていることは多くの方がご存じでしょう。では、「型」にはどんな意味、方法、智慧が込められているのでしょうか。そして、なぜいま「型」について論じるのか。その問いに対して、真摯に向き合った書籍を今回、紹介します。それが、筑波大学医学医療系准教授である大庭良介先生の著書『「型」の再考: 科学から総合学へ』です。
大庭先生は、大学の教員として研究と教育に携わり、研究面では生命の理解を目的として、生命現象に対して科学的アプローチ(分子生物学や細菌学など)で取り組んでこられました。
しかし、「科学的アプローチは素晴らしいのだけれど何か不足している」という感覚を覚え、武道(居合道、空手、剣道など)や伝統医学(漢方や紀行)への取り組みの中で、東洋的な事物へのアプローチ、特に「型」による事物へのアプローチが、「科学のアプローチでは困難な事物へ切り込むための新たな表現と伝達の仕方となるのでは」と考えるようになったといいます。
そして、日常的に使用される科学的な「方法論」を補える部分を、同じく日常で使用できる「方法論」としての「型」のなかに見いだし、上述の『「型」の再考: 科学から総合学へ』を上梓されました。本書は、(1)武道の型と特徴、(2)漢方の型と特徴、(3)科学的方法論と型的方法論、(4)型が表現・伝達する叡智の質、(5)人間や生命にアプローチする型、(6)イノベーションや創造力にアプローチする型――の六章立てとなっています。
次からは、各章のエッセンスに注目し、「型」の表現と伝達の仕方、さらにそこに含まれる叡智に迫っていこうと思います。
もともと武道の「型」は、スポーツ競技として優劣をつけるものではなく、その武道が伝えたい叡智、すなわち技術や業のノウハウなどを修行者(学習者)が習得するために使用された教範であったといいます。そのため、日本における古武道では、ほぼすべての流派に独自の型とその組み合わせである型体系が存在します。
武道における一つの「型」は、いくつかの動作を組み合わせたものです。そして、一連の想定が存在し、それに合わせた動作や姿勢が設定されています。学習者は各武道の「型」を通じて稽古を重ねることによってそれぞれの「型」を学び、各武道の型体系を把握するとともに、各武道の型体系が要求する身体を獲得するに至ります。
「想定と動作・姿勢を学習することが『型』の習得の第一歩であり、すべてである」と大庭先生は説きます。学習者は、「型」の反復練習を重ねることで「型」を習得する。さらに「型」の学習では、想定と動作・姿勢を崩してはならず、「型」の枠組みによって修行者の身体操作が制限されることで、初めて「型」の持つ叡智を習得することができる。以上のように、武道における「型」は、身体の部分と全体の統合と制御の法を授けるものといえます。
武道の「型」は、部分を特定せず、「型」の動作や姿勢を通して、手足といった部分を全体の身体操作のなかに位置づけることを学習し、かえって特定の部分に着目していては獲得できないような働きの体得を可能にします。つまり、「型」の要求を満たしたとき、身体そのものが獲得されることになります。武道の「型」の例からは、「型」が言語化されにくい叡智を伝達する優れたシステムであることと同時に、「型」は要素分解すると形骸化するという特徴が見えてきます。
漢方では、「証(症状)」と「方剤(薬)」が一致することが重視されます。漢方医学の原典とも称される中国の医学書『傷寒論(しょうかんろん)』は、極論すると「証-方剤」関係の事典ともいえ、100種類以上の「証-方剤」が掲載されています。
例えば、「方剤」の「桂枝湯(けいしとう)」と「小建中湯(しょうけんちゅうとう)」の「証」は明らかに異なる一方、成分である生薬の違いは、芍薬(しゃくやく)の量と膠飴(こうい)の有無のみです。そして、各「証-方剤」のの対応の理由は記されていません。なぜなら、理論や個別の生薬の知見だけでは、複雑な「証」に臨床的精度をもって対応することができないという現実があるからです。
そのため、個別生薬の知識だけでは「証」に対応できず、また、各生薬の役割が、それぞれの「方剤」によって異なります。そして、「証-方剤」という「型」に常に立ち戻る必要があるといいます。
