真のやる気とは何か
この講義シリーズは第2話まで
登録不要で無料視聴できます!
第1話へ
▶ この講義を再生
この講義の続きはもちろん、
6,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
西郷隆盛は過去をすべて背負ったからこそ、偉大になった
真のやる気とは何か(9)問題を切り捨てず、受け入れよ
企業も人も「良い部分」だけ残して、「悪い部分」を切り捨てるのでは大成しない。あの西郷隆盛もまた、親の借金から逃げずに、生涯をかけて返済しようとしたそうだ。組織が窮地に陥ったとき、逃げずに宿命を背負う覚悟のある人だけが、運命を動かすことができる。 (全14話中第9話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)
時間:10分31秒
収録日:2020年4月10日
追加日:2020年8月28日
≪全文≫

●サラリーマンは「志」で考えれば「楽」になる


執行 僕なども自分の理念に基づいて、僕の場合は個人だから「志」ですね。自分の志以外のことは、もう一切人生にない。志というものがドーンと立ったら、それ以外のものはありません。

田村 楽になりますよね。

執行 それ以外のものがなくなるのを志というのです。だから、志は立ったけれど、「ああだから志ができない」とかいうのは、志ではない。

田村 平凡なサラリーマンが、だんだんと志が持てるようになったのです。これは「現場」です、「行動」です。これは口で、「志を持て」といっても駄目ですよね。行動するじゃないですか…。

執行 サラリーマンの場合は、会社の「理念」をまず受け入れるところからです。僕は立教出身だから、立教という学校が建った理念を勉強する。でも、立教の校史を読んでも駄目。日本で立教という学校を建てた人間の「魂」と対面しなくては駄目なのです。だから、立教の創設者のウィリアムズという聖公会の主教の伝記を日々読んでいる。それが立教出身の人間の理念になるのです。

田村 「立教の拠って立つもの」「キリンの拠って立つもの」、ここに入れたのですね。

執行 慶應 義塾大学なら福沢諭吉、早稲田大学なら大隈重信になるのでしょう。僕は、こういう人たちは、「昔の人」ではないと思う。何百年経とうが、その学校を建てた人の魂は、その学校に生きています。

 会社も同じですよ。だから、キリンでも同じことなのです。田村さんは割と知らず知らずにやっていますね。

―― 志ということを考えると、先ほど議論が出た「自由」が重要なのでしょうね。

執行 そう、「自由」です。そうなるのです。社員は僕を見て、「すごく自由だ。柔軟だ」といいますよ。

田村 自由があると楽で、これがないと不安なのです。同期より出世が遅れた、偉くないとか、不安におののいて、定年を迎えてしまうのです。でも、「志」があると、あとは自由ですから、「ここに向かえばいいのだ」ということになる。これは、先ほどからいっているように、現場のいろいろなやり取りをしながら、できることなのです。


●親の借金を背負った西郷隆盛


執行 だから、その志は、今までずっと話してきたように、一番汚いものを引き受けた人間が掴んでくる。

 家族でもそうです。各家に欠点もありますよね。その一番の欠点を引き受...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)

人気の講義ランキングTOP10
本番に向けた「心と身体の整え方」(1)ディテールにこだわる
トップアスリートが実践する「自分の高め方」とは…まず集中のスイッチを入れる方法は?
為末大
「満洲」から考える日本とアジア(9)アヘンの実態と満洲開発
満洲国の開発とアヘン問題…アヘンが資金源となったのは事実だが「同時代の世界」と比較せねば真実はつかめない
宮脇淳子
『オデュッセイア』で読み解く神話の秘密(1)物語の構造を読み解くおもしろさ
『オデュッセイア』の面白さの秘密を神話の構造から読み解く…なぜ波乱万丈の神話が人間の創作の源泉になったか
松村一男
高齢者のフレイル・認知症とその予防対策(4)認知症と共生社会の実現に向けた対策
その物忘れ、認知症かも…加齢による物忘れとの違いと一番大事なこと
小川純人
今こそ問うべき「人間にとっての教養」(1)なぜ本を読むことが教養なのか
『人間にとって教養とはなにか』に学ぶ教養と本の関係
橋爪大三郎
東横インに学ぶ「女性活躍」の秘策(1)女性支配人が支えるホテル
東横インは97%が女性支配人!女性活躍のきっかけとは
黒田麻衣子
編集部ラジオ2026(35)鶴見太郎先生の公開収録を振り返る
【10min紹介】鶴見太郎先生の公開収録を振り返る・・・お寄せいただいた声
テンミニッツ・アカデミー編集部
資本主義の再定義…哲学で考える(1)アダム・スミスの「市場と感情」
資本主義を哲学する…まずアダム・スミスの見えざる手と道徳感情論
中島隆博
AI時代と人間の再定義(1)AIは思考するのか
AIでは「思考の三位一体」が成立しない…考えるとは?
中島隆博
文明語としての日本語の登場(1)古代日本語の復元
なぜ「てふてふ」が蝶々?日本語の変遷を追う…まずは万葉仮名から
釘貫亨