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Uber、LINE TAXI…利用したことある?タクシーアプリの最前線
外出先でタクシーを呼ぼうと思った時、流しているタクシーがすぐ見つかるような場所ならともかく、そうでない場合はどうするか。従来であれば近くにあるタクシー会社の番号を調べ、電話をして呼ぶ…という手順だったが、今ではアプリによる配車が常識になりつつある。
Uberは元々アメリカではタクシー配車に限定したサービスではなく、一般人が自家用車で他人を運ぶシステムも運用している。だが日本ではそうした行為は「白タクに当たる」とされ、一般人ドライバーによる運送はまだ実用化されていない。ただ、昨年10月に行われた国家戦略特区諮問会議で安倍晋三首相が「ライドシェア(いわゆる白タク)」の規制緩和検討を示唆。特定の地域からサービスが始まるかもしれない。
タクシー会社主体のサービスもある。全国タクシー配車は、全国47都道府県の154グループ(合計台数26904台)と提携。アプリの名に偽りなく47都道府県の主要都市で利用できることが売りだ。ネット決済はもちろん、UberやLINE TAXIと違い現金支払いも可能。Uberではハイヤーしか対応していなかった運賃検索機能も完備している。
それぞれ展開エリアにも大きな差がある。Uberは東京都のみ、LINE TAXIは22都道府県、全国タクシー配車は上述の通り47都道府県。エリアではタクシー会社発のアプリに軍配が上がる。
アプリによって特徴があるため、シチュエーションによって使い分けるのが吉。それぞれ頻繁に初回クーポンを配布しているため、まずは1度試してみるのも良いだろう。
将来的に一般人ドライバーによる運送も?
どのアプリも位置情報を利用して現在地をタクシー会社に伝えるという点では共通しているが、アプリによってそれぞれ細かな違いがある。まずはアメリカ・サンフランシスコ発のUber。日本に上陸したのは13年11月(テスト運用。本格運用は14年3月)だが、タクシー配車サービスとしては“老舗”。タクシー、ハイヤーを呼ぶことができ、ハイヤーの場合は目的地までの料金目安を配車前に確認することも可能。決済はアプリ上でクレジットカードで行うため、現金は必要ない。また、世界60か国以上で展開しており、言葉が通じない国でも支払いや行先の指示がスムーズにできるため、海外出張時にも重宝することだろう。Uberは元々アメリカではタクシー配車に限定したサービスではなく、一般人が自家用車で他人を運ぶシステムも運用している。だが日本ではそうした行為は「白タクに当たる」とされ、一般人ドライバーによる運送はまだ実用化されていない。ただ、昨年10月に行われた国家戦略特区諮問会議で安倍晋三首相が「ライドシェア(いわゆる白タク)」の規制緩和検討を示唆。特定の地域からサービスが始まるかもしれない。
割り勘、47都道府県…強みいろいろ
メッセージアプリを始め、ゲーム、バイト、動画配信、ニュースなど生活の様々な場面へサービスを広げているLINEも負けていない。支払はクレジットカードに紐づけられた決済サービスLINE Payで行う。日本発のサービスらしく、乗り合わせたメンバーで割り勘をすることも可能。ギフトとしてクーポンを贈ることができるのも、LINEらしいサービスだ。タクシー会社主体のサービスもある。全国タクシー配車は、全国47都道府県の154グループ(合計台数26904台)と提携。アプリの名に偽りなく47都道府県の主要都市で利用できることが売りだ。ネット決済はもちろん、UberやLINE TAXIと違い現金支払いも可能。Uberではハイヤーしか対応していなかった運賃検索機能も完備している。
それぞれ展開エリアにも大きな差がある。Uberは東京都のみ、LINE TAXIは22都道府県、全国タクシー配車は上述の通り47都道府県。エリアではタクシー会社発のアプリに軍配が上がる。
アプリによって特徴があるため、シチュエーションによって使い分けるのが吉。それぞれ頻繁に初回クーポンを配布しているため、まずは1度試してみるのも良いだろう。
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