社会人向け教養サービス 『テンミニッツTV』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
ガラケーはいつ使えなくなるのか
「ガラケーが使えなくなる」というニュース、2021年頃から見かけるようになりました。実際には3G回線のサービス終了に伴い、3G回線を使用するガラケーが使えなくなる時代がやってきたのです。手元のガラケーはいつまで使えるのか、次の選択肢はどうすればいいのか、対応方法を調べてみました。
一方、3Gは通話や通信をする際の「通信規格」の一つです。スマホ(スマートフォン)が普及した2010年頃、動画配信やSNSに対応した4Gと呼ばれる新しい通信規格が登場以来、3Gはほぼガラケー利用者となりました。
ただし、見た目はガラケーでありながら中身はAndroid端末として4Gに対応する「ガラホ(4GLTEケータイ)」もあります。これらは3Gサービスが終了しても当然従来通り利用できます。逆にスマホの一部、たとえばiPhoneでいえばLTE非対応のiPhone 4sやau VoLTE非対応のiPhone 5/5s/5cなどは使えなくなります。
今なおガラケーにこだわっている人の理由は、以下のようにまとめられるでしょう。
・2つ折りタイプが使いやすい
・サイズや重さがちょうどよい
・機能は通話とメールだけでいい
・本体・利用料金ともに安い
・ガラケー機能の使い勝手が気に入っている
・物理的ボタンを操作する安心感
このように、ガラケーは主にシルバー層に用いられ、根強いファンが存在しているのは事実です。
サービス終了を知っていても、終了時期を知らないか間違って覚えている人を合計すると70%弱。さらに、サービス終了後も「電話が使える」「メールが使える」「ワンセグが使える」と認識している人も相当数見られます。
実際ガラケーが使えなくなったら困るかと聞いた質問では、「とても困る」が26.7%、「どちらかというと困る」が40.1%、あわせて66.8%が困るという回答を返しています。
そんなユーザーたちがスマホへの機種変更をためらう理由は次のようなものが主流です。
・月額料金が高そう
・端末代が高そう
・慣れるまでに時間がかかりそう
・自分の生活の中で必要なモノかどうかわからない
・使いこなす自信がない
不安や混乱が予想されるなか、KDDI(au)はすでに2022年3月31日にサービス終了。ほかの携帯大手も、ソフトバンクは2024年1月下旬、docomoは2026年3月31日に終了予定としています。
スマホに乗り換えるメリットは、文字の見やすさ、画質のよさ、最新アプリが利用できることです。ガラケーより大きく高精細な画面に向かい、手元で簡単にズームイン/アウトする快適さに慣れると、手放せなくなるシルバー層も多いと予想されます。
また、「アプリなど不要」と言っている方でも、歩数計測できるヘルスケアアプリ、スケジュール管理できるカレンダー機能など、ダウンロード不要のアプリだけでも日常的に大役立ち。さらにLINEやZOOMなど、若い世代とつながるアプリを使用することで、世界が格段に広がります。スマホの扱いに不安を感じる人のため、携帯ショップでは高齢者などを対象にした無料教室を開いています。
ただ、スマホの操作に慣れるにはやはり時間がかかるのがデメリット。そんな手間や時間をかけたくないと感じる方は、従来の携帯電話とほぼ同様の操作方法でスマホ並みの機能を持つ「ガラホ(進化型ケータイ)」に機種変更するという手もあります。
迷っている方は、実際に家電量販店や携帯ショップを訪れて、相談してみるのがいいでしょう。ガラケーからの切り替えの際に必要になるデータのバックアップや移行についても相談に乗ってくれます。
愛用のガラケーが使えなくなる?
まず、ガラケー(フィーチャーフォン)と3Gの関係を整理しておきましょう。ガラケーは、「ガラパゴスケータイ」の略で、日本独自の機能を持つ携帯電話を表します。メインは通話機能ですが、カメラやインターネット接続、ワンセグ、おサイフケータイなどの機能を併せ持つことで親しまれてきました。一方、3Gは通話や通信をする際の「通信規格」の一つです。スマホ(スマートフォン)が普及した2010年頃、動画配信やSNSに対応した4Gと呼ばれる新しい通信規格が登場以来、3Gはほぼガラケー利用者となりました。
ただし、見た目はガラケーでありながら中身はAndroid端末として4Gに対応する「ガラホ(4GLTEケータイ)」もあります。これらは3Gサービスが終了しても当然従来通り利用できます。逆にスマホの一部、たとえばiPhoneでいえばLTE非対応のiPhone 4sやau VoLTE非対応のiPhone 5/5s/5cなどは使えなくなります。
今なおガラケーにこだわっている人の理由は、以下のようにまとめられるでしょう。
・2つ折りタイプが使いやすい
・サイズや重さがちょうどよい
・機能は通話とメールだけでいい
・本体・利用料金ともに安い
・ガラケー機能の使い勝手が気に入っている
・物理的ボタンを操作する安心感
このように、ガラケーは主にシルバー層に用いられ、根強いファンが存在しているのは事実です。
ガラケー・ユーザーは困っている
モバイル分野で国内最大規模の調査を実施するMMD研究所では、2021~22年にかけて、モバイル端末を所有する60~70代の男女対象の調査を進めています。それによると、2022年2月時点で3Gサービス終了について「知らない」と答えた人は16.1%にのぼりました。サービス終了を知っていても、終了時期を知らないか間違って覚えている人を合計すると70%弱。さらに、サービス終了後も「電話が使える」「メールが使える」「ワンセグが使える」と認識している人も相当数見られます。
実際ガラケーが使えなくなったら困るかと聞いた質問では、「とても困る」が26.7%、「どちらかというと困る」が40.1%、あわせて66.8%が困るという回答を返しています。
そんなユーザーたちがスマホへの機種変更をためらう理由は次のようなものが主流です。
・月額料金が高そう
・端末代が高そう
・慣れるまでに時間がかかりそう
・自分の生活の中で必要なモノかどうかわからない
・使いこなす自信がない
不安や混乱が予想されるなか、KDDI(au)はすでに2022年3月31日にサービス終了。ほかの携帯大手も、ソフトバンクは2024年1月下旬、docomoは2026年3月31日に終了予定としています。
次の選択肢、決め手は?
