社会人向け教養サービス 『テンミニッツ・アカデミー』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
「カフェオレ」と「カフェラテ」の違いって?
コーヒー界はこのところ、サードウェーブの到来でさらに熱気を帯びています。特にカルフォルニアから来たブルーボトルコーヒーは、2014年の清澄白河から青山、新宿と出店を続け、注目を浴びています。
まずファーストウェーブとは、一般家庭でも手軽に取り入れやすくなった大量消費・生産の時代で19世紀後半のことでした。続くセカンドウェーブとは、1960年代~90年代を指し、シアトル系のコーヒーチェーンによって広がった深煎り高品質のコーヒー豆を使ったコーヒーの時代といえます。その代表格とされるスターバックスの日本一号店が銀座にできたのは1996年でした。
そしていま、まさに起こっているサードウェーブとは、高品質の豆を焙煎からこだわり、ハンドドリップで一杯ずつ淹れるスタイルの時代です。でも実は、この方法は昔からある日本の喫茶店ではずっと行われてきた手法ですよね。ブルーボトルコーヒーの創業者ジェームス・フリーマン氏も、日本の喫茶店からインスピレーションを受けたそうです。
コーヒー界が盛り上がるのは大歓迎としても、じつはメニューの多さからお店で注文するときに戸惑ってしまうという人もいるようです。例えばカフェ・オ・レとカフェ・ラテの違いもそのひとつ。最近はカフェでもコーヒー(またはブレンド)、カフェ・オ・レ、カフェ・ラテ、エスプレッソ、カプチーノ、ウインナー・コーヒーなどなどコーヒーに関するものだけでも種類がいろいろありますよね。昔ながらの純喫茶ならばアメリカンなんてものもあります。
カフェ・ラテの特徴は、なんといってもカップの上にのったフワフワした泡。カフェ・ラテはエスプレッソに温めたスチームドミルクを注ぎ、その上に泡立てたフォームドミルクがのっています。一般にエスプレッソマシンにはスチームで牛乳を温めるノズルがついており、シュワーという音はその蒸気の音です。ちなみにカプチーノもエスプレッソにスチームドミルクを入れフォームドミルクをのせたものですが、カフェ・ラテに比べてフォームドミルクの割合が多くなっています。よくカフェなどで見られるきれいな絵が描かれているものはカプチーノで、デザイン・カプチーノともいわれています。
いまは昔から続く純喫茶からパッと入って飲めるコーヒースタンド、そしてお洒落なカフェまで、コーヒーショップのお店の形態や種類も増え、その時の気分や好みによって選べるのは喜ばしい限りです。ぜひいろんなコーヒーを楽しんでみてくださいね。
コーヒーのサードウェーブとは?
おいしいコーヒーのお店が増えるのはうれしい限りですが、そもそもサードウェーブ以前のファーストウェーブとセカンドブームとは何だったのでしょう?まずファーストウェーブとは、一般家庭でも手軽に取り入れやすくなった大量消費・生産の時代で19世紀後半のことでした。続くセカンドウェーブとは、1960年代~90年代を指し、シアトル系のコーヒーチェーンによって広がった深煎り高品質のコーヒー豆を使ったコーヒーの時代といえます。その代表格とされるスターバックスの日本一号店が銀座にできたのは1996年でした。
そしていま、まさに起こっているサードウェーブとは、高品質の豆を焙煎からこだわり、ハンドドリップで一杯ずつ淹れるスタイルの時代です。でも実は、この方法は昔からある日本の喫茶店ではずっと行われてきた手法ですよね。ブルーボトルコーヒーの創業者ジェームス・フリーマン氏も、日本の喫茶店からインスピレーションを受けたそうです。
コーヒー界が盛り上がるのは大歓迎としても、じつはメニューの多さからお店で注文するときに戸惑ってしまうという人もいるようです。例えばカフェ・オ・レとカフェ・ラテの違いもそのひとつ。最近はカフェでもコーヒー(またはブレンド)、カフェ・オ・レ、カフェ・ラテ、エスプレッソ、カプチーノ、ウインナー・コーヒーなどなどコーヒーに関するものだけでも種類がいろいろありますよね。昔ながらの純喫茶ならばアメリカンなんてものもあります。
カフェ・オ・レとカフェ・ラテの違い
