メンタルヘルスの現在地とこれから
この講義は登録不要無料視聴できます!
▶ 無料視聴する
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
昭和の常識は非常識…令和の世ではマイクロアグレッション
メンタルヘルスの現在地とこれから(2)職場のコミュニケーション
斎藤環(つくばダイアローグハウス院長/筑波大学名誉教授)
時代に伴ってコミュニケーションは変化する。昭和の時代、職場では今でいうハラスメント(パワハラ、セクハラなど)的なコミュニケーションをよく見かけたが、現在では「マイクロアグレッション」といわれる、本人も自覚しない微妙なマウンティングさえも、積もればストレスを与える行為と非難される。ではどのようにコミュニケーションをとっていけばいいのか。令和のコミュニケーションについて伺った。(全6話中第2話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)
時間:10分22秒
収録日:2024年4月17日
追加日:2024年6月22日
≪全文≫

●「マイクロアグレッション」への注意が必要


―― 冒頭では、いわゆるハラスメント(パワハラ、セクハラ等々)のお話をされました。これが非常にまずいものであることはもちろん言うまでもないかと思いますし、そのあたりの認識は皆さんにかなり広まっているとは思います。ただ、そのグレーゾーンというか、ハラスメント以外のところでどう付き合うかということも含めて、下の世代も上の世代も困っていらっしゃる。ケースにもよると思いますが、何か留意すべきことはあるのでしょうか。

斎藤 一つは、最近出てきた言葉ですが、「マイクロアグレッション」という言葉があります。例えば、ハラスメントまでは行かないけれど、微妙にマウンティングしてくるなど、ちょっとした小さい攻撃性のようなことが端々でしょっちゅう出てくるタイプの上司がいると思います。そういうものが積もり積もると、ハラスメント同然のストレスになってしまいますので、その辺を考慮していく必要があるかと思っています。

―― しかし、やっているほうは、そこについてはほとんど無自覚ですね。

斎藤 そうですね。やっているほうは無自覚で、さすがにセクハラ、モラハラに関しては周りも指摘しますから気づきやすいのですが、もう少し微妙なレベルの攻撃性に関してはいちいち指摘されませんし、ほぼ性格と一体化しているところがあったりします。そのため、なかなか修正がきかないということがあって、難しいところかもしれません。

―― その典型的な例というか、どういうパターンが一番そういうものにあたりそうですか。

斎藤 そうですね。嫌味でしょうか。しょっちゅう嫌味めいたことを言うなどですね。

 同じことを伝えるにしても、微妙に嫌味を絡めてくるような言い回しですね。そういう感じで言われてしまうと、それが積もり積もってストレスにつながってくるでしょう。正面切ってのハラスメントとは少し違いますが、その辺についての配慮がこれからは求められてくるかと思います。

―― 例えば昔話的なことですね。「俺が若かった頃は」とか。

斎藤 自分がね。そういうのもそうです。

―― 「仕事というのは、そういうものだろう」といった話なども、やはりその範囲に入ってきてしまうということですか。

斎藤 来ると思いますね。その例として、ドラマで『不適切にもほどがある!』というものがありましたが、あれには...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「経営ビジネス」でまず見るべき講義シリーズ
ウォーレン・バフェットの成功哲学(1)「世界一の投資家」の実像
世界一の投資家ウォーレン・バフェット…賢人と呼ばれる理由
桑原晃弥
チームパフォーマンスを高める心理的安全性(1)心理的安全性が注目される理由
なぜ今「心理的安全性」なのか、注目を集める背景に迫る
青島未佳
営業の勝敗、キリンの教訓(1)やる気のない社員になる理由
なぜ「やる気のある社員」が日本では6%しかいないのか?
田村潤
組織改革の要諦~活性化と人材活用(1)準備、スピード、タイミング
組織改革は最初に全体像と将来像を示すのが重要
秋池玲子
メンタルヘルスの現在地とこれから(1)「心を病む」とはどういうことか
なぜ「心の病」が増えている?メンタルヘルスの実態に迫る
斎藤環
重職心得箇条~管理職は何をなすべきか(1)時代に請われ、時代に応えた佐藤一斎
リーダーの心得…幕末の偉人たちを育てた佐藤一斎に学べ!
田口佳史

人気の講義ランキングTOP10
AI時代にリベラルアーツがなぜ必要か(1)AIに置き換わる仕事と人間がやる仕事
AI時代にリベラルアーツがなぜ必要か…人間がやるべきこととは?
橋爪大三郎
編集部ラジオ2026(17)「過剰な良かれ」の落とし穴
【10minで考える】巨人・阿部監督の辞任と「過剰な良かれ」
テンミニッツ・アカデミー編集部
AI大格差~最新研究による仕事と給料の未来(7)AI時代にどう備えるか
認知症患者がAIと一緒に懐メロを歌う…AI活用の可能性ある分野
宮本弘曉
地政学入門 歴史と理論編(1)地政学とは何か
地政学をわかりやすく解説…地政学の「3つの柱」とは?
小原雅博
小澤開作と満洲事変・日中戦争(1)少年時代の苦労と五族協和の夢
満洲で「五族協和」に命を懸けた小澤征爾の父・小澤開作
小澤俊夫
学力喪失の危機~言語習得と理解の本質(5)AIに記号接地は可能か
人間とAIの本質的な違いは?記号接地から迫る理解の本質
今井むつみ
老荘思想に学ぶ(3)「過度」を戒める「道」の思想
実力、実質を伴わずにやり過ぎるのは愚の骨頂である
田口佳史
1分チャージ! 新・エクササイズ理論
たった1分で効果を上げる新運動理論と攻めのダイエット
堀江重郎
平和の追求~哲学者たちの構想(1)強力な世界政府?ホッブズの思想
平和の実現を哲学的に追求する…どんな平和でもいいのか?
川出良枝
Microsoft Copilot~AIで仕事はどう変わるか(1)「生成AI」の画期性
「生成AI」実装の衝撃…人工知能の歴史と特長
渡辺宣彦