手持ちのガラケーが使えなくなると、選択肢は「スマホに乗り換える」または「ガラホ(4Gケータイ)に機種変更する」の二択となります。スマホに乗り換えるメリットは、文字の見やすさ、画質のよさ、最新アプリが利用できることです。ガラケーより大きく高精細な画面に向かい、手元で簡単にズームイン/アウトする快適さに慣れると、手放せなくなるシルバー層も多いと予想されます。
また、「アプリなど不要」と言っている方でも、歩数計測できるヘルスケアアプリ、スケジュール管理できるカレンダー機能など、ダウンロード不要のアプリだけでも日常的に大役立ち。さらにLINEやZOOMなど、若い世代とつながるアプリを使用することで、世界が格段に広がります。スマホの扱いに不安を感じる人のため、携帯ショップでは高齢者などを対象にした無料教室を開いています。
ただ、スマホの操作に慣れるにはやはり時間がかかるのがデメリット。そんな手間や時間をかけたくないと感じる方は、従来の携帯電話とほぼ同様の操作方法でスマホ並みの機能を持つ「ガラホ(進化型ケータイ)」に機種変更するという手もあります。
迷っている方は、実際に家電量販店や携帯ショップを訪れて、相談してみるのがいいでしょう。ガラケーからの切り替えの際に必要になるデータのバックアップや移行についても相談に乗ってくれます。
<参考サイト> ・BIGLOBE:【法人向け】ガラケーはいつまで利用できる?
https://biz.biglobe.ne.jp/column/mobile_garake.html
・NHK:Gサービス終了 ガラケーはどうなるの?
https://www3.nhk.or.jp/news/special/sakusakukeizai/20220331/482/
https://biz.biglobe.ne.jp/column/mobile_garake.html
・NHK:Gサービス終了 ガラケーはどうなるの?
https://www3.nhk.or.jp/news/special/sakusakukeizai/20220331/482/
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
「学ぶことが楽しい」方には 『テンミニッツTV』 がオススメです。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。
『テンミニッツTV』 で人気の教養講義をご紹介します。
なぜ『ホトトギス』に注目?江藤淳の「リアリズムの源流」
AI時代に甦る文芸評論~江藤淳と加藤典洋(2)江藤淳の「リアリズムの源流」
文芸評論を再考するに当たり、江藤淳氏の「リアリズムの源流」を振り返ってみる。一般的に日本で近代小説が始まった起源は坪内逍遥だといわれるが、江藤氏はそれに疑問を呈す。そして注目したのが、夏目漱石の「坊ちゃん」であ...
収録日:2025/04/10
追加日:2025/07/02
ヨーロッパとは?地図で読み解く地政学と国際政治の関係
地政学入門 ヨーロッパ編(1)地図で読むヨーロッパ
国際政治の戦略を考える上で今やかかせない地政学の視座。今回のシリーズではヨーロッパに焦点を当て、地政学の観点から情勢分析をする。第1話目では、まず地政学の要点をおさらいし、常に揺れ動いてきた「ヨーロッパ」という領...
収録日:2025/02/28
追加日:2025/05/05
アジア的成熟国家モデルづくりへ、日本が目指すべき道とは
日本の財政と金融問題の現状(4)日本が目指すべき成熟国家への道
機関投資家や経営者の生の声から日本の金融市場の問題点を見ていくと、リスクマネーを供給するための市場づくりや人材育成等の課題が浮き彫りになる。良質なスタートアップ企業を育てるにはどうすればいいのか。今こそアジア的...
収録日:2025/04/13
追加日:2025/07/01
「イエス・キリスト」という名前の本当の意味は?
キリスト教とは何か~愛と赦しといのち(1)「イエス」とは一体誰なのか
キリスト教とは何か。「文明の衝突」が世界中で現実化する中、この問題は日本人にとっても重要なものになっている。上智大学神学部教授・竹内修一氏は、「キリスト教とは何か」という問いは、同時に「イエスとは誰なのか」も意...
収録日:2016/12/26
追加日:2017/02/28
最悪のシナリオは?…しかしなぜ日本は報復すべきでないか
第2次トランプ政権の危険性と本質(8)反エリート主義と最悪のシナリオ
反エリート主義を基本線とするトランプ大統領は、金融政策の要であるFRBですらも敵対視し、圧力をかけている。このまま専門家軽視による経済政策が進めば、コロナ禍に匹敵する経済ショックが世界的に起こる可能性がある。最終話...
収録日:2025/04/07
追加日:2025/06/28