よくあるのが「カフェ・オ・レとカフェ・ラテの違いがわからない」ということ。カフェ・オ・レもカフェ・ラテもミルク入りのコーヒーという意味ですが、ベースになるコーヒーが違います。カフェ・オ・レの“レ”はフランス語で牛乳の意味で、普通のコーヒーにミルクを入れたもの、カフェ・ラテはイタリア語で、エスプレッソにミルクを入れて、泡立てたスチームドミルクをのせたものです。ということは、メニューにエスプレッソがないお店にはカフェ・ラテはないはずですね。そしてこのカフェ・ラテは、セカンドウェーブのシアトル系コーヒーチェーンが販売したことで日本では一気に馴染み深いものとなったため、カフェ・ラテが日本で広く知られることとなった背景にはセカンドウェーブの影響があったのです。カフェ・ラテの特徴は、なんといってもカップの上にのったフワフワした泡。カフェ・ラテはエスプレッソに温めたスチームドミルクを注ぎ、その上に泡立てたフォームドミルクがのっています。一般にエスプレッソマシンにはスチームで牛乳を温めるノズルがついており、シュワーという音はその蒸気の音です。ちなみにカプチーノもエスプレッソにスチームドミルクを入れフォームドミルクをのせたものですが、カフェ・ラテに比べてフォームドミルクの割合が多くなっています。よくカフェなどで見られるきれいな絵が描かれているものはカプチーノで、デザイン・カプチーノともいわれています。
いまは昔から続く純喫茶からパッと入って飲めるコーヒースタンド、そしてお洒落なカフェまで、コーヒーショップのお店の形態や種類も増え、その時の気分や好みによって選べるのは喜ばしい限りです。ぜひいろんなコーヒーを楽しんでみてくださいね。
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
自分を豊かにする“教養の自己投資”始めてみませんか?
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。
『テンミニッツ・アカデミー』 で人気の教養講義をご紹介します。
習近平への権力集中…習近平思想と中国の夢と強国強軍
習近平―その政治の「核心」とは何か?(1)習近平政権の特徴
国際社会における中国の動きに注目が集まっている。新冷戦ともいわれる米中摩擦が激化する中、2021年7月に中国共産党は創立100周年を迎えた。毛沢東以来、初めて「思想」という言葉を党規約に盛り込んだ習近平。彼が唱える「中...
収録日:2021/07/07
追加日:2021/09/07
史料読解法…豊臣秀吉による秀次粛清の本当の理由とは?
歴史の探り方、活かし方(4)史実・史料分析:秀吉と秀次編〈上〉
実際に史料をどうやって読み解いていけばいいのか。今回から具体的な史料の読み解き方をケース・スタディしていく。最初は『太閤記』に関する参考資料を用いて、太閤・豊臣秀吉と関白・秀次の関係を考える。そもそも『太閤記』...
収録日:2025/04/26
追加日:2025/11/22
密教の世界観は全宇宙を分割せずに「つないでいく」
エネルギーと医学から考える空海が拓く未来(4)全てをつなぐ密教の世界観
岡本浩氏、長谷川敏彦氏の話を受けて、今回から鎌田氏による講義となる。まず指摘するのは、空海が説く『弁顕密二教論』の考え方である。この著書で空海は、仏教の顕教は「中論」「唯識論」「空観」など世界を分割して見ていく...
収録日:2025/03/03
追加日:2025/11/20
ギャングの代わりに弁護士!? 壮絶なアメリカ労働史の変遷
内側から見たアメリカと日本(4)アメリカ労働史とトランプ支持層
労働経済を学んでいた島田氏は、ウィスコンシン大学留学中、労働者の教化運動に参加している。アメリカ産業史を学習する中、労働運動の実態を触れ、ウォルター・ルーサーとヘンリー・フォードの熾烈な闘いを知ったからだ。労働...
収録日:2025/09/02
追加日:2025/11/18
熟睡のために――認知行動療法とポジティブ・ルーティーン
熟睡できる環境・習慣とは(1)熟睡のための条件と認知行動療法
「熟睡とは健康な睡眠」だと西野氏はいうが、健康な睡眠のためには具体的にどうすればいいのか。睡眠とは壊れやすいもので、睡眠に影響を与える環境要因、内面的要因、身体的要因など、さまざまな要因を取り除いていくことが大...
収録日:2025/03/05
追加日:2025/11/23


