日本 呪縛の構図~日本の重要性と懸念
この講義シリーズは第2話まで
登録不要無料視聴できます!
▶ 第1話を無料視聴する
閉じる
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
日本の政治経済を真に理解するにはその文化を知ることだ
日本 呪縛の構図~日本の重要性と懸念(3) 日本文化の特色(英語版)
在日40年を誇る筑波大学名誉教授R・ターガート・マーフィー氏は、日本の政治経済を真に理解するには日本文化にも精通しなければならないと強調する。マーフィー氏から見た日本文化の特色は、「まじめさ」と「共同体意識」にある。サブカルチャーやおもてなしといったわが国の文化は、外側の世界からどう見えているのだろう。(2016年12月6日開催日本ビジネス協会JBCインタラクティブセミナー講演「日本 呪縛の構図~この国の過去、現在、そして未来」より、全6話中第3話、英語版)
時間:3分52秒
収録日:2016年12月6日
追加日:2017年2月16日
カテゴリー:
≪全文≫

●世界を席巻する、日本のポップカルチャー


And then the second lesson, the second lesson is that the Japanese, this elements of Japanese culture is a key to understanding so much also about Japan.

 私が『日本 呪縛の構図』で示したかった第二の話題は、日本文化の要素を知ることが日本をよりよく理解する鍵になるということです。

Back in the 1990s, when I would go back to the States for holidays or something like that, I discovered that Japanese popular culture was making inroads abroad particularly in the United States that I was unaware of. My nephews were then small boys, and they were carrying on about the Ninja Turtles and Pokemon and so forth and they were really impressed that their uncle came from the land of Ninja and Pokemon.

 1990年代に話を戻します。私は休暇などで一時的にアメリカに戻ると、特に日本のポップカルチャーがずいぶんと浸透していることを発見しました。当時まだ幼かった私の甥がニンジャ・タートルズやポケモンのゲームを持ち歩いていることは知らなかったのですが、彼らにとって、おじの私が忍者とポケモンの国から来たことは、とても印象的なことだったようです。

Very surprised at this, yes. And I mean, you see today this global fascination with aspects of Japan’s contemporary culture. I mean, the term otaku for example, has become widely understood, as if things like cosplay, Hello Kitty, anime and manga, all that sort of stuff.

 今でこそ、日本の現代文化に世界が魅了されるのは当たり前のことになりましたが、当時はずいぶん驚きました。「オタク」という言葉はすでに世界的によく広まっていますし、コスプレやハローキティ、アニメ、漫画なども同様です。

Now, what's interesting is this is not the first time this has happened in the history. There was a similar impact on Europe of late Edo period popular culture, particularly in the ukiyo-e. And this two phenomenon in the late 19th century and what’s been happening in last 20 years are similar in that what made an impact, a big impact overseas was not established cultural forms, but rather things that were be...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
「政治と経済」でまず見るべき講義シリーズ
墨子に学ぶ「防衛」の神髄(1)非攻と兼愛
『墨子』に記された「優れた国家防衛のためのヒント」
田口佳史
台湾有事を考える(1)中国の核心的利益と太平洋覇権構想
習近平政権の野望とそのカギを握る台湾の地理的条件
島田晴雄
日本人が知らない自由主義の歴史~前編(1)そもそも「自由主義」とは何か
消極的自由と積極的自由?…なぜ自由主義がわかりづらいか
柿埜真吾
外交とは何か~不戦不敗の要諦を問う(1)著書『外交とは何か』に込めた思い
外交とは何か…いかに軍事・内政と連動し国益を最大化するか
小原雅博
デジタル全体主義を哲学的に考える(1)デジタル全体主義とは何か
20世紀型の全体主義とは違う現代の「デジタル全体主義」
中島隆博
ポスト国連と憲法9条・安保(1)国連の構造的問題
核保有する国連常任理事国は、むしろ安心して戦争できる
橋爪大三郎

人気の講義ランキングTOP10
習近平―その政治の「核心」とは何か?(1)習近平政権の特徴
習近平への権力集中…習近平思想と中国の夢と強国強軍
小原雅博
歴史の探り方、活かし方(3)古書店巡りからネット書店へ
ネット古書店で便利に買える時代…「歴史探索」の意義とは
中村彰彦
内側から見たアメリカと日本(1)ラストベルトをつくったのは誰か
日本でも中国でもない…ラストベルトをつくった張本人は?
島田晴雄
エネルギーと医学から考える空海が拓く未来(4)全てをつなぐ密教の世界観
密教の世界観は全宇宙を分割せずに「つないでいく」
鎌田東二
習近平中国の真実…米中関係・台湾問題(5)恐るべき台湾への「浸透」
浸透工作…台湾でスパイ裁判が約70件、それも氷山の一角
垂秀夫
何回説明しても伝わらない問題と認知科学(3)認知バイアスとの正しい向き合い方
知ってるつもり、過大評価…バイアス解決の鍵は「謙虚さ」
今井むつみ
「宇宙の創生」の仕組みと宇宙物理学の歴史(1)宇宙の階層構造
「宇宙の階層構造」誕生の謎に迫るのが宇宙物理学のテーマ
岡朋治
編集部ラジオ2025(28)内側から見た日米社会の実状とは
島田晴雄先生の体験談から浮かびあがるアメリカと日本
テンミニッツ・アカデミー編集部
学力喪失の危機~言語習得と理解の本質(2)言葉を理解するプロセスとスキーマ
なぜ子どもは教えられても理解できないのか?鍵はスキーマ
今井むつみ
定年後の人生を設計する(1)定年後の不安と「黄金の15年」
不安な定年後を人生の「黄金の15年」に変えるポイント
楠木新