日本 呪縛の構図~日本の重要性と懸念
この講義シリーズは第2話まで
登録不要で無料視聴できます!
第1話へ
▶ この講義を再生
この講義の続きはもちろん、
6,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
世界における日本の重要性とその理由
日本 呪縛の構図~日本の重要性と懸念(4)世界における日本(通訳版)
筑波大学名誉教授R・ターガート・マーフィー氏は、今なお日本は世界にとって重要な国であると論じる。第一に、世界の製造業にとって日本企業への依存度は依然として高い。第二に、異次元の金融緩和やイデオロギー対立を感じさせない政策実施など、先進的な政治的実験を体現する国として、日本は世界から注目されている。(2016年12月6日開催日本ビジネス協会JBCインタラクティブセミナー講演「日本 呪縛の構図~この国の過去、現在、そして未来」より、全6話中第4話、通訳:福原利夫氏)
時間:9分39秒
収録日:2016年12月6日
追加日:2017年2月23日
≪全文≫

●日本だけでなく世界の産業を支える、日本の中小企業


Murphy :So this is really the second lesson, the importance of understanding Japanese culture in order to understand Japanese economics and politics, but the third lesson that I want the people to take away from this book, is that Japan still matters.

福原(通訳):それと3番目に強調したいことは、今、日本はいろいろと、その存在感が失われるなどと言われていますが、世界の中での日本の重要性は、やはり大きいと確信しています。

Murphy :There is a tendency, both here and abroad to think Japan passing and all that sort of stuff, but Japan is still a very powerful country and that is not just because of its location, the strategic location at the pivot of the world's number one economic growth area. Japan is still the world’s number three economy, and hidden elements of the economy are doing very, very well.

福原(通訳):日本の重要性ですが、「ジャパンパッシング」というような言葉で日本の存在感を軽視するような時期もありましたが、統計的に見ると日本は今でもGDPが世界で3位を誇る、確固たる経済大国ですし、アジアという世界で一番経済的に発展している地域で、軸となる国でもあります。

Murphy :I am thinking for example that, at the time of the Tohoku earthquake and then again the floods in Thailand later that year, all of a sudden supply chains around the world were disrupted.

福原(通訳):日本の重要性を端的に表す例を挙げます。例の東北の大地震の時、ご存じのように、東北にはさまざまな部品の工場がたくさんありましたが、その多くが被害を受けました。また、同じ年にタイでも例の大洪水がありましたが、現地には日本のメーカーの工場がたくさんあり、東北のパーツ工場およびタイの日本のパーツ工場が閉鎖され、パーツが供給されなくなってしまったために、世界のものづくりの産業のサプライチェーンが非常に困ってしまったのです。

Murphy :So that even though, some famous Japanese companies, consumer electronics company and some of them had difficulties, companies that are not so famous that manufacture things higher up the supply chain, ar...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「政治と経済」でまず見るべき講義シリーズ
内側から見たアメリカと日本(1)ラストベルトをつくったのは誰か
トランプの誤謬…米国製造業を壊した犯人は米国の経営者
島田晴雄
日本の財政の真実を検証する(1)膨らむ借金の知られざる実態
日本の財政の「真実」をデータで徹底検証…国際機関の分析は?
宮本弘曉
紛争が絶えない世界~私たちは何ができるか(1)「戦争の世紀」から再び戦争の時代へ
再び戦争の時代へ――私たちは何を考え、どう動くべきか
小原雅博
危機のデモクラシー…公共哲学から考える(1)ポピュリズムの台頭と社会の分断化
デモクラシーは大丈夫か…ポピュリズムの「反多元性」問題
齋藤純一
政治思想史の古典『法の精神』と『社会契約論』を学ぶ(1)二人の思想家
モンテスキューとルソー…二人の思想家の共通の敵とは?
川出良枝
ロシアのハイブリッド戦争と旧ソ連諸国(1)ロシアの勢力圏構想とNATO拡大
「ハイブリッド戦争」の実像…ロシアが考えていることとは何か?
廣瀬陽子

人気の講義ランキングTOP10
編集部ラジオ2026(39)上野誠先生の万葉集講義と現代
【10min解説】万葉集に学ぶ「公務員倫理法」の大失敗?
テンミニッツ・アカデミー編集部
ロシア人の見る「ロシアの歴史」(6)ピョートル大帝の宗教改革
王座に乗った革命家・ピョートル大帝の「宗教改革」と、ソビエト時代のロシア正教の「弾圧」と「利用」の実情
上月豊久
「良き対話」とは?――哲学から考える(2)良き対話のための「問い方」の技法
良き対話のための「問い方」の技法とは?…ソクラテス流に「YES、NO」で答えさせ、お互いの考えを確認して進む
納富信留
『万葉集』と律令社会~官僚の心得と歌宴(1)国守・大伴家持と地方社会の日常
『万葉集』でわかる奈良時代の貴族と地方豪族の関係と日常…歌人・大伴家持の歌に秘められた国守時代の苦労話
上野誠
なぜ働いていると本が読めなくなるのか問答(1)読書と教養からみた日本の近現代史
『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』で追う近現代史
三宅香帆
『源氏物語』を味わう(3)形容詞からの楽しみ方
美しい形容詞の使い分け…『源氏物語』の表現を味わう
林望
昭和の名将・樋口季一郎…キスカ・占守島編(1)キスカ島撤退作戦
5200人の将兵を救え…米軍も称賛した「キスカ島撤退作戦」の奇跡
門田隆将
ロシア「内政・経済・外交」の真実(1)国民の支持を意識するプーチン政治
ウクライナ侵攻も支持率対策か…プーチン政治の実態に迫る
上月豊久
チームパフォーマンスを高める心理的安全性(1)心理的安全性が注目される理由
なぜ今「心理的安全性」なのか、注目を集める背景に迫る
青島未佳
死と宗教~教養としての「死の講義」(1)「自分が死ぬ」ということ
世界の宗教は死をどう考えるか…科学では死はわからない
橋爪大三郎