社会人向け教養サービス 『テンミニッツTV』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
いつの間に?販売終了になったお菓子6選
日本には世代を超えて愛されるロングセラーのお菓子がたくさんあります。しかし中にはいつの間にか販売終了を迎え、店頭から消えているお菓子もあります。
今回は、さまざまな事情から販売終了となったロングセラーのお菓子を6つご紹介します。
日本のおやつの代表格として長らく君臨したカールでしたが、消費者の嗜好の変化にともなう売り上げの落ち込みを理由に、2017年の8月生産分をもって全国での販売を終了。以後は西日本限定販売となり、ご当地菓子のような立ち位置になってしまったのです。突然のその知らせに日本のカールファンは一時騒然、ニュースにもなりました。
しかし、その姿は徐々に見かけなくなり、いつの間にか全国販売が終了。地域限定商品として「お土産ピンキー」が展開されていましたが、それも2018年10月に生産終了してしまいました。終売の理由は不明です。
しかし、その2年後の2020年10月26日、歯周病予防できる機能性表示食品「ピンキーフレッシュ」としてその名が受け継がれ、復活。現在はスーパーやドラッグストアなどで購入することができます。
しかし、2017年1月、「商品の“選択と集中”」の一環だとして販売を終了。残念ながら再販の予定もないそうです。
公式の発表がなくメディアの取材によって終売を知ったポルテファンは「冬の楽しみだったのに」「カールの時よりショックだ」などと落胆の声を上げていました。
しかし、近年加速している「ガム離れ」により売り上げが落ち込んだだめ、2018年に人知れず生産終了。青春の甘酸っぱい思い出とともに消えていった、時代の流れを感じさせる象徴的なお菓子となってしまいました。
しかし、2018年2月に生産終了。その理由について公式の発表はありませんが、時期的に見て原材料の高騰やコロナ禍による商品の切り替えなど複数の要因が影響していると考えられるでしょう。筆者も大好きなお菓子なので、再々度の復活を願うばかりです。
しかし、中には一度は終売と決まりつつも多くの要望を受けて続けられるパターンや、味を再現した「復刻」バージョンが生まれることもまれにあります。
もう食べられない、と思うと無性に恋しくなるもの。懐かしいあの味をもう一度……という思いは、これから先も変わらないのかもしれませんね。
今回は、さまざまな事情から販売終了となったロングセラーのお菓子を6つご紹介します。
カール
販売終了の反響が断トツで大きかったのが、明治のカールです。1968年の発売以降、くるんとした形と軽い歯触り、そして独特のチーズの香りは世の子どもたちを虜にしてきました。またマスコットキャラクターである「カールおじさん」の認知度も高く、CMソングとともに人気を博していました。日本のおやつの代表格として長らく君臨したカールでしたが、消費者の嗜好の変化にともなう売り上げの落ち込みを理由に、2017年の8月生産分をもって全国での販売を終了。以後は西日本限定販売となり、ご当地菓子のような立ち位置になってしまったのです。突然のその知らせに日本のカールファンは一時騒然、ニュースにもなりました。
ピンキー
「ピンキーちょうだいピンキーちょうだい♪」という軽快なCMソングと子ザルのキャラクターが印象的だった湖池屋のタブレット菓子です。ササッと取り出してポリポリと食べられる手軽さ、ピーチやグレープの爽やかなフルーツ味が受けてロングセラーとなりました。ごくまれに入っているハート型のタブレットを見つけると恋が叶うというジンクスも、若者の間で流行しました。しかし、その姿は徐々に見かけなくなり、いつの間にか全国販売が終了。地域限定商品として「お土産ピンキー」が展開されていましたが、それも2018年10月に生産終了してしまいました。終売の理由は不明です。
しかし、その2年後の2020年10月26日、歯周病予防できる機能性表示食品「ピンキーフレッシュ」としてその名が受け継がれ、復活。現在はスーパーやドラッグストアなどで購入することができます。
らあめんババア
「よっちゃんイカ」でもおなじみ、よっちゃん食品工業の定番駄菓子・らあめんババア。チキン味のラーメンスナックで、価格は20円という大人気商品でした。そのネーミングと奇抜なパッケージから子どもたちにひときわ愛された存在でしたが、原材料費の高騰、コロナ禍による売り上げ低迷が響き、生産中止に追い込まれてしまったそうです。ポルテ
文字通り「ぽてっ」としたフォルムが可愛らしい、明治の冬限定のチョコ菓子ポルテは、ビスケット地にホイップクリーム、さらにチョコがコーティングされ、サクサクとした歯触りとクリーミーでやさしい味わいが特徴。同じく明治の冬限定チョコ「Meltykiss」と人気を二分する存在でした。しかし、2017年1月、「商品の“選択と集中”」の一環だとして販売を終了。残念ながら再販の予定もないそうです。
公式の発表がなくメディアの取材によって終売を知ったポルテファンは「冬の楽しみだったのに」「カールの時よりショックだ」などと落胆の声を上げていました。
ウォータリングキスミント
グリコのウォータリングキスミントは、ガムとは思えない瑞々しくジューシーな食感は斬新で、多くの若者の支持を集めました。女性がすすりながら手の甲で口をぬぐう、男性アイドルが女装をして口からビームを放つといったインパクト大のCMは、記憶に新しい人も多いでしょう。しかし、近年加速している「ガム離れ」により売り上げが落ち込んだだめ、2018年に人知れず生産終了。青春の甘酸っぱい思い出とともに消えていった、時代の流れを感じさせる象徴的なお菓子となってしまいました。
霧の浮舟
