社会人向け教養サービス 『テンミニッツTV』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
葵=めろん!?驚きの「キラキラネーム」とは?
名前は親がわが子に与えるこの世で初めてのプレゼント。その名づけは、夫婦のみならずその家族まで巻き込んだ大騒動になることも少なくありません。
スタッフのなかにも2015年に第一子が産まれた者もいますが、やれ「画数がよくない」とか、やれ「親戚の名前とかぶる」とか、さまざまな横やりが入った後に、なんとかしっくりくる名前をつけることができたと話していました。
個性を尊重し、オンリーワンであることこそが素晴らしいという時代のせいなのか、近年は名づけのバリエーションが大変豊富になりました。特に昨今取り沙汰されているのが俗にいう「キラキラネーム」。漢字を見ても読み方が分からなかったり、そもそも読み方が珍しかったりする名前をこう呼びます(ネット上では、よりネガティブな意味合いを込めてインターネットスラングを使い「DQN(ドキュン)ネーム」と呼ばれることもあります)。
最近のキラキラネームにはどのような傾向があるのでしょうか。名づけを専門的に扱うサイト「赤ちゃん名づけ」の「2017年上半期赤ちゃん名づけトレンドランキング」から考えてみましょう。
明治安田生命が毎年発表している「名前ランキング」では、2016年の1位は男の子が「大翔」、女の子が「葵」でした。それぞれ、さすが1位になるようなポピュラーな名前だと思いきや、読み方を見てみると大変。大翔はまだ「おおか」「かける」「しょう」「つばさ」など、なんとなくのイメージで読みをあてたものが多いのですが、葵は「あかね」「ひまわり」「めろん」など、そもそも種類が違う読み方をつけている方もいるようです(言うまでもなく葵は植物の名前です)。
ちなみに、赤ちゃん名づけでランキング1位の「心桜」は、以下のような読み方があるそうです。みなさん、発想力が豊かですね…。
心桜=こころ/こはる/ここあ/ここな/さくら/しお/みくら/みさ/りお/みさき
これには、各メディアで芸能人・一般人問わず、さまざまなキラキラネームが紹介され、「受験や就職で不利になる」「親の常識を疑われる」という風潮が世間一般に高まってきたことが影響しているのかもしれません。
「あくまで見た目(漢字)は普通。だけど中身(読み方)で個性を発揮!」
そんな名づけのトレンドが透けて見えてきました。
スタッフのなかにも2015年に第一子が産まれた者もいますが、やれ「画数がよくない」とか、やれ「親戚の名前とかぶる」とか、さまざまな横やりが入った後に、なんとかしっくりくる名前をつけることができたと話していました。
個性を尊重し、オンリーワンであることこそが素晴らしいという時代のせいなのか、近年は名づけのバリエーションが大変豊富になりました。特に昨今取り沙汰されているのが俗にいう「キラキラネーム」。漢字を見ても読み方が分からなかったり、そもそも読み方が珍しかったりする名前をこう呼びます(ネット上では、よりネガティブな意味合いを込めてインターネットスラングを使い「DQN(ドキュン)ネーム」と呼ばれることもあります)。
最近のキラキラネームにはどのような傾向があるのでしょうか。名づけを専門的に扱うサイト「赤ちゃん名づけ」の「2017年上半期赤ちゃん名づけトレンドランキング」から考えてみましょう。
読み方の多様化が顕著
一見すると普通の名前に見えて、実は読み方で他と差を付ける親御さんも多いようです。名づけの専門サイト「赤ちゃん名づけ」の「2017年上半期赤ちゃん名づけトレンドランキング」で3位になった「颯」は、普通に読めば「はやて」や「そう」なのですが、「そうや」「そら」「たくみ」「たける」「りゅう」など、目を疑うような読みのオンパレード!どれも漢字辞典に載っている読みにかすりもしていません。明治安田生命が毎年発表している「名前ランキング」では、2016年の1位は男の子が「大翔」、女の子が「葵」でした。それぞれ、さすが1位になるようなポピュラーな名前だと思いきや、読み方を見てみると大変。大翔はまだ「おおか」「かける」「しょう」「つばさ」など、なんとなくのイメージで読みをあてたものが多いのですが、葵は「あかね」「ひまわり」「めろん」など、そもそも種類が違う読み方をつけている方もいるようです(言うまでもなく葵は植物の名前です)。