以上のように、漢方は病状としての物理的根拠は求めず、「証-方剤」の照応関係という「型」によって、臨床的効果を上げるという体系を構築してきました。大庭先生は「傷寒論という一冊を通じた『型体系』が叡智把握のポイントとなっている。つまり、漢方は言語的であるにもかかわらず、分解・分析的な理解を望むと叡智の把握が適わなくなるものであるということは武道と共通している」と述べています。
なお、『傷寒論』などを極めると、新たな症状や患者個人の特性にあわせて方剤を調合することが可能になる、つまり漢方の「型」の叡智をより汎用的に活用することが可能となるといいます。
このように、本書では武道や漢方の「型」を解説しながら、非分析的で非言語的な「叡智の表現と伝達方法としての型」として六つの特徴を挙げ、さらに「型」の叡智の真髄に迫っています。
【「型」の六つの特徴】
1.特定の叡智を内在するパッケージである
2.非分析的な把握と伝達の手段である
3.保存的であり再現的である
4.要素間の関係性に分解すると価値を失うものである
5.各要素の定義は変化する
6.内在する叡智は「型」の外でも有効である
【「型」に適している叡智】
・主体への内在化を求め、主体からの発露を求める叡智
・万人に同様の推論を求めず、非伝達者での活用の相違を許容する叡智
・要素間関係性を重視せず、総合性を重視する叡智
【科学に適している叡智】
・主体からの外在化を求め、主体からの発露を求めない叡智
・万人に同様の推論を求め、非伝達者での活用の相違を許容しない叡智
・要素間関係性を重視し、要素の個別性を重視する叡智
大庭先生は、「型」と科学にはそれぞれ適した叡智があり、さらには他にもさまざまな物事へのアプローチの仕方として「型」が活用できるのではないかといいます。そのうえで、主体に応じた「型」の発露が異なるからこそ、経験も含めて同一の個体ではない多様であるすべての人にとって、科学よりも“「型」の叡智は融通が利く”ともいえると、「型」の可能性を説きます。
1.「型」には叡智が含まれる(叡智を含まない「型」は自然淘汰される)、2.叡智を含む「型」は本来柔軟に変化する、3.「型」を通して体得された叡智は各個人に内在化される、4.各個人がある現状において「型」を通して叡智を発露することで活用される――。
各個人という主体がその時々に適した「型」を活用することで叡智を発露することによって、「型」は活用され、伝達され、さらには変化し、社会的な価値も高めていきます。
主体を個人から切り離すことができないという「型」の弱点に迫りながらも、思考法(デザイン思考・アート思考等)や「型」を用いた生命へのアプローチなどを通して、以下のような大庭先生の提唱する【「型」的発想の総合学】の提案へと進んでいきます。
【「型」的発想の総合学】
「世の中の健康に関する課題、特に、分野横断的な課題や、既存分野に紐づけできない課題を対象に、分野、手法、立場などに捉われずに切り込み、プロトタイプとなるモノコトやコンセプトを生み出すことで、課題解決や価値創出に繋がる方法論を世の中に問う」
いかがでしたでしょうか。「型」には発露以前の叡智が多いに含まれています。そして、歴史や伝統的な文化、さらにはそれらの貴重な担い手の方々が、さまざまな「型」を守りながらも育み、現代に伝えてくれています。多様性の実現が希求される現代こそ、個人的かつ社会的に発展させうる可能性を秘めた「型」の柔軟性に、未来的な期待も大いにあると考えられます。
そして、多様な「型」には、誰しも自分の現在と未来にふさわしい「型」がきっとあるはずです。ぜひ多様な「型」から自分好みの「型」を再考し、さらには身体化することによって、「型」の叡智を体感し、その先につながる“総合学”へとつなげていってみてください。そのための手がかりが、本書には多様に詰まっています。
大庭先生は、大学の教員として研究と教育に携わり、研究面では生命の理解を目的として、生命現象に対して科学的アプローチ(分子生物学や細菌学など)で取り組んでこられました。
しかし、「科学的アプローチは素晴らしいのだけれど何か不足している」という感覚を覚え、武道(居合道、空手、剣道など)や伝統医学(漢方や紀行)への取り組みの中で、東洋的な事物へのアプローチ、特に「型」による事物へのアプローチが、「科学のアプローチでは困難な事物へ切り込むための新たな表現と伝達の仕方となるのでは」と考えるようになったといいます。
