社会人向け教養サービス 『テンミニッツ・アカデミー』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
とにかく〇〇!女性の機嫌を直す方法とは?
「いきなりキレる」「過去の失態を何度も蒸し返してくる」「共感ばかりもとめてくる」。女性にこういった態度を取られたことのある男性も多いのではないでしょうか。男女間のトラブルの種にもなりうるので、もしかすると、対処法に深く悩んでいる方もいるかもしれません。
実は、男性からするとサッパリわからないこのような女性の振る舞いも、女性の脳のしくみが分かると、スッキリ理解することができます。さらに、女性の「機嫌の直し方」まで知ることができるのです。
まずは、「いきなりキレる」「過去の失態を何度も蒸し返してくる」「共感ばかりもとめてくる」という冒頭の3つ謎について一つ一つ紐解いていきましょう。
種の保存、すなわち生殖と子育てを行うためには、まずは自己保全が第一条件になります。そのため、「怖い」「ひどい」「つらい」など、安全を脅かすような事態にともなう感情が起こった時、脳が男性よりも非常に強く反応します。男性が「いきなりキレる」と感じるのはこのためです。
ストレスに対する感度が男性脳より極めて高いため、その記憶も深く刻まれます。記憶に残りやすいからこそ、「過去の失態を何度も蒸し返してくる」というわけです。
では、「共感ばかりもとめてくる」のは、なぜでしょうか。それは、たまりやすいストレスを解消するためなのだそうです。女性脳は、共感されることによって、守ってもらえる安心感を得るとともに、ストレスを解消できるしくみを持っているのです。
まず大事なことは「ともかく共感」です。男性は「いきなり結論」を出そうとする傾向がありますが、これは男性脳の特徴であり、女性への対応法としては大きな過ちです。
たとえば、「なんだか腰が痛くて」と言われたら、いきなり「医者に行けば」なんて答えては絶対にいけません。「腰が痛いのか、それはつらいね」と共感で返すのが、女性脳への対処法としては正解とのことです。
黒川さんの正解は「君に嫌な思いをさせて、ごめん」です。「わかっているなら、なぜするの?」とさらに追い詰められたら、「(狼狽して)本当に自分でも嫌になる。不器用で、本当にごめんなさい」。逆ギレは禁物です。そんなことをすれば、事態をさらに悪化させてしまいます。
「なんでわかってくれないの?」。これも難題です。「言ってくれればいいのに」はいけません。正解は、「(きみの気持ちに)気がつかなくてごめん」。
「なんでわかってくれないの?」は、「察してほしい」ときに投げかけてくるそうです。女性にとって、「察してくれる」=「大切にしてくれる」です。
実は女性もバカバカしい質問であることを自覚して、自己嫌悪を感じながらも、寂しさや疎外感を抑えきれず、毒づいていしまうのだそうです。
だから、たとえ「バカバカしいと思っても真摯に受けとめてあげる」ことが大切です。面倒くさがらずに「きみに寂しい思いをさせたね、ごめん」と謝りましょう。
ここまで具体的な対処法を紹介してきましたが、共感の気持ちも謝罪の気持ちも持てないという方も少なくないかもしれません。でも、黒川さんによると、「心のないセリフ」でもいいのだそうです。もし、はじめは「心のないセリフ」だとしても、「あとから、優しい気持ちが追いかけてくる。それで十分」と述べています。なかなか実践するのは簡単なことではありませんが、家庭で、職場で、ぜひ試してみてください。
実は、男性からするとサッパリわからないこのような女性の振る舞いも、女性の脳のしくみが分かると、スッキリ理解することができます。さらに、女性の「機嫌の直し方」まで知ることができるのです。
まずは、「いきなりキレる」「過去の失態を何度も蒸し返してくる」「共感ばかりもとめてくる」という冒頭の3つ謎について一つ一つ紐解いていきましょう。
女性脳の3つのなぜ
人工知能研究者であり、脳科学コメンテーターの黒川伊保子さんの著書『女の機嫌の直し方』(黒川伊保子著、集英社インターナショナル)によると、女性の脳は、基本的には「哺乳類のメスとしての本能」に従っているそうです。種の保存、すなわち生殖と子育てを行うためには、まずは自己保全が第一条件になります。そのため、「怖い」「ひどい」「つらい」など、安全を脅かすような事態にともなう感情が起こった時、脳が男性よりも非常に強く反応します。男性が「いきなりキレる」と感じるのはこのためです。
ストレスに対する感度が男性脳より極めて高いため、その記憶も深く刻まれます。記憶に残りやすいからこそ、「過去の失態を何度も蒸し返してくる」というわけです。
では、「共感ばかりもとめてくる」のは、なぜでしょうか。それは、たまりやすいストレスを解消するためなのだそうです。女性脳は、共感されることによって、守ってもらえる安心感を得るとともに、ストレスを解消できるしくみを持っているのです。
「なんだか腰が痛くて」と言われたら?