1980年10月に発売してから一度生産終了したものの、再登場を願う声におされて2013年に完全復活。最初の発売からのべ38年という大ロングセラー商品に成長したのが、ロッテのチョコ菓子・霧の浮舟です。板チョコに入っている気泡によって生まれるふわふわした食感とまろやかな口溶けが特徴で「元祖エアインチョコ」「エアインチョコの草分け的存在」などと呼ばれました。しかし、2018年2月に生産終了。その理由について公式の発表はありませんが、時期的に見て原材料の高騰やコロナ禍による商品の切り替えなど複数の要因が影響していると考えられるでしょう。筆者も大好きなお菓子なので、再々度の復活を願うばかりです。
人気だった商品は時を経て復活することも
予期せず販売終了になったロングセラーのお菓子たち。大人になるにつれ食べる機会が減るためか、それともあまりになじみ深すぎて「いつもある」と思い込んでいるせいか、終売となっていることに気づかなかった、知らなかったという人も多いのではないでしょうか。しかし、中には一度は終売と決まりつつも多くの要望を受けて続けられるパターンや、味を再現した「復刻」バージョンが生まれることもまれにあります。
もう食べられない、と思うと無性に恋しくなるもの。懐かしいあの味をもう一度……という思いは、これから先も変わらないのかもしれませんね。
<参考サイト>
・【復活してほしい販売終了したお菓子】人気ランキング 「カール」が圧倒的人気で第1位! 【2020年最新投票結果】(ねとらぼ調査隊)
https://nlab.itmedia.co.jp/research/articles/87953/
・【Q&A】「カール」シリーズの販売地域変更などについて(株式会社明治)
https://qa.meiji.co.jp/faq/show/4301?site_domain=default#:~:text=カールは1968年の,得ない状況でした%E3%80%82
・ピンキーを見かけなくなりましたが販売していますか?(コイケヤお客様センター)
https://koike-yafaq.dga.jp/faq_detail.html?id=65
・明治の「ポルテ」製造終了惜しむ声 転売で価格上昇するとみる人も
https://www.j-cast.com/2017/11/18314138.html?p=all
・【復活してほしい販売終了したお菓子】人気ランキング 「カール」が圧倒的人気で第1位! 【2020年最新投票結果】(ねとらぼ調査隊)
https://nlab.itmedia.co.jp/research/articles/87953/
・【Q&A】「カール」シリーズの販売地域変更などについて(株式会社明治)
https://qa.meiji.co.jp/faq/show/4301?site_domain=default#:~:text=カールは1968年の,得ない状況でした%E3%80%82
・ピンキーを見かけなくなりましたが販売していますか?(コイケヤお客様センター)
https://koike-yafaq.dga.jp/faq_detail.html?id=65
・明治の「ポルテ」製造終了惜しむ声 転売で価格上昇するとみる人も
https://www.j-cast.com/2017/11/18314138.html?p=all
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
「学ぶことが楽しい」方には 『テンミニッツTV』 がオススメです。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,400本以上。
『テンミニッツTV』 で人気の教養講義をご紹介します。
桶狭間の戦いに学ぶ、不利を有利にするための戦略論
『孫子』を読む:行軍篇(3)極端な地形での戦い方
「高所を好み低所を避け、陽を重んじ陰を避ける」――この基本原則こそ、行動の自由と戦力の維持に重要だと孫子は説いている。それは、四方を山に囲まれているようなところや密林、狭く細いところなど、極端な地形での戦い方にも...
収録日:2020/10/09
追加日:2025/01/19
地震予知に挑む!確かな前兆現象を捉える画期的手法とは
巨大地震予知の現在地と私たちにできること(1)地震予知研究と前兆すべり
「地震予知は本当にできるのか?」――誰もが感じるこの疑問に対して、はっきりと「できる」と答える梅野氏。2011年の東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)を契機に多くの人たちが諦めかけた地震予知に果敢に挑み、画期的手法に...
収録日:2025/01/07
追加日:2025/01/16
多くの認知症の原因は「脳のゴミ」の蓄積
認知症とは何か(1)疾患の種類と対応
認知症は高齢化に伴ってますます増加しており、今後は「当たり前の病気」となる。国立研究開発法人国立長寿医療研究センター長寿医療研修センター長の遠藤英俊氏によれば、認知症に対する偏見をなくし、正しい知識を身に付ける...
収録日:2018/05/26
追加日:2018/09/01
ヒトの進化史を文明の発展の時間軸から考える
進化的人間考~ヒトの性質と異様な現代社会(1)進化のスパンと現在の人間生活
現代人が直面する諸問題には、個人が原因というより、社会や環境によるとみなすしかないことも多い。しかし、社会も文明も、われわれ自身がつくりあげてきたものだ。まずは、人類が育ってきた環境を振り返ってみよう。進化の長...
収録日:2024/06/12
追加日:2025/01/17
トランプ大統領就任!アメリカ理解のポイントとは?
編集部ラジオ2025(1)誰かに教えたくなるアメリカ論
いうまでもなく、アメリカは日本にとって、きわめて重要な国です。しかし、そのアメリカについて、日本人は、本当に正しく理解できているのでしょうか。日本について無理解な外国人のあり方を「フジヤマ、ゲイシャ」などという...
収録日:2024/12/17
追加日:2025/01/14