宇宙ビジネスの現在と未来
この講義シリーズは第2話まで
登録不要無料視聴できます!
▶ 第1話を無料視聴する
閉じる
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
新しい技術を載せた人工流れ星で技術革新を起こす
宇宙ビジネスの現在と未来(5)技術革新への挑戦
未知なるものへの好奇心が人類を新たな挑戦に向かわせ、結果としてそこにビジネスチャンスが生まれる。そう考えるなら、宇宙ビジネスにチャレンジをする人たちと共に働き、応援することが、人類に新たな可能性をもたらす一歩となると言えるだろう。(全5話中第5話)
※インタビュアー:柳川範之(東京大学大学院経済学研究科教授)
時間:11分47秒
収録日:2019年9月10日
追加日:2019年12月12日
≪全文≫

●オリオン座よりも明るい都会の夜空の流れ星


柳川 これからでいうと、広い範囲に流れ星を見せて、そこで利用料といったものを頂くということだと思いますが、具体的なプラン、あるいはそうした計画は進んでいるのでしょうか?

岡島 自分たちで売っていこうというものは今、その計画を策定しているところです。一方で、海外からいろいろな問い合わせがきています。例えば、こういう式典で使いたいとか、新しくオープンさせるときに流してほしいとか、面白いところでいうと、娘の誕生日に流してほしいとか、プロポーズに使いたい、などです。

柳川 今の話だと場所が限定されるというイメージですが、「この地域に流れ星を降らせたい」というのは、どのくらいコントロールできるものなのですか?

岡島 例えば、「ピンポイントで東京タワーの真上、斜め45度に」というのは今の精度では難しいのですが、東京タワーと流れ星という絵が撮りたいという要望であれば、それは可能です。

柳川 なるほど。僕も何回か流れ星を見たことがありますが、よく見ていると、ひゅっと流れるくらいで、ばっとたくさん降ってくるところはなかなか見たことないのですが……。

岡島 ないですよね。私もありません。

柳川 数や量というのは、どのくらいのイメージなのですか。

岡島 まず、1号機目、2号機目は、1回のショーで5粒から20粒流せるという計算になっています。一気に20粒は難しいのですが、20粒が次々に出てきたり、一度に数粒出てくるというのは可能です。

柳川 素人的な質問ですが、東京などの都会では周りが明るいため、星が見えにくくて、山奥のほうが星や流れ星は見えやすいとも言われますが、都会でも見える明るさになるのでしょうか?

岡島 マイナス一等星の明るさになることが計算で分かっています。東京でも冬にはオリオン座は見えていますよね。

柳川 見えています。

岡島 オリオン座よりも明るいのです。

柳川 それは目立つ明るさですね。

岡島 ですので、見えると思います。


●無数にあるコラボレーションの可能性


柳川 順調にいけば、人工衛星をいくつも打ち上げ、何回かやれるようになっていくということですか?

岡島 そうですね。1号機目は400粒積んでいるので、一度に20粒流すとして、20回分のショーができる計算になります。3号機目以降は1000粒とか2000粒ほど搭載...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
「経営ビジネス」でまず見るべき講義シリーズ
イノベーションの本質を考える(1)イノベーションの定義
イノベーションの定義はパフォーマンスの次元が変わること
楠木建
メンタルヘルスの現在地とこれから(1)「心を病む」とはどういうことか
なぜ「心の病」が増えている?メンタルヘルスの実態に迫る
斎藤環
野獣の経営、家畜の経営(1)経営センスが育つ土壌
ファーストリテイリングで経営者が育つ理由
楠木建
エンタテインメントビジネスと人的資本経営(1)ソニー流の多角化経営の真髄
ソニー流「多角化経営」と「人的資本経営」の成功法とは?
水野道訓
東洋の叡智に学ぶ経営の真髄(1)経営とは何かをひと言で?
経営をひと言で?…松下幸之助曰く「2つじゃいけないか」
田口佳史
オリエント 東西の戦略史と現代経営論に学ぶ(1)ビジネスのヒントは歴史にあり
『失敗の本質』、中国古典…ビジネスのヒントを歴史に学ぶ
三谷宏治

人気の講義ランキングTOP10
習近平―その政治の「核心」とは何か?(1)習近平政権の特徴
習近平への権力集中…習近平思想と中国の夢と強国強軍
小原雅博
エネルギーと医学から考える空海が拓く未来(4)全てをつなぐ密教の世界観
密教の世界観は全宇宙を分割せずに「つないでいく」
鎌田東二
編集部ラジオ2025(28)内側から見た日米社会の実状とは
島田晴雄先生の体験談から浮かびあがるアメリカと日本
テンミニッツ・アカデミー編集部
内側から見たアメリカと日本(1)ラストベルトをつくったのは誰か
日本でも中国でもない…ラストベルトをつくった張本人は?
島田晴雄
歴史の探り方、活かし方(3)古書店巡りからネット書店へ
ネット古書店で便利に買える時代…「歴史探索」の意義とは
中村彰彦
何回説明しても伝わらない問題と認知科学(3)認知バイアスとの正しい向き合い方
知ってるつもり、過大評価…バイアス解決の鍵は「謙虚さ」
今井むつみ
経験学習を促すリーダーシップ(1)経験学習の基本
成長を促す「3つの経験」とは?経験学習の基本を学ぶ
松尾睦
「宇宙の創生」の仕組みと宇宙物理学の歴史(1)宇宙の階層構造
「宇宙の階層構造」誕生の謎に迫るのが宇宙物理学のテーマ
岡朋治
習近平中国の真実…米中関係・台湾問題(6)習近平のレガシー
国力がピークアウトする中国…習近平のレガシーとは?
垂秀夫
徳と仏教の人生論(1)経営者の条件と50年間悩み続けた命題
宇宙の理法――松下幸之助からの命題が50年後に解けた理由
田口佳史