女性脳の謎が解けたところで、具体的に「女の機嫌の直し方」を黒川さんの指南に沿って紹介したいと思います。まず大事なことは「ともかく共感」です。男性は「いきなり結論」を出そうとする傾向がありますが、これは男性脳の特徴であり、女性への対応法としては大きな過ちです。
たとえば、「なんだか腰が痛くて」と言われたら、いきなり「医者に行けば」なんて答えては絶対にいけません。「腰が痛いのか、それはつらいね」と共感で返すのが、女性脳への対処法としては正解とのことです。
「あなたって、どうしてそうなの?」
ときに女性から答えようのない質問をぶつけられることはありませんか。たとえば、「あなたって、どうしてそうなの?」。黒川さんの正解は「君に嫌な思いをさせて、ごめん」です。「わかっているなら、なぜするの?」とさらに追い詰められたら、「(狼狽して)本当に自分でも嫌になる。不器用で、本当にごめんなさい」。逆ギレは禁物です。そんなことをすれば、事態をさらに悪化させてしまいます。
「なんでわかってくれないの?」。これも難題です。「言ってくれればいいのに」はいけません。正解は、「(きみの気持ちに)気がつかなくてごめん」。
「なんでわかってくれないの?」は、「察してほしい」ときに投げかけてくるそうです。女性にとって、「察してくれる」=「大切にしてくれる」です。
「〇〇と私、どっちが大事?」
答えようのない質問のきわめつけは「〇〇と私、どっちが大事?」。よくあるパターンは「仕事と私、どっちが大事?」。男性もこれには困ってしまいますよね。もちろん、逆ギレはいけません。実は女性もバカバカしい質問であることを自覚して、自己嫌悪を感じながらも、寂しさや疎外感を抑えきれず、毒づいていしまうのだそうです。
だから、たとえ「バカバカしいと思っても真摯に受けとめてあげる」ことが大切です。面倒くさがらずに「きみに寂しい思いをさせたね、ごめん」と謝りましょう。
ここまで具体的な対処法を紹介してきましたが、共感の気持ちも謝罪の気持ちも持てないという方も少なくないかもしれません。でも、黒川さんによると、「心のないセリフ」でもいいのだそうです。もし、はじめは「心のないセリフ」だとしても、「あとから、優しい気持ちが追いかけてくる。それで十分」と述べています。なかなか実践するのは簡単なことではありませんが、家庭で、職場で、ぜひ試してみてください。
<参考文献・参考サイト>
・『女の機嫌の直し方』(黒川伊保子著、集英社インターナショナル)
・女の機嫌の直し方 問題解決を目指すよりまず共感の言葉を
http://blogos.com/article/232120/
・人工知能研究者が男女の脳の違いから導き出した『女の機嫌の直し方』
https://news.nifty.com/article/item/neta/12176-83678/
・『女の機嫌の直し方』(黒川伊保子著、集英社インターナショナル)
・女の機嫌の直し方 問題解決を目指すよりまず共感の言葉を
http://blogos.com/article/232120/
・人工知能研究者が男女の脳の違いから導き出した『女の機嫌の直し方』
https://news.nifty.com/article/item/neta/12176-83678/
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
より深い大人の教養が身に付く 『テンミニッツTV』 をオススメします。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。
『テンミニッツ・アカデミー』 で人気の教養講義をご紹介します。
「宇宙の階層構造」誕生の謎に迫るのが宇宙物理学のテーマ
「宇宙の創生」の仕組みと宇宙物理学の歴史(1)宇宙の階層構造
宇宙とは何かを考えるうえで中国の古典である『荘子』・『淮南子(えなんじ)』に由来する「宇宙」という言葉が意味から考えてみたい。続いて、地球から始まり、太陽系、天の川銀河(銀河系)、局所銀河群、超銀河団、そして大...
収録日:2020/08/25
追加日:2020/12/13
日本は素晴らしい歴史史料の宝庫…よい史料の見つけ方とは
歴史の探り方、活かし方(1)歴史小説と史料探索の基本
「歴史を探索していく」とは、どういうことなのだろうか。また、「歴史を活かしていく」とはどういうことなのだろうか。歴史作家の中村彰彦氏に、歴史を探り、活かしていく方法論を、具体的に教えてもらう本講義。第一話は、歴...
収録日:2025/04/26
追加日:2025/11/14
なぜ伝わらない?理解の壁の正体を今井むつみ先生に学ぶ
編集部ラジオ2025(27)なぜ何回説明しても伝わらない?
「何回説明しても伝わらない」「こちらの意図とまったく違うように理解されてしまった」……。そんなことは、日常茶飯事です。しかしだからといって、相手を責めるのは大間違いでは? いやむしろ、わが身を振り返って考えないと...
収録日:2025/10/17
追加日:2025/11/13
脳内の量子的効果――ペンローズ=ハメロフ仮説とは
エネルギーと医学から考える空海が拓く未来(2)量子論と空海密教の本質
「ワット・ビット連携」の概念がある。これは神経と血管の関係にも似ており、両者が密接に関係するところから、それをもとに人間の本質について考察していくことになる。また、中村天風の思想から着想を得て、人間の心には霊性...
収録日:2025/03/03
追加日:2025/11/13
偉大だったアメリカを全否定…世界が驚いたトランプの言動
内側から見たアメリカと日本(2)アメリカの大転換とトランプの誤解
アメリカの大転換はトランプ政権以前に起こっていた。1980~1990年代、情報機器と金融手法の発達、それに伴う法問題の煩雑化により、アメリカは「ラストベルト化」に向かう変貌を果たしていた。そこにトランプの誤解の背景があ...
収録日:2025/09/02
追加日:2025/11/11