そして、日常的に使用される科学的な「方法論」を補える部分を、同じく日常で使用できる「方法論」としての「型」のなかに見いだし、上述の『「型」の再考: 科学から総合学へ』を上梓されました。本書は、(1)武道の型と特徴、(2)漢方の型と特徴、(3)科学的方法論と型的方法論、(4)型が表現・伝達する叡智の質、(5)人間や生命にアプローチする型、(6)イノベーションや創造力にアプローチする型――の六章立てとなっています。
次からは、各章のエッセンスに注目し、「型」の表現と伝達の仕方、さらにそこに含まれる叡智に迫っていこうと思います。
「型」とは何か-武道の「型」から-
まず、「型」とは何かについて、(1)武道の型と特徴から、具体的にみていましょう。もともと武道の「型」は、スポーツ競技として優劣をつけるものではなく、その武道が伝えたい叡智、すなわち技術や業のノウハウなどを修行者(学習者)が習得するために使用された教範であったといいます。そのため、日本における古武道では、ほぼすべての流派に独自の型とその組み合わせである型体系が存在します。
武道における一つの「型」は、いくつかの動作を組み合わせたものです。そして、一連の想定が存在し、それに合わせた動作や姿勢が設定されています。学習者は各武道の「型」を通じて稽古を重ねることによってそれぞれの「型」を学び、各武道の型体系を把握するとともに、各武道の型体系が要求する身体を獲得するに至ります。
「想定と動作・姿勢を学習することが『型』の習得の第一歩であり、すべてである」と大庭先生は説きます。学習者は、「型」の反復練習を重ねることで「型」を習得する。さらに「型」の学習では、想定と動作・姿勢を崩してはならず、「型」の枠組みによって修行者の身体操作が制限されることで、初めて「型」の持つ叡智を習得することができる。以上のように、武道における「型」は、身体の部分と全体の統合と制御の法を授けるものといえます。
武道の「型」は、部分を特定せず、「型」の動作や姿勢を通して、手足といった部分を全体の身体操作のなかに位置づけることを学習し、かえって特定の部分に着目していては獲得できないような働きの体得を可能にします。つまり、「型」の要求を満たしたとき、身体そのものが獲得されることになります。武道の「型」の例からは、「型」が言語化されにくい叡智を伝達する優れたシステムであることと同時に、「型」は要素分解すると形骸化するという特徴が見えてきます。
言語化されている「型」の特徴-漢方の「型」から-
他方、(2)漢方の型と特徴では、言語化されている「型」の特徴について漢方を例に挙げています。漢方では、「証(症状)」と「方剤(薬)」が一致することが重視されます。漢方医学の原典とも称される中国の医学書『傷寒論(しょうかんろん)』は、極論すると「証-方剤」関係の事典ともいえ、100種類以上の「証-方剤」が掲載されています。
例えば、「方剤」の「桂枝湯(けいしとう)」と「小建中湯(しょうけんちゅうとう)」の「証」は明らかに異なる一方、成分である生薬の違いは、芍薬(しゃくやく)の量と膠飴(こうい)の有無のみです。そして、各「証-方剤」のの対応の理由は記されていません。なぜなら、理論や個別の生薬の知見だけでは、複雑な「証」に臨床的精度をもって対応することができないという現実があるからです。
そのため、個別生薬の知識だけでは「証」に対応できず、また、各生薬の役割が、それぞれの「方剤」によって異なります。そして、「証-方剤」という「型」に常に立ち戻る必要があるといいます。
以上のように、漢方は病状としての物理的根拠は求めず、「証-方剤」の照応関係という「型」によって、臨床的効果を上げるという体系を構築してきました。大庭先生は「傷寒論という一冊を通じた『型体系』が叡智把握のポイントとなっている。つまり、漢方は言語的であるにもかかわらず、分解・分析的な理解を望むと叡智の把握が適わなくなるものであるということは武道と共通している」と述べています。
なお、『傷寒論』などを極めると、新たな症状や患者個人の特性にあわせて方剤を調合することが可能になる、つまり漢方の「型」の叡智をより汎用的に活用することが可能となるといいます。
このように、本書では武道や漢方の「型」を解説しながら、非分析的で非言語的な「叡智の表現と伝達方法としての型」として六つの特徴を挙げ、さらに「型」の叡智の真髄に迫っています。
