営業から考える企業戦略
この講義シリーズは第2話まで
登録不要で無料視聴できます!
第1話へ
▶ この講義を再生
この講義の続きはもちろん、
6,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
なぜリベラルアーツが、ビジネスの成功に必要不可欠なのか
営業から考える企業戦略(6)「大義」と「野性の精神」
田村潤(元キリンビール株式会社代表取締役副社長/100年プランニング代表)
激動の現代にあって、日本企業はどのように乗り切っていくべきか。それにはやはり、「自分たちの会社は、こんなものではない、もっと高みに行くのだ」と挑戦する「勇気」が必要だと田村氏は言う。そして、そのような「大義」を実現するために必要なのは、「リベラルアーツ」であり、「あまり理解しようとせずに突き進む精神」だという。考えていてもわからない。自らの人間性を高めて、挑戦し、行動してくるうちに「わかってくる」。そうすることで、人間が本来持っている「すごい力」が生み出されていくのだ。(全6話中第6話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)
時間:16分06秒
収録日:2020年9月25日
追加日:2021年8月16日
≪全文≫

●「もっと高みに行くのだ」と挑戦する勇気


―― 会社の経営戦略についてですが、時代状況の変化や動きに、どう合わせていくか。ここは当然、時代も動いているので、それをどう見ていくかでしょう。これからの時代をどうやって生き抜くかを考えたときに、大事なポイントとしてどのような点をお考えでしょうか。

田村 今、大変化の時代です。やはり現在、自分たちの企業が、何のために存在しているのかということを問われていると思います。

―― はい。

田村 昨日と同じことをやっても、うまくいきません。そうすると、やはり「企業の存在意義を果たすこと」。「今だって果たしている」と言う方もいるでしょうが、でも「自分たちの会社は、こんなものではない、もっと高みに行くのだ」と思ってもらいたい。それには「勇気」が必要だと思いますが、ここをなんとか乗り越えてもらいたいと思います。なぜなら、そのほうが本人も従業員も幸せになるからです。

 そうすると、やはり理念が大事だと思うのです。もちろん、命もお金も大事です。しかし、高知支店のメンバーも言っていたのですが、「命はもちろん大事です。でも、お客様との関係の中で、命より大事なものが出てきた」という感じがあるのです。

 キリンビールを飲んで喜んでくれる。このビールを飲んで、いい1日を送ってもらえる。明日頑張ってもらえる。キリンの利益も大事だけど、それ以上に大事なのは自分たちの使命を果たすことなのだ、と。これを確立することだと思います。

 これは精神的なものですよね。これを持つのが人間なのだ、と私は思います。命と金で右往左往するのではない。命も金も大事だけども、それより大事なものがあるというのが人間なのだ、と。これはやはり精神であり、世の中のために尽くすという大義です。現在の大変化の時代を乗り越えるエネルギーは、ここから出てくるのだと思います。

 これに当たるものが企業理念なのです。企業は利益を出し続けなければいけませんから、お客さんからの支持や信頼を獲得し続けなければいけません。そのために、相手の立場に立って考えて、喜んでもらう。そこへ向かって活動していく。そうすると、お客様が喜んでくれる。すると、口で言わなくても、次第に「利他の精神」になってきます。日々の活動の中で、誰かのために役に立つ。これが、人間なのだと思います。

 それを上位の概念に...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「経営ビジネス」でまず見るべき講義シリーズ
不便益システムデザインの魅力と可能性(1)「便利・不便」「益・害」の関係
便利を求めるだけのいいの?…「不便益」で発見できる新たな魅力
川上浩司
認知バイアス~その仕組みと可能性(1)認知バイアス入門
誰もが陥る「認知バイアス」…その例とメカニズム
鈴木宏昭
チームパフォーマンスを高める心理的安全性(1)心理的安全性が注目される理由
なぜ今「心理的安全性」なのか、注目を集める背景に迫る
青島未佳
「ものがたり」のあるコンプライアンス(1)その本質とは
なぜ企業はコンプライアンスの本質から外れてしまうのか?
國廣正
ソニー流「人的資本経営と新規事業」成功論(1)人を真に活かす人事評価とは
ソニー流の「人材論」「新規ビジネス論」を具体的に語ろう
水野道訓
Microsoft Copilot~AIで仕事はどう変わるか(1)「生成AI」の画期性
「生成AI」実装の衝撃…人工知能の歴史と特長
渡辺宣彦

人気の講義ランキングTOP10
編集部ラジオ2026(35)鶴見太郎先生の公開収録を振り返る
【10min紹介】鶴見太郎先生の公開収録を振り返る・・・お寄せいただいた声
テンミニッツ・アカデミー編集部
『オデュッセイア』で読み解く神話の秘密(1)物語の構造を読み解くおもしろさ
『オデュッセイア』の面白さの秘密を神話の構造から読み解く…なぜ波乱万丈の神話が人間の創作の源泉になったか
松村一男
高齢者のフレイル・認知症とその予防対策(4)認知症と共生社会の実現に向けた対策
その物忘れ、認知症かも…加齢による物忘れとの違いと一番大事なこと
小川純人
教養としての「ユダヤ人の歴史とユダヤ教」(1)ユダヤ人とは誰のことか
ユダヤ人とは?なぜ差別?お金持ち?…『ユダヤ人の歴史』に学ぶ
鶴見太郎
小澤開作と満洲事変・日中戦争(1)少年時代の苦労と五族協和の夢
満洲で「五族協和」に命を懸けた小澤征爾の父・小澤開作
小澤俊夫
「満洲」から考える日本とアジア(8)日貨排斥と満洲事変の原因
なぜ満洲事変が起きたか…激烈な日本排斥と朝鮮人迫害、さらに一方的な条約無効化に直面した日本人の決断と失敗
宮脇淳子
プラトン『ポリテイア(国家)』を読む(1)史上最大の問題作
全米TOP10大学の必読書1位が『ポリテイア(国家)』
納富信留
「進化」への誤解…本当は何か?(1)進化の意味と生物学としての歴史
実は生物の「進化」とは「物事が良くなる」ことではない
長谷川眞理子
現代人に必要な「教養」とは?(1)そもそも教養とは何か
教養とは…本質を捉える知、他者を感じる力、先頭に立つ勇気
小宮山宏
国際地域研究へのいざない(7)明治維新の評価と人材の蓄積
幕末・維新の歴史から学ぶ「人材の蓄積の重要性」
島田晴雄