ちなみに、赤ちゃん名づけでランキング1位の「心桜」は、以下のような読み方があるそうです。みなさん、発想力が豊かですね…。
心桜=こころ/こはる/ここあ/ここな/さくら/しお/みくら/みさ/りお/みさき
キラキラネーム=不利、非常識という風潮
「光宙(ぴかちゅう)」、「泡姫(ありえる)」、「主人公(ひーろー)」など、過去には目を疑うようなキラキラネームがたくさん取り沙汰されましたが、近年は少し落ち着いた印象があります。先述のスタッフによると、わが子が通う保育園(100人規模)の名簿を見ても、ぎょっとするような名前(漢字)の園児は見当たらないとのことです。これには、各メディアで芸能人・一般人問わず、さまざまなキラキラネームが紹介され、「受験や就職で不利になる」「親の常識を疑われる」という風潮が世間一般に高まってきたことが影響しているのかもしれません。
「あくまで見た目(漢字)は普通。だけど中身(読み方)で個性を発揮!」
そんな名づけのトレンドが透けて見えてきました。
<参考サイト>
・赤ちゃん名づけ
https://namae-yurai.net/trendRanking.htm?rankingId=9
・明治安田生命
http://www.meijiyasuda.co.jp/enjoy/ranking/index.html
・赤ちゃん名づけ
https://namae-yurai.net/trendRanking.htm?rankingId=9
・明治安田生命
http://www.meijiyasuda.co.jp/enjoy/ranking/index.html
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
“社会人学習”できていますか? 『テンミニッツTV』 なら手軽に始められます。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,300本以上。
『テンミニッツTV』 で人気の教養講義をご紹介します。
経営をひと言で?…松下幸之助曰く「2つじゃいけないか」
東洋の叡智に学ぶ経営の真髄(1)経営とは何かをひと言で?
東洋思想を研究する中で、50年間追求してきた命題の解を得たと田口佳史氏は言う。また、その命題を得るきっかけとなったのは松下幸之助との出会いだった。果たしてその命題とは何か、生涯の研究となる東洋思想とどのように結び...
収録日:2024/09/19
追加日:2024/11/21
次の時代は絶対にアメリカだ…私費で渡米した原敬の真骨頂
今求められるリーダー像とは(3)原敬と松下幸之助…成功の要点
猛獣型リーダーの典型として、ジェネラリスト原敬を忘れてはならない。ジャーナリスト、官僚、実業家、政治家として、いずれも目覚ましい実績を上げた彼の人生は「賊軍」出身というレッテルから始まった。世界を見る目を養い、...
収録日:2024/09/26
追加日:2024/11/20
冷戦終焉から30年、激変する世界の行方を追う
ポスト冷戦の終焉と日本政治(1)「偽りの和解」と「対テロ戦争」の時代
これから世界は激動の時代を迎える。その見通しを持ったのは冷戦終焉がしきりに叫ばれていた時だ――中西輝政氏はこう話す。多くの人びとが冷戦終焉後の世界に期待を寄せる中、アメリカやヨーロッパ諸国、またロシアや同じく共産...
収録日:2023/05/24
追加日:2023/06/27
遊女の実像…「苦界と公界」江戸時代の吉原遊郭の二面性
『江戸名所図会』で歩く東京~吉原(1)「苦界」とは異なる江戸時代の吉原
『江戸名所図会』を手がかりに江戸時代の人々の暮らしぶりをひもとく本シリーズ。今回は、遊郭として名高い吉原を取り上げる。遊女の過酷さがクローズアップされがちな吉原だが、江戸時代の吉原には違う一面もあったようだ。政...
収録日:2024/06/05
追加日:2024/11/18
国の借金は誰が払う?人口減少による社会保障負担増の問題
教養としての「人口減少問題と社会保障」(4)増え続ける社会保障負担
人口減少が社会にどのような影響を与えるのか。それは政府支出、特に社会保障給付費の増加という形で現れる。ではどれくらい増えているのか。日本の一般会計の収支の推移、社会保障費の推移、一生のうちに人間一人がどれほど行...
収録日:2024/07/13
追加日:2024/11/19