【「型」の六つの特徴】
1.特定の叡智を内在するパッケージである
2.非分析的な把握と伝達の手段である
3.保存的であり再現的である
4.要素間の関係性に分解すると価値を失うものである
5.各要素の定義は変化する
6.内在する叡智は「型」の外でも有効である
「型」に適した叡智―科学的叡智と比較から-
続く、(3)科学的方法論と型的方法論、(4)型が表現・伝達する叡智の質では、「型」の叡智を明らかにするうえで比較対象として、適宜科学を取り上げています。【「型」に適している叡智】
・主体への内在化を求め、主体からの発露を求める叡智
・万人に同様の推論を求めず、非伝達者での活用の相違を許容する叡智
・要素間関係性を重視せず、総合性を重視する叡智
【科学に適している叡智】
・主体からの外在化を求め、主体からの発露を求めない叡智
・万人に同様の推論を求め、非伝達者での活用の相違を許容しない叡智
・要素間関係性を重視し、要素の個別性を重視する叡智
大庭先生は、「型」と科学にはそれぞれ適した叡智があり、さらには他にもさまざまな物事へのアプローチの仕方として「型」が活用できるのではないかといいます。そのうえで、主体に応じた「型」の発露が異なるからこそ、経験も含めて同一の個体ではない多様であるすべての人にとって、科学よりも“「型」の叡智は融通が利く”ともいえると、「型」の可能性を説きます。
1.「型」には叡智が含まれる(叡智を含まない「型」は自然淘汰される)、2.叡智を含む「型」は本来柔軟に変化する、3.「型」を通して体得された叡智は各個人に内在化される、4.各個人がある現状において「型」を通して叡智を発露することで活用される――。
各個人という主体がその時々に適した「型」を活用することで叡智を発露することによって、「型」は活用され、伝達され、さらには変化し、社会的な価値も高めていきます。
多様な「型」から【「型」的発想の総合学】へ
そして、(5)人間や生命にアプローチする型、(6)イノベーションや創造力にアプローチする型では、主体を個人から切り離すことができないという「型」の弱点に迫りながらも、思考法(デザイン思考・アート思考等)や「型」を用いた生命へのアプローチなどを通して、以下のような大庭先生の提唱する【「型」的発想の総合学】の提案へと進んでいきます。
【「型」的発想の総合学】
「世の中の健康に関する課題、特に、分野横断的な課題や、既存分野に紐づけできない課題を対象に、分野、手法、立場などに捉われずに切り込み、プロトタイプとなるモノコトやコンセプトを生み出すことで、課題解決や価値創出に繋がる方法論を世の中に問う」
いかがでしたでしょうか。「型」には発露以前の叡智が多いに含まれています。そして、歴史や伝統的な文化、さらにはそれらの貴重な担い手の方々が、さまざまな「型」を守りながらも育み、現代に伝えてくれています。多様性の実現が希求される現代こそ、個人的かつ社会的に発展させうる可能性を秘めた「型」の柔軟性に、未来的な期待も大いにあると考えられます。
そして、多様な「型」には、誰しも自分の現在と未来にふさわしい「型」がきっとあるはずです。ぜひ多様な「型」から自分好みの「型」を再考し、さらには身体化することによって、「型」の叡智を体感し、その先につながる“総合学”へとつなげていってみてください。そのための手がかりが、本書には多様に詰まっています。
<参考文献>
『「型」の再考: 科学から総合学へ』(大庭良介著、京都大学学術出版会)
https://www.kyoto-up.or.jp/book.php?id=5218
<参考サイト>
大庭良介先生の研究室のホームページ
http://www.md.tsukuba.ac.jp/basic-med/integrated-study/top_page.html
『「型」の再考: 科学から総合学へ』(大庭良介著、京都大学学術出版会)
https://www.kyoto-up.or.jp/book.php?id=5218
<参考サイト>
大庭良介先生の研究室のホームページ
http://www.md.tsukuba.ac.jp/basic-med/integrated-study/top_page.html
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