高速ビジョンが創る未来~高速画像処理の可能性
この講義シリーズは第2話まで
登録不要無料視聴できます!
第1話へ
▶ この講義を再生
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
高速画像処理の分野では、日本が世界をリード!
高速ビジョンが創る未来~高速画像処理の可能性(7)夢のイノベーションに向けて
石川正俊(東京理科大学学長/東京大学名誉教授)
ひと言でいえば、「速さ」がSF映画に出てくるような夢のロボットや技術へのブレークスルーを可能にした。では、その先には、どんな未来がつくられていくのか? 東京大学大学院情報理工学系研究科教授・石川正俊氏がシリーズ最終話として、日本のイノベーションの未来を語る。(全7話中最終話)
時間:3分30秒
収録日:2016年1月7日
追加日:2016年8月20日
≪全文≫

●高速画像処理データベースを公開


 このように、高速の画像処理と高速のアクチュエータ、高速のコンピュータをつなげることによって、高速の機械システム、ロボットやヒューマンインターフェース、あるいは、検査装置ができることが分かってきたと思います。こういったシステムは、ロボットや検査装置だけではなく、他にもいろいろと応用の展開が期待されています。

 抽象的に言いますと、速いセンサー、速いコンピュータ、速いアクチュエータの組み合わせは、それ全体でシステムを速くします。システムを速くすると、人間の気が付かないスピードでいろんなことができるということになりますので、人間をサポートするためには重要です。安全を守るにしても、安全を守るだけスピードを速くすることが必要です。機械システムが、安全を認識してそれを回避するだけのスピードを持っている必要がありますので、このスピードは重要だと思っています。

 こういったものは、今までの画像処理に不満を持っていた人たちが、高速の画像処理でブレークスルーを実現しようとする力になっており、さまざまな分野で高速の画像処理が展開されています。

 こういったものに関して、高速に使うことを実際の実験レベルでやりたいのですが、なかなかその高速の映像は今のところ得にくいのです。そこで、われわれの研究室では、高速の画像処理の研究用に、高速の画像処理のデータベースをつくっています。そこへアクセスしていただければ、高速の画像が手に入りますので、高速の画像を使うとこんなにもうまく制御できるということがご理解いただけるかと思います。


●高速画像処理の分野で世界をリードする日本


 また、ここ何年かの間に、半導体の進歩はイメージャーの感度を上げています。感度が上がるということは、高速性も増すということです。つまり、高速性がさらに進んだイメージャーが出てくるのです。それに合わせてコンピュータとアクチュエータをつくれば、もっと速いシステムは実現されるということで、いろいろな新しい応用も考えられています。

 この分野は、世界的に見ても、わりと日本が中心になって進めているものです。イメージャーの世界シェアも日本が高いですし、高速の画像処理でも、日本が世界をリードしていると、われわれは思っています。

 世界的には、例えば、人工知能の応用であったり、ディープ...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「科学と技術」でまず見るべき講義シリーズ
本当によくわかる「量子コンピュータ入門」(1)量子コンピュータとは何か
「量子コンピュータ」はどういうもので、何に使えるのか
武田俊太郎
もっと知りたいイヌのこと(1)イヌの歴史を振り返る
オオカミはいつイヌになったか…犬の起源と家畜化の歴史
長谷川眞理子
進化的人間考~ヒトの性質と異様な現代社会(1)進化のスパンと現在の人間生活
ヒトの進化史を文明の発展の時間軸から考える
長谷川眞理子
レアメタルの光と影(1)イントロ
イノベーションがレアメタルをコモンメタルにする
岡部徹
水から考える「持続可能」な未来(1)気候変動の現在地
最悪10メートル以上海面上昇…将来に禍根残す温暖化の影響
沖大幹
進化生物学から見た「宗教の起源」(1)宗教の起源とトランス状態
私たちにはなぜ宗教が必要だったのか…脳の働きから考える
長谷川眞理子

人気の講義ランキングTOP10
日本人とメンタルヘルス…心のあり方(4)甘えない子が心の病気になる
二宮尊徳はヤングケアラー!?なぜ甘えない子が心を病むのか
與那覇潤
新撰組と幕末日本の「真実」(8)戊辰戦争~明治期の新撰組の魂
受け継がれる魂…戊辰戦争での奮戦と自由民権運動の情熱
堀口茉純
AI時代と人間の再定義(1)AIは思考するのか
AIでは「思考の三位一体」が成立しない…考えるとは?
中島隆博
『還暦からの底力』に学ぶ人生100年時代の生き方(1)定年制は要らない
仕事をするのに「年齢」は関係ない…不幸を招く定年型思考
出口治明
人生100年時代の「ライフシフト概論」(1)人生100年時代のインパクト
80歳まで現役でいるために大切なこと…人生100年時代の発想法
徳岡晃一郎
ラフカディオ・ハーン『神国日本』を読む(5)美の裏に潜む恐ろしい側面
恐ろしい日本…常に何者かに見られ、個性が抑圧される社会
賴住光子
性はなぜあるのか~進化生物学から見たLGBT(1)有性生殖と無性生殖
なぜ雄と雌の2つの性別があるのか…「性」の謎とLGBT
長谷川眞理子
これから必要な人材と人材教育とは?(1)人手の供給不足とマクロ経済への影響
ごく一部の人手不足が「致命的」になる…Oリング・セオリー
柳川範之
数学と音楽の不思議な関係(2)リズムと数の不思議と変拍子
童歌「あんたがたどこさ」は何拍子?変拍子の不思議な魅力
中島さち子
ドンロー・ドクトリンの台頭(1)トランプ系論と2025年度版NSS
ドンロー・ドクトリンとは?トランプ系論と西半球の重要性
東秀敏