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DATE/ 2024.08.10

「&」←これの正式名称、知ってますか?

「&」「!」「?」「@」…、ネット記事に欠かせない記号の正式名称、あなたはいくつ知ってますか?

「&」の正式名称は…

「&」の正式名称は、「アンパサンド」といいます。

「&」は、二つの語句を対等に接続するときに用いる記述記号です。そして、「&」はラテン語の「et」(英語では「and」を意味する)のデザイン文字であるといわれています。

 なお、「アンパサンド」とキーボードを打つと、変換候補に「&」が出てきます。ぜひ一度試してみてみください。

「!」と「?」の正式名称は…

「!」の正式名称は、「エクスクラメーションマーク」といいます。喜怒哀楽を表現する声や感嘆を意味する英語の「exclamation」が由来とされています。

「!」は、感動・興奮・強調・驚きなどの感情を表す記述記号として誕生しました。そのため、感嘆符ともいわれ、日本欧文語では「びっくりマーク」などともいわれています。

 一方、「!」と対となる「?」の正式名称は、「インタロゲーションマーク」といいます。質問・疑問を意味する英語の「interrogation」が由来とされています。

 疑問を表す記述記号である「?」は、疑問文の終わりなどに用いられます。そのため、疑問符や「クエスチョンマーク」(英語の「question」も質問・疑問を意味する)ともいわれ、日本語では「はてなマーク」などともいわれています。

「@」の正式名称は…

「@」の正式名称は、「コマーシャルアット」または「アット」のみです。「アットマーク」のように「マーク」をつける呼称は、日本語のみの用法といわれています。

「@」は、ラテン語の「ad」(英語では前置詞の「at」「to」にあたる)を記号化したものといわれています。当初は単価を表す記号(単価記号)として使われていました。

 その後、1972年頃に「電子メールの父」ことプログラマーのレイ・トムリンソンが、電子メールのアドレスにユーザー名とドメイン名の間を区切る符号として使用したことで、世界中で多用される記号となりました。

 いかがでしたでしょうか。他にも気になる記号がありましたら、ぜひ正式名称も調べてみてください。

<参考文献・参考サイト>
・『デジタル大辞泉』(小学館)
・『日本国語大辞典』(小学館)
・『プログレッシブ英和中辞典』(小学館)
・え、知らなかった…「&」の正式名称は「アンド」ではなく6文字?│Oggi
https://oggi.jp/6497528
・「!」は何と読む? 「?」や「&」よく使う記号の意外と知らない正式名称とは│Domani
https://domani.shogakukan.co.jp/808751
・意外と知らない!?「@」(アットマーク)の意味と正しい使い方│@DIME
https://dime.jp/genre/1182204/
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