ウェビナー終了後、視聴者から多くの質問が寄せられた。ここでは「発酵食嫌いの人にも、発酵食は摂らせるようにしたほうがいいのか」「鮒寿司の<飯>の部分には、どんな栄養が含まれているのか」の質問から、納豆汁をうたった蕪村の句、小泉氏が最後の晩餐の3日目に食べたい「くさや」にも話は及んだ。(全7話中第5話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)
≪全文≫
●心にいい日本酒が、いま海外でも爆売れしている
―― これまでの小泉先生のお話を伺い、なぜ和食が身体にいいのかというのが、非常に合理的に腑に落ちました。また、お酒のところで、先生が少しおっしゃいました、心にいいというお話。心にいいというのは、とても大事ですね。
小泉 そうですね。心で飲むということがありますからね。
―― ええ。食事にしてもお酒にしても、単にいい物質が入った、悪い物質が入ったではなくて、心が豊かになれば、もう必然的にいいという。
小泉 よく言われることですが、心が豊かになって朗らかになると、免疫細胞が増える。よく笑う人、あるいは落語を聞くと免疫が急に高くなる。
―― なるほど。そう言われますね。
小泉 そういうことを言いますね。やはり心の問題もあるのだと思います。ですから、お酒も心で味わって、心で飲んでほしい。そうすると、本当にお酒の味も香りも分かります。一所懸命味わって飲むというか。
―― そうですよね。最近、とみに日本酒はおいしくなっていますからね。
小泉 そうですよ。私は今、国税庁の委員会で、日本の酒を海外に出すプロジェクトの座長をやっていますが、おかげさまで、コロナにより経済活動が停滞した現状のもと、海外で一番売れているのは日本酒なのです。
なぜ日本酒がそんなに売れているかというと、たとえば健康にいいということもあるでしょうが、一つ大きな点があります。最近大吟醸酒というのがあるのですが、これが非常にきれいな酒で、口に入れると何の差し障りもなく、コピリンコと入っていって、香りがフルーティで、素晴らしい。それの一番いい酒が、四合瓶で2500円~3000円なのです。ワインの一番いいものでは何十万円というものがあります。先日など、「これは1本、いくらですか」と聞いたら「270万円」だというので、目玉が飛び出しました。そういうのと比べると、日本酒はおいしくて、安くて、心にも良い。そういうものだと思います。
―― そうですね。ありがとうございます。
●発酵食嫌いは無理にでも治したほうがいいのか
―― それでは質疑応答の時間に入りたいと思います。
小泉 はい、どうぞ、どうぞ。
―― まず最初でございますけれども、「基本的な質問で恐縮です」と来ているものからまいりたいと思います。
小泉 結構です。
―― このご質問は、「自分は発酵食やお酒を...