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DATE/ 2016.12.14

「ウィンナー」と「ソーセージ」の違いって?

 だれもが好きなウィンナー。保存ができ、安価なためお財布にも優しい。お弁当にはもちろん、煮込むとおいしい出汁を出してくれるので流行りの時短料理にも大活躍です。「冷蔵庫にウィンナーがあると安心」「常に常備しています」という方も多いのではないでしょうか。

 このウィンナー、ほかにもソーセージやフランクフルトと呼ばれることがあります。それは単に呼び方の違いなのでしょうか、それとも作り方などに違いがあるのでしょうか。

ウィンナーはソーセージの中のひとつ

 ソーセージ(英語でsausage)を辞書で調べると、“塩漬けのあとに味付けをしてすりつぶした肉・内臓などを、子牛・豚などの腸に詰め、薫煙・湯煮した食品。腸詰め”とあります(デジタル大辞泉より)。つまり、ウィンナーやフランクフルトと呼ばれているものはすべてソーセージの一種。正しくは「ウィンナーソーセージ」「フランクフルトソーセージ」という名称になります。

 JAS(日本農林規格)の分類ではこう定められています。

「ウィンナーソーセージは羊腸を使用したもの、または太さが20mm未満のもの」
「フランクフルトソーセージは豚腸を使用したもの、または太さが20mm以上36mm未満のもの」

 つまり、この2つの製造方法は同じで、詰める腸の種類、あるいは太さが違うだけなのです。

 そもそもソーセージは太古の昔、狩猟の時代に肉を塩漬けにして保存したのが始まりとされています。ヨーロッパで作られていたソーセージが日本で初めて作られたのは、明治維新後とのこと。当時はまだまだ高級品だったため、庶民には手が届かない存在でした。今のように一般家庭の食卓に普通に並び、これほど身近な食材になったのは戦後で、昭和30~40年代のことだそう。

ソーセージはどうやって作るの?

 ではソーセージはどのように作られているか、ご存知ですか?

 一般に流通している商品の製造方法を簡単に説明しましょう。まず原料となる肉を細かくミンチ状にし、ここに塩や香辛料を加えて味をつけ、保存性を高めます。これを熟成させ、天然腸などのケーシングに詰めて形成し、乾燥・燻煙、加熱・冷却させて出来上がりです。

 じつは、ソーセージは手作りすることも可能なのです。原料となる肉(豚ひき肉、豚ロースなどお好みで)と羊の腸、そしてソーセージ専用の肉の絞り袋と口金を用意すれば、思っていたよりも簡単に自家製のソーセージが作れてしまうのです。家庭でお好みの味のオリジナルソーセージを作るのも楽しそうですね。もし興味のある方は、一度チャレンジしてみてはいかがでしょう。
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
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今井むつみ
一般社団法人今井むつみ教育研究所代表理事 慶應義塾大学